八重の桜 照姫
というと、
稲森いずみ演じる清楚で気品あって奥ゆかしい佇まい。
と同じく、
綾野剛演じる会津藩主・松平容保の正室で、中村梅之助演じる先代・松平容敬の実の娘、すなわち中西美帆演じる敏姫。
ともに気がかりなところ。
しかし、ここでは中西美帆について、触れてみようかな。
稲森いずみ同様、NHK大河ドラマ『八重の桜』第2回から登場した中西美帆は、1988(昭和63)年12月、兵庫県神戸市生まれの25歳。
高校1年生の頃、父親から近所に女優・原節子が住んでいることを聞き、代表作の『東京物語』を鑑賞したことが、女優を志すきっかけ。
以後、古典的な映画作品を「1日1本必ず鑑賞する」という課題を自身に課し、映画鑑賞の資金稼ぎに3年間、横浜スタジアムでのビール売りのアルバイト。1日525杯のビールを売り上げた記録も。
「女優になるからには手に職を付けてから」という両親の希望で、調理学校へ通学し調理師免許を取得。
並行して親の知人の紹介で高樹一生事務所の社長と出会い、「使い捨てじゃない女優を」という社長の厳命で、調理師学校卒業後の20歳から2年間のレッスン。
女優デビューは、2009(平成21)年の舞台『奇跡の人』のアニー・サリヴァン役。
2011(平成23)年10月放送のNHK土曜ドラマ『神様の女房』最終話では、松下幸之助(筒井道隆)の娘・幸子役でドラマデビュー。
これからの勉強のため、同年公開の映画『神様のカルテ』の撮影現場を訪れたところを、深川栄洋監督の目に留まり、脚本にない看護師役を与えられて、映画デビュー。
尊敬する女優は、岸恵子。
話は戻って、『八重の桜』第2回。
容保の正室となる敏姫、
照姫と容保の姉妹の関係が何気に気になる様子。
姉妹とはいえ、血のつながりのない義理の関係、すなわち養女と養子。
胸騒ぎらしきものが垣間見えているようで...。
他局の放送では、照姫と容保が関係を持つかのような描写もあるらしく...。
厳然たる史料が乏しいからといって、そりゃないでしょう、NHKですからね。
ならば、何のための会津松平家第14代当主・松平保久氏への表敬訪問なのかなあ。
「皆の心を打つ照姫像をつくってほしい」というお達しはどうなってしまうのかなあ。
しかしそれでも、照姫は平時においても有事においても、凛としていたはず。
会津女性の鏡とされていたならば。
稲森いずみ演じる照姫、
敏姫演じる中西美帆、
どのような会津女性の姿を、
凛とした姿を、
魅せてくれるのか?
しっかりと見届けておかないと。
2013-01-22 |
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