八重の桜 山川大蔵 玉山鉄二
とうとうこの日が...。
7月7日日曜日。
NHK大河ドラマ『八重の桜』第27回。
あの会津戦争では、悲劇が相次いでゆくゆえ、重い気持ちにさせられるものの、今年の七夕の放送にふさわしい見せ場がついに。
物語は、すでに新政府軍による鶴ヶ城の包囲ゆえ、局地戦へ。
籠城戦の長期化で兵糧が底を突くことも時間の問題と察した山川大蔵(玉山鉄二)は、まさに"知恵の山川"にふさわしく、熟慮の末に離れ業を実行させることに。
それは、会津地方で長きにわたって大切にされている伝統芸能・彼岸獅子を舞いながの入城を装うことでの、兵糧と武器と弾薬の調達。
離れ業は見事に成功。
敵も感服するくらいの鮮やかさ。
会津藩の人たちにすれば、激戦における束の間の最大の喜びだったという。
33年4ヶ月ぶりか。
1980(昭和55)年放送のNHK大河ドラマ・山田太一脚本の『獅子の時代』の第10話「鶴ヶ城攻防」以来だなあ。
七夕の放送であること、
「3.11」こと東日本大震災からの復興への勇気づけの一環であること、
それらを考慮すれば、より盛大になるかもしれない。
かの彼岸獅子とは、関東・東北に分布している"風流系の獅子舞"の一つ。
1人1匹を担当し、それぞれが腹に括り付けられた太鼓を叩きながら舞うという。
山川大蔵を演じる玉山鉄二。
海外で急進的な攘夷の愚かさを学んで内政に活かし、戦では銃撃戦を有利に闘うために、自ら髷を切り落として洋装し、周囲を巧妙に鼓舞して敵と対峙する勇猛果敢さ。
自ら馬に乗って先導するんだろうなあ。
これはより面白くなりそうだ。
その放送の時、どうしようかなあ。
お祭りを静かに見守る心積もりで、「磐梯蔵づくり 会津なまそば 2種セット」をじっくり味わいながら、観ようかなあ。
地元の蔵でじっくりと時間をかけて熟成させたそばを味わいながら...。
いや、シーンに夢中になってそばを食べるのを忘れるくらい、そばが伸びるくらいシーンを引き延ばしてくれるとか。
そうすれば、ドラマとはいえ、逆境に陥ったという実感ながらも"誰かがそばにいる"という安心した気持ちでいられるかも。
その売り上げは、被災した子どもたちが社会を支える自立した20歳へ成長させるための、「ハタチ基金」へと寄付されるとのことです。
以後、山川大蔵は山川浩と改名し、
斗南藩の大参事就任、
1871(明治4)年の廃藩置県後の東京移転、
明治政府の勧めによる陸軍入り、
傍らでの会津藩出身者の学費の免除や就職の斡旋への尽力、
1874(明治7)年の"佐賀の乱"の参戦、
1877(明治10)年の西南戦争の熊本城籠城戦での薩摩軍撃退へ。
そして、10月27日日曜日放送の第43回での、末の妹・咲改め捨松(水原希子)の結婚を気に掛ける兄としての顔。
さらに、最後の総仕上げなのかなあ、12月8日日曜日放送の第49回。
川崎尚之助(長谷川博己)の遺言として書き残した『会津戦記』を世に広めるための働きかけ、そして晩年の松平容保(綾野剛)への拝謁。
どう魅せてくれるのかなあ。
2013-05-29 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0