風立ちぬ ジブリ 声優 瀧本美織
これは面白い。
スタジオジブリ最新作のアニメ映画で宮崎駿監督の『風立ちぬ』が、7月20日土曜日に公開か...。
それは、宮崎監督が『崖の上のポニョ』以来5年ぶりに描く最新作で、堀辰雄氏の名作『風立ちぬ』をイメージした物語。
自身が雑誌『Model Graphix(モデルグラフィックス)』(大日本映画)の2009年4月号から2010年1月号にかけて連載した原作を基に、堀越二郎という実在のゼロ戦の設計者の生涯と、結核の美少女・里見菜穂子(さとみなおこ)との、はかなげな物語。
主人公・二郎の声優を務めるのは、『エヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの総監督の庵野秀明氏。
相手役のヒロイン・菜穂子の声優を務めるのは、あの2010(平成22)年10月から2011(平成23)年3月まで放送されたNHK朝ドラ『てっぱん』のヒロインで、長編アニメ映画初挑戦となる、瀧本美織。
起用理由は、かの高畑勲氏の「彼女はいい、何よりも演技力が素晴らしい」という推薦によるもの。
宮崎監督としては、瀧本美織を当初「声質は違うけど、芝居がいい」という感想でしかなかったが、いざ収録本番では、瀧本自身あらかじめ菜穂子のイラストを目に焼き付けていたことが功を奏して、菜穂子の理想とする声質に変化して喜んだという。
瀧本曰く、普段から話している声と違って驚いたとのことで、自然体な状態を収録できて満足だったとか。
確かに雰囲気や出で立ちはいくらか大人っぽくなったけど、明るくて純真無垢でひたむきな姿は美しいし、泣き笑いは絶品だ。
NHK朝ドラ『てっぱん』やTBS『美男ですね』での頃を彷彿とさせそうだ。
なお、他の声優陣は、
二郎の友人で会社の同僚・本庄季郎に西島秀俊。
二郎の上司・黒川に西村雅彦。
黒川夫人に大竹しのぶ。
二郎の会社の設計課課長・服部に國村隼。
軽井沢で出逢う謎のドイツ人・カストルブに元スタジオジブリ取締役のスティーブン・アルバート。
菜穂子の父親に風間杜夫。
二郎に母親に竹下景子。
二郎の妹・加代に志田未来。
世界的に知られた飛行機製作者・カブローニに野村萬斎。
物語は、やや悲しくてはかなげだろうけど、映画館の中では清涼感あふれる夏になりそうかなあ。
2013-06-06 |
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