井上真央 綾野剛 白ゆき姫殺人事件
初共演か。
ともに演技力の評価の高い実力者だけに、楽しみだなあ。
昨年2012(平成24)年7月26日木曜日に集英社より発売された、湊かなえ原作の単行本『白ゆき姫殺人事件』の映画化が決定したという。
監督は、あの『ゴールデンスランバー』を手掛けた中村義洋。
すでに撮影は入っており、公開は来年2014(平成26)年春。
物語は、美人と評判だった化粧品会社社員の殺人事件を中心に展開。
事件発生後、様々な憶測の飛び交う中、被害者と同期で地味でつまらない容姿の主人公・城野美姫(井上真央)に疑惑の目が向けられ、ネットや報道で持ち上がった噂が、真実であるかのように作り上げられてしまい、彼女は窮地に。
綾野剛演じるは、彼女を追うワイドショーのディレクター・赤星雄治。
追われる女となる井上真央。
追う男となる綾野剛。
肝心の原作に目を通してみたけど、
いわゆるネット社会で根拠のない噂もしくは情報の広まる恐ろしさを過程を含めて描いているかのような実験的な小説かな。
前半分が、各登場人物の独白。
後半分が、"事件に関するネットの記事"と"事件に関する週刊誌の記事"という珍しい構成。
独白と記事項目は、時系列ごとにタグ付けされていて、同時に読みこなすことに難儀してしまったかなあというのが、正直なところ。
結局のところ、事件も単純な結末で消化不良な気持ちだけが、残ってしまったかのよう。
あらゆる伏線を張りすぎてしまって、完全に回収しきれなかったことが、災いしてしまったのかなあ。
それゆえか、中村義洋監督の巧妙な手法と、井上真央と綾野剛それぞれの難易度の高い演技力の駆け引きが、ヒットの鍵かもしれない。
2013-07-16 |
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