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たぶんねこ 畠中恵

 たぶんねこ/畠中恵

 たぶんねこ/畠中恵
価格:1,470円(税込、送料込)



たぶんねこ 畠中恵

7月22日月曜日、新潮社より発売。

「しゃばけ」シリーズ第12弾か。


あの畠中恵のファンタジー時代小説で、第1弾の『しゃばけ』が、2001(平成13)年に第13回ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してから、いくらか気になっていた。

今回も短編集で、「跡取り三人」、「こいさがし」、「くたびれ砂糖」、「みどりのたま」、「たぶんねこ」。


廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の跡取り息子で、周囲から「若旦那」と呼ばれる、ひ弱な一太郎。

過保護な手代である兄や(にいや)の佐助と仁吉といった、それぞれの妖(あやかし)。

それぞれが協力して事件を解決してゆく物語は、まさに真夏の読書にふさわしく...。


一連のシリーズにおける一太郎の寝込む姿と、佐助や仁吉の過保護ぶりといった、それぞれの面白おかしさは、本当に読みごたえあって楽しめるもの。


今回の場合は、兄やたち抜きで事件を解決してゆく一太郎の成長が見られて、嬉しかったなあ。

いつまでも、寝込んだままの姿は、切なすぎるのもだから。



これからも夏がめぐる度に、一息ついたら、ふと読みたくなりそうだ。

2013-08-04 | 共通テーマ:日記・雑感 | nice!(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

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