スナックさいばら おんなのけものみち 西原理恵子
8月24日土曜日放送のTBS情報番組『王様のブランチ』の「文芸書ランキングTOP10」の第10位に、西原理恵子執筆の『スナックさいばら おんなのけものみち ガチ激闘篇』(角川書店)がランクイン。
先月7月31日水曜日に発売されたばかりの、西原理恵子流の実践版人生指南書とのこと。
男女ともに助け合う大切さが謳われて久しいご時世の中、これからを強く逞しく生き抜くためにも、西原理恵子氏ほど波瀾万丈な人生から、学べるものは大きいだろうと直感した勢いで、購入することに。
「辛い時こそ笑い飛ばそう!」という謳い文句があれば、すぐ知りたくなってしまうんだよなあ。
内容は、家庭内におけるしんみりする話や重いテーマで大部分を占めていて...。
「人殺しのベランダ」とか「地獄の沙汰からの生還」とか「我が家のサイテー料理選手権」など、独特の観察眼をもって笑い飛ばす姿、凄まじすぎる。
とは言っても、これは実践版人生指南書の第3弾。
どうしてこのような、"アンチ正論"を前面に出すまでに至ったのかを知る必要があると思い、
1月29日火曜日発売の第1弾『スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇』、
5月1日水曜日発売の第2弾『スナックさいばら おんなのけものみち バックレ人生大炎上篇』、
それぞれ一気に読んでみることに。
『七転び八転び篇』では、スナックママに扮した"サイバラ"の語り口による文体。
恋愛、結婚、出産、子育て、嫁姑問題など、キレイゴトでは済まされない問題は本当に多いもの。
全体を通して若い世代向けかな。
会社での理不尽に遭遇した際のストレス発散に使えそうだ。
『バックレ人生大炎上篇』では、「恋愛でのこりゃないわの話」や「おひとりさまの話」などのそれぞれの女性の懺悔が気になった。
例え、自分とはかけ離れた内容であっても、"サイバラ"のツッコミに笑ってしまったり、自身の人生を照らし合わせてみたり、いろいろと思うこともできる本だった。
いずれにせよ、生きることは優先順位を決断する作業。
決して忘れないためにも、折りをみて、繰り返し読んでみようかな。
2013-08-26 |
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