NHK BSプレミアム 菜の花ラインに乗りかえて
千葉発地域ドラマとして、10月9日水曜日22時より放送。
物語の主人公は、恋も仕事も順調な国際線キャビンアテンダント・本多かおり(吹石一恵)。
ある日、突然襲ったリストラに端を発し、失恋などの不幸の数々で失意にさいなまれて...。
母・頼子(浅田美代子)のいる実家の千葉県の房総半島に帰省することとなったかおりは、再び出逢うこととなった。
それは、少女時代に乗ったことのある、美しい田園や菜の花に包まれた里山を縫いながら、房総半島をゆっくりと横断する黄色い列車のローカル線・かざみ鉄道。
折しも、かざみ鉄道の再生に尽力する社長・松戸隆(渡辺正行)の号令で、鉄道運転士募集の知らせ。
かおりは貯金から訓練費700万円を捻出して、鉄道運転士を目指すことに。
かおりと同じく運転士を目指す訓練生には、飄々とする裏で重大な過去を秘める元大手家電メーカー・エリートサラリーマン・神崎和也(石黒賢)、68歳にて運転士に挑戦する目的も素性も謎の老人・鴨川善三郎(梅宮辰夫)がいて...。
そして、鉄道に詳しく、訓練生の運転になぜか厳しいダメ出しをする不思議少女・市原優(小川涼)の存在感。
それぞれひとクセもふたクセもある人たちの相乗効果で、素晴らしい成長物語になりそうな予感。
吹石一恵の国際線キャビンアテンダントの姿といえば、思い出した。
2008(平成20)年11月より公開された映画『ハッピーフライト』では、国際線初乗務となる新人キャビンアテンダント・斎藤悦子(綾瀬はるか)のインストラクター・田中真里。
サービスはそれなりにこなせるものの、悦子のマイペースさに翻弄され何度も注意する破目になったり、不条理な態度をとる客への対処に未熟さが見られたりといった役どころ。
この度のドラマでは、恋も仕事も順調だったものの、突然襲ったリストラや失恋。
ともに共通することといえば、終盤に向けて勢いを盛り返すということかなあ。
考えてみれば、国際線キャビンアテンダントによるアイディアを第三セクター鉄道の再生に活用した実績のある地方が存在したかのような...。
いや、小説だけの話かも?
いずれにせよ、
あの上川隆也を輩出した演劇集団キャラメルボックスの脚本家・真柴あずき、
地元出身の渡辺正行、
仕事柄ゆえ何度も千葉を訪れて思い入れのある片岡鶴太郎のメインビジュアルと、もなか屋のおじさんとしての特別出演。
NHK千葉放送局の開局70周年記念作品にふさわしい、地域ドラマか。
楽しみだ。
2013-09-12 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0