八重の桜 あらすじ ネタバレ 第43回
10月27日日曜日放送。
政府と対立して辞任した大隈重信池田成志は、後の早稲田大学の前身となる東京専門学校を開校。
京都では、陸軍大阪鎮台に従事する山川浩(玉山鉄二)が、覚馬(西島秀俊)を訪ねて15年ぶりの再会。
西洋の学問と文化を習得してアメリカから帰国した末妹・捨松(水原希子)と津田梅子(河北麻友子)の将来のために、便宜を図ってほしいという。
彼女らが打ち明けるには、女子の高等教育の必要性を文部省に進言するものの、儒学の価値観の色濃く残る日本では、全然取り合ってもらえなかったとのこと。
今すぐ実現とまでにはいかないものの、覚馬が彼女らへ最善を尽くすことを約束して間もない頃、浩は陸軍省人事局へ栄転。
そんなある日のこと、大山巌(反町隆史)が浩を訪ねてきて、捨松との結婚を願い出た。
巌をそこまでの気持ちにさせたのは、以前に従兄弟の西郷従道邸で開催された西洋式パーティーで、日本人の容姿ながらも怖気づくことなく西洋人と英語で会話し周囲から際立っている捨松を見初めてから。
巌はすでに捨松が会津の人間であることを周囲から耳にしていた。
意を決して捨松に接してからは、将来の日本のあり方に関する話から切り出して...。
途切れることのない会話を続ける中、
「海外に出れば同じ日本人」
捨松のその考えに心を打たれた。
同時に、捨松が幕末以来の懸案である不平等条約改正の原動力になれると予感して....。
しかし、浩は当然のごとく大反対。
会津を捨て石にした薩摩による政治的な駆け引きの道具として、妹が利用されることに大激怒した浩は巌を門前払いに。
ところが、捨松は巌に惚れ込んでいた。
ただ、亡き川崎尚之助(長谷川博己)の書き記した『会津戦記』に目を通して涙する兄・浩の後姿を目の当たりにして、会津の汚名返上のために、自身を海外に留学させた兄の思いを察して、戸惑うことに。
折しも、浩から事情を耳にして、八重(綾瀬はるか)と襄(オダギリジョー)が、捨松の元へ。
京都へ戻ることを決心した捨松は、八重と襄が互いに惹かれ合って夫婦になったことを羨ましく感じ、思いを切々と訴えて...。
翌日、意を決した八重と襄は、捨松を連れて山川家へ。
驚いたことに、巌もすでに来ていた。
話し合いのまとまらないことに業を煮やした八重は、巌に腕相撲の勝負を申し出る。
八重が勝ったら捨松を京都へ、巌が勝ったら捨松と結婚、という条件。
勝負が始まり、かつて兄・覚馬や亡き前夫・尚之助を背負った八重だけに、腕力の強さは、巌を圧倒。
しかし、巌の負ける寸前、捨松が巌に檄。
迂闊に気を取られてしまった八重は、勢いを削がれてしまい、逆転負け。
しかし、勝負のなりゆきを見届けた皆に、もうわだかまりはなかった。
1883(明治16)年12月、巌と捨松は、完成したばかりの洋風社交場・鹿鳴館で結婚式を挙げた。
一方、政治面においては、さかのぼること4ヶ月前の8月、
憲法の考察のための洋行から帰国した伊藤博文(加藤虎之介)が、国の行く末の鍵は、強力な官僚組織にありとし、東京帝国大学(現・東京大学)を将来の有能な官僚育成機関とすることを宣言することに。
この物語で、山川捨松改め大山捨松を演じた水原希子は、テレビドラマかつNHK大河ドラマは初出演。
2003(平成15)年以来、ファッション雑誌『Seventeen』『ViVi』『MAQUIA』の専属モデルで国内外で名を馳せて、女優デビューは2009(平成21)年公開の村上春樹原作の映画『ノルウェイの森』。
以後、2本の映画に出演。
そして、今年3月公開で東野圭吾原作・大友啓史監督の映画『プラチナデータ』で演じた、DNA捜査システムの作者で優秀な数学者の蓼科早樹。
父親がアメリカ人で母親が在日韓国人のハーフとしての生い立ちに加え、国内外で場数を踏んできたきたことあってか、なかなか知的だった。
一方の反町隆史。
もうすでに、あのフジテレビの人気ドラマ『ビーチボーイズ』(1997年)や『GTO』(1998年)に登場したイケメンじゃない。
風格ある人物になった。
2005(平成17)年10月放送の日本テレビ・終戦60年特別ドラマスペシャル『日本のシンドラー杉原千畝物語・六千人の命のビザ』からだろうなあ。
将来の飛躍と大成が待ち遠しいや。
2013-09-27 |
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