八重の桜 あらすじ ネタバレ 第44回
11月3日日曜日に放送。
1884(明治17)年2月、徴兵令改正に伴い、私立学校学生の徴兵猶予の恩恵が廃止へ。
官立学校学生の徴兵猶予の恩恵だけが存続されるのは不当として、襄(オダギリジョー)は伊藤博文(加藤虎之介)に官立同様の恩恵の存続を訴えるが、自由と自立を第一とする学校として官から教育への介入を受け入れないはずが、いざ窮地の時だけ官立と同じ恩恵を求めるのは筋違いではないか、と痛いところを突かれ、襄は返す言葉がない。
そのため、同年4月、襄は八重(綾瀬はるか)に留守を任せて、賛同者からの寄付金集めを目的に、イタリアとスイスとアメリカへの船旅へ出発。
数日後、かつて覚馬(西島秀俊)とともに幕末の京にて共に奔走した、広沢富次郎改め広沢安任(岡田義徳)が、覚馬を訪ねてきた。
連れてきた縁戚の青木英二郎(永瀬匡)の将来のため、同志社にて学問をさせたいという。
覚馬は快諾して、青木を山本家の書生として採用。忙殺ゆえに、青木の身の回りの世話は時栄(谷村美月)に任せることに。
同志社で学び始めた青木だったが、生来の内気な性格ゆえなのか、周囲の学生の博学・博識に圧倒されてしまい、しばしば自己嫌悪に。
見かねた時栄は、青木を優しく気遣った。
青木は時栄に少しずつ惹かれてゆく。
同志社女学校では、同志社英学校の授業を見学したいとする女学生たちと、許可しない外国人教師アリスが対立。
外国人教師と女学生とのはざまに立たされた八重だったが、女学生たちの学びたい強い気持ちに動かされて、一存で許可することに。
女学生たちによる英学校での授業見学後、外国人教師たちは女学生たちを謹慎処分を八重に要求。
強い向学心を大切にしたい八重は断じて反対。
そのために、外国人教師たちは所属先であり協賛先でもあるアメリカンボードの同志社からの撤退を示唆。
同志社の空中分解の予感の強まる中、八重の母・佐久(風吹ジュン)が介入。
結果として、自身の監督不行き届きの責任を負うことと、将来の子どもたちの向学心を大切にしたい思いから、佐久は舎監を辞任することとなり、事態は沈静化した。
この物語での風吹ジュン。
2004(平成16)年4月から6月まで放送されたTBS日曜劇場『オレンジデイズ』をつい思い出した。
社会福祉心理学を専攻する大学4年生・結城櫂(妻夫木聡)と、4年前の海外留学中に病気で聴覚を失ったことで心を閉ざしてしまったバイオリニスト志願の女の子・萩尾沙絵(柴咲コウ)とのラブストーリーを軸に、大学の卒業を1年後に控えた5人の若者の青春群像劇が描かれていて。
風吹ジュン演じるは、沙絵の母親で有名なピアニスト。
自身の障害と将来そして櫂との恋に葛藤する娘・沙絵を誰よりも理解して、時には笑い時には泣きながらも支えてゆく役どころが、とても印象に残った。
先の佐久の役どころを改めて振り返ってみて、
いかなる時代であれ、将来の子どもたちのためを思う優しさは、素晴らしいもの。
そう実感じてしまう物語の締めだった。
それから、余談としては、松平容保(綾野剛)と照姫(稲森いずみ)が、最後のひとときを過ごすところが、観応えかなあ。
2013-09-28 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0