軍師官兵衛 キャスト 竹中直人
2014(平成26)年1月5日日曜日より放送開始の第53作目のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』は、骨太な作品に仕上がる楽しみが...。
これは、別の側面からの魅力発見の楽しみが、また増えることとなるのかなあ。
それは、あの1996(平成8)年放送の『秀吉』で、主人公・豊臣秀吉を演じた竹中直人が、18年ぶりに再び同じ役で再登場するという。
作品を変えて同一人物を演じる役者と言えば、1965(昭和40)年放送の『太閤記』と1978(昭和53)年放送の『黄金の日日』での、織田信長を演じた高橋幸治、豊臣秀吉を演じた緒形拳が有名ということで、つい気になってしまうもの。
これで3人目ということか。
余談ながら、役者の成長に合わせてのキャスティングを振り返れば、1996(平成8)年放送の『秀吉』と2009(平成21)年放送の『天地人』で、石田三成を演じた小栗旬。
2005(平成17)年放送の『義経』と2012(平成24)年放送の『平清盛』で、源義経を演じた神木隆之介。
今回の場合は、どうだろうなあ。
竹中直人か...。
確かに、スゴイ。
存在感自体が、エネルギッシュ。
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科に入学後、映像演出研究会に所属し、8ミリ映画の制作に没頭しては、監督から出演までこなしたという。
(ブルース・リーを持ちネタとした芸風の下地はここからなのか?)
大学在学中の1977(昭和52)年、TBSバラエティー番組『ぎんざNOW!』の「素人コメディアン道場」で第18代チャンピオンに輝き、芸能界入り。
一方で1978(昭和53)年には、劇団青年座に入団。
以後は、(失礼ながら)芸人と俳優を行ったり来たりといった印象だったけど...。
そして、あの当たり役へ。
日吉から藤吉郎の頃の、褌姿で泥臭く走り回る姿、まさにエネルギッシュだった。
全体を通して、秀吉の生涯を人間味を重視して描写されていたことあって、本当に強く焼きついており...。
特に、事あるごとに、右手で5文字を強調しながら言う決め台詞で、その年の流行語となった「心配御無用!」、勇気づけられて心躍った。
ただ、天下人となった後の豊臣秀吉が、消化不良となってしまったのかなあ。
竹中直人自身、2003(平成15)年の再放送でのインタビューの際「天下を取った後の堕ちてゆく秀吉を演じたかった」と発言していて...。
現に、朝鮮出兵や千利休の切腹など、秀吉の陰の部分にも注目する展開になっているものの、物語自体は秀吉が栄華を極めていた時期、史実からすると弟・小一郎秀長や、母・なか(大政所)が亡くなった時点で終了。
結局のところ、甥・秀次一家の惨殺や朝鮮出兵の失敗などの晩年部分は描かれなかった。
あれから18年の歳月が流れて、
再び豊臣秀吉として登場。
あのインタビューでの発言から考えれば、このドラマが、"雪辱戦"ということになるんだろうなあ。
そして、主人公・黒田官兵衛(岡田准一)との関わりへ...。
この度の竹中直人が演じる豊臣秀吉のさらなる別の側面、どのように魅せてくれるのか?
そして、終焉を迎えることとなる11月9日日曜日放送の第45回...。
本当に楽しみだ。
2013-11-18 |
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