軍師官兵衛 NHK あらすじ ネタバレ 第3回
2014(平成26)年1月19日日曜日に放送。
1564(永禄7)年正月、室津城へ駆けつけた官兵衛(岡田准一)の目にしたものは、すでに赤松軍は撤退していて火の手が上がり、死体の至るところに転がる浦上勢の全滅のありようだった。
そして官兵衛は、土蔵の奥で花嫁衣装を血に染めて倒れるおたつ(南沢奈央)を発見。
官兵衛に抱き起されたおたつは、うっすらと目を開き口を開いたものの、言葉にならない代わりに目から涙を流して、静かに息を引き取ってしまう。
以後の御着城の評定にて、官兵衛は赤松への討伐を主張したが、政職(片岡鶴太郎)はしばらく様子見の心積もりで...。
荒れる心を持て余して、狂ったように太刀を振り回すだけの虚しい日々が続き、おたつと見た海を眺めているところに、重隆(竜雷太)が話しかける。
重隆は、怒りに任せて赤松を討伐しようとする官兵衛を、命の遣い方がわかっていないと厳しく一喝。
そして、おたつの非業の死に涙を流さずにいられない官兵衛を見て、まだ若いということ、世界は広いということ、自身が何をすべきか世の中を見て考えることを、静かに諭してしばらく後に、57歳の生涯を閉じることとなった。
そのころの美濃では、織田信長(江口洋介)が攻めあぐねていた稲葉山城に異変が..。
斎藤龍興の家臣・竹中半兵衛(谷原章介)の謀反により、落城したという。
自身の正室で斎藤道三の娘であるお濃(内田有紀)を通して知った信長は、半兵衛に城を明け渡せば美濃半国を与えることを伝えたが、半兵衛は断った上に、あっさりと主君・龍興に城を返上。
半兵衛の謀反の真意は、酒食に溺れた主君・龍興をお諫めすることにあった。
1565(永禄8)年、月日が流れても、官兵衛はおたつの死を引きずり、仕事に身の入らないまま。
その息子を見かねた職隆(柴田恭兵)は、官兵衛を堺への鉄砲の買い付けに行かせることに。
『孫子』の教訓を引き合いにする職隆から黒田家の恥との厳しい叱責を受けて、官兵衛は翌朝に堺へ向けて出立。
幼なじみの母里武兵衛(永井大)と、口だけ達者の押し掛け家来・栗山善助(濱田岳)を供として。
重大な役目ではあったものの、この旅は、殻にこもっていた官兵衛を少しずつ変化させることに。
中でも、山賊の襲撃から救出してくれた摂津の牢人・荒木村重(田中哲司)との出逢いは、大きなものとなる。
現に、5月19日の松永久秀と三好三人衆による謀反での室町幕府第13代将軍・足利義輝暗殺を知らせてくれたのは、村重だった。
村重曰く、畿内一円が戦場ゆえに1日ごとに形勢が変化して、世はまさに動いているとのこと。
方々を歩き回る村重は、官兵衛たちを堺へ案内することとなり、戦から避難する農民たちとの行き交いや、集落の全焼と累々と転がる死体への遭遇の度に、民百姓だけが苦しむ不毛な争いへの苛立ちを募らせてゆく。
官兵衛たちは村重の苦悩と苛立ちを実感し、村重同様、心を痛めるが、到着した堺での一転した活気あふれる街の様子に驚かされた。
それは近くで戦があったとは思えないくらいの賑わいで...。
村重が教えるには、堺では仇同士であっても刃を収めなければならない掟があるという。
堺の金の力は武力にも勝り、一番偉いのは将軍でも大名でもなく、「会合衆」と呼ばれる豪商。
そして鉄砲と言えば、会合衆の一人、今井宗久。
宗久の屋敷まで案内してくれた村重に、官兵衛は銭袋から多額の謝礼を渡した。
そして村重から、次に会う時には城持ちとなり10倍にして返すとの約束を告げられて、二人は別れることに。
村重の予言が的中するのは、二人が思いがけない再会を果たす数年後のこととなる。
宗久は、一見の客ながらも興味津々の官兵衛に、快く銃を売り、その使い方を教えてくれた。
鉄砲はずしりと重く、一撃で人が死ぬらしい飛び道具。
そして、今後の戦法の変化の予感と、尾張の織田信長の家来による鉄砲の大量の買い付けを、官兵衛に伝えるのだった。
その家来とは、木下藤吉郎(竹中直人)という猿に似た面白い男で、堺の栄華が戦の道具を売ることで成り立っているのは、何とも因果なものだと言ったという。
それが堺の商人の戦である、という宗久の言葉を肝に銘じながら今井邸を辞した官兵衛は、雑踏の中をとぼとぼ歩く中、これまでのさまざまな声を脳裏によぎらせながら反芻。
すると、どこからか不思議な歌が聞こえてきて...。
とある民家からであることを知るなり、官兵衛は中に入った。
そこは南蛮寺として使っているらしく、キリスト像の前で、武士、農民、商人など、さまざまな信者たちが祈っている。
ルイス・フロイスなる宣教師の説教に、官兵衛は惹かれた。
「おん神、デウスのもとでは身分の差はありません。 ここでは皆、同じキリシタンです」
キリシタンの三つの掟とは、
デウスを信じること、
デウスの救いを望むこと、
我が身を思うがごとく隣人を大切に思うこと。
それらがあれば、この世から争いはなくなる、といった旨を耳にした官兵衛は、美しい讃美歌に胸を震わせるとともに、目から涙をこぼれ落ちた。
世界がとてつもなく広く、わからないことばかりであることを実感した官兵衛の目は、かつてないほど強く輝いていて...。
官兵衛と堺の豪商「会合衆」との出逢い...。
後年の黒田官兵衛は、茶の湯を嗜む"茶道"に精通するようになったという。
この放送回では、その始まりを予感させるものになるのかもしれない。
茶道に精通したいならば、生半可な思いでは通用しないこと、重々承知できても、せめて官兵衛の想いに触れることができたら...。
昔から一般大衆の間で日々健康茶として愛用されていた山野で自生している草花・種子等の中でも特に民間薬草茶として嗜好的な要素のある品12種使用の民間伝承茶で、軍師官兵衛ロゴ使用商品『私の国内産健康茶』を、日々嗜んでみるのも、有意義な過ごし方かもしれない。
少し大げさかな?
2013-12-30 |
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