軍師官兵衛 NHK あらすじ ネタバレ 第5回
2月2日日曜日に放送。
1568(永禄11)年7月、織田信長(江口洋介)の招きにより、足利義秋改め義昭(吹越満)が越前から岐阜へ移ると、次期将軍を守護するという大義名分を得ることとなった信長は、同年9月、天下布武を掲げて上洛。
戦の続いた京の街並みは荒れ果て乱暴狼藉も日常茶飯事だったものの、信長はわずか1ヶ月で街の風紀を正した。
今や都で信長を悪く言うものはいない。
その信長に一目置き家督を継いだ官兵衛(岡田准一)も、忙しい日々ながらも、領民に慕われて、光(中谷美紀)との仲も良好。
ある日のこと、炭や油をもっと使わせてほしいとする光の侍女・お福(阿知波悟美)と節約すべきとする小兵衛(塩見三省)とが諍い。
困惑する光に、金はいざという時に使うまで大切に蓄えておくとする祖父・重隆(竜雷太)由来の家風であることを、官兵衛は説明。
現に官兵衛自身、贅沢を好まず質素な着物しか着ない。
それでも、新たな命の誕生を待ちわびる若夫婦は、幸せいっぱい。
同年10月、義昭は第15代将軍に就任。
信長が褒美として願ったのは、官職でも官位でもなく、堺、大津、草津、といった莫大な収益をもたらす商業都市を自身の直轄地とすることにあり、真意を知らない義昭は、信長の掌中に踊らされるだけだった。
近江では、竹中半兵衛(谷原章介)が隠居生活の日々。
稀代の軍師として味方に引き入れようと、木下藤吉郎(竹中直人)は何度断られても、めげずに通い続けて。
半兵衛は、主君だった美濃の斎藤家の親兄弟の争いと滅亡へ導いた信長の非情な手段に、かなりの違和感を抱いていた。
しかし、すべては乱世を終わらせて天下をとるためであることを強く訴えて、地に頭をすりつけて土下座する藤吉郎の姿に動かされた半兵衛は、信長に仕えるという建前をとる傍ら、藤吉郎の下で働きたい旨を伝えた。
すべては乱世を終わらせるために。
同じ頃、姫路城にて、官兵衛と光に待望の嫡男が誕生。
名は松寿丸、のちの黒田長政。
しかし、平穏な日々は長く続かず1569(永禄12)年5月、宿敵である龍野城の赤松政秀(団時朗)が、播磨最大の兵力を誇る三木城の別所安治と手を組み挙兵。
幸か不幸か、別所軍は赤松軍との合流に失敗。
迎撃にあたった官兵衛は、わずか数百の手勢で赤松軍に奇襲し、赤松軍の3,000余の兵を撃退。
この勝利で、政職(片岡鶴太郎)が赤松を侮る反面、官兵衛は赤松による姫路を狙った雪辱戦を予測。
この時こそ金の使い時と考えた官兵衛は、家臣たちに惜しむことなく褒美を与えた。
官兵衛からの賞賛と激励に、家臣たちは皆やる気満々。
光は深謀遠慮に長けた夫に惚れ惚れ。
それから1ヶ月後、赤松は再度挙兵。
松寿丸を抱いた光に必ず姫路を守って戻ると約束し、姫路を父の職隆(柴田恭兵)に任せて、政職から先鋒を言いつかった官兵衛は出陣。
敵は3,000余、正面からでは勝ち目はない。
官兵衛か休夢(隆大介)と友氏(飯田基祐)と策を練っている時に、石川源吾(升毅)率いる大軍が奇襲。
黒田軍は最前線で必死に応戦したが、旗色が悪いと見た政職は、一戦も交えずに自軍を撤退させてしまった。
官兵衛は愕然としながらも、黒田勢のみで反撃を試みるものの、次第に窮地へと追い詰められてゆく。
そして、夜明け方、官兵衛のもとに、友氏と小兵衛の討死の知らせが...。
悲しむ間もなく奮闘する官兵衛のもとに、父・職隆率いる援軍が加勢。
黒田軍は息を吹き返し、疲れの見え始めた赤松軍が次第に押し流された。
夜となって、黒田軍の生き残りが傷だらけで戻って間もなく、姫路での籠城を提案する休夢に対して、官兵衛は奇襲攻撃を主張。
「進みて禦ぐべからざるは、その虚をつけばなり」
兵が傷つき疲れているのは敵も同じで、しかも赤松軍は今宵は攻めてくるまいと油断しているとの予測。
この時こそ敵を攻めないと守りきれないとして、官兵衛は奇襲攻撃の先陣を切った。
亡き父・小兵衛からの殿をお守りしろとの命で、傷つき全身血まみれの息子・武兵衛(永井大)も付き従うこととなった黒田軍による奇襲は、赤松軍の大混乱となり、石川が討ち取られての敗走に。
そして、長年の宿敵・赤松政秀は、この戦の後に、ほどなくこの世を去った。
姫路城では、光が気丈に留守を守り、城の女が戦から戻った男たちを出迎えていて...。
戻ってきた官兵衛は、つらさをこらえて、自身の盾となり石川の槍に倒れた武兵衛の討死を、武兵衛と将来を誓い合った侍女・お国(中川翔子)に伝えた。
泣き崩れるお国に光が寄り添い、官兵衛は悲しみを振り切るかのように、家臣団の前に進み出て太刀を引き抜き、皆と苦い勝ちどきを挙げることとなった。
ことをなして、"勝利"という感触を得ることができても、大切な人を失ってしまった悲しみは大きいもの。
以後は歳月のめぐる度に、お彼岸、お盆、などを通して、大切な人に『軍師官兵衛 かぼすの香りのお線香』などでも捧げて偲ぶということ。
決して忘れたくないもの。
2014-01-02 |
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