軍師官兵衛 キャスト 高橋一生
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』は、2月9日日曜日放送の第6回より、黒田官兵衛(岡田准一)に仕えて、後の"黒田二十四騎"と呼ばれることとなる精鋭家臣団の本格的登場の始まりという点で、気になるところ。
後の黒田家筆頭家老・栗山善助(濱田岳)、槍の名手として名を馳せ後の民謡「黒田節」で讃えられる猛将・母里太兵衛(速水もこみち)。
そして、後世の『黒田家臣伝』で「行儀にすぐれ武勇の心懸(こころがけ)深かりけり」と評される家臣団きっての頭脳派で冷静沈着な、後の黒田家二番家老・井上九郎右衛門(高橋一生)。
高橋一生か...。
NHK大河ドラマ出演は、今回で4回目。
1999(平成11)年放送の『元禄繚乱』での江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉(萩原健一)の側用人・柳沢吉保(村上弘明)の長男・吉里、
2004(平成16)年放送の『新選組!』での桑名藩主・松平定敬、
2007(平成19)年放送の『風林火山』での武田信玄(当時・二代目市川亀治郎)の幼少以来の気心ある側近・駒井政武、
いずれも演技力の良さに定評あるものの、失礼ながら、特別に存在感が際立つまでには至らなかったかなあ。
しかし、前回より7年後のこの度の出演では、
「火の中に水を感じるような、熱い面と冷静な面とが表裏一体の人物像を、1年がかりでつくりあげていけたら」
との意気込みゆえ、しっかりと魅せてくれそうで、楽しみだ。
頭脳派の一方で、主のためなら命もかえりみない熱き忠義心をもっての行動、嘘を流して敵を翻弄するなどの知略をもっての数々の戦での勝利への貢献。
特に、謀反を起こした荒木村重(田中哲司)による1578(天正6)年11月の官兵衛の有岡城幽閉以来の窮状の克服、有岡城に潜入しての敵方の動向の探りと、1年後の1579(天正7)年10月19日の有岡城開城での官兵衛救出。
善助とどのように力を合わせてゆくんだろうか、一番気になるところ。
以後は、1590(天正18)年の小田原征伐、1592(文禄元)年と1598(慶長3)年の朝鮮出兵[文禄・慶長の役]、1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いへの参戦。
中でも、"西の関ヶ原の戦い"と言い伝えられる"石垣原の戦い"では、大友氏の家臣・吉弘統幸を討つ武功を挙げ、主君・黒田長政(松坂桃李)の筑前国への移封の際に黒崎城を築き、16,000石へ。
12月7日日曜日放送の第49回、いかに魅せてくれることになるのかなあ。
結局のところ、黒田職隆(柴田恭兵)、官兵衛、長政、忠之の4代わたって仕官したことになるのか。
この井上九郎右衛門の存在感とは、2000(平成12)年4月より放送された堤幸彦チーフ演出・宮藤官九郎脚本のTBS金曜ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』で演じた森永和範をかなり洗練させた人物に近いのかなあ。
和範と言えば、マコトこと真島誠(長瀬智也)の中学生当時の同級生で学年一番の秀才だったものの、完全な引きこもり。
久々のマコトとの再会をきっかけに家を出ることに成功してからは、「姫」の捜索の際手がかりを提供したほか、コンピューター技術を活用して後に情報屋に。
しかしながら、引きこもり時代の反動から、再度引きこもってしまうのを恐れて自宅に戻れない「逆引きこもり」となってしまって、24時間営業のファミリーレストランで過ごす日々。
結局のところ、情報屋をやりつつ、インターネットカフェをオープンさせることに。
あれから13年10ヶ月後...。
高度に洗練された姿、しっかりと見届けようっと。
2014-01-08 |
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