軍師官兵衛 NHK あらすじ ネタバレ 第7回
2月16日日曜日に放送。
1573(天正元)年9月、織田信長(江口洋介)は4年近く続いた浅井・朝倉との戦に勝利。
柴田勝家(近藤芳正)や丹羽長秀(勝野洋)ら重臣の末席に連なっていた木下藤吉郎(竹中直人)は、浅井領であった北近江を拝領して、念願の城持ち大名となり、これを契機に羽柴秀吉と名乗ることに。
姫路では、官兵衛(岡田准一)が突然、御着から後藤又兵衛という孤児の少年をもらい受け。
光(中谷美紀)は子を託されて唖然となるだけであって...。
翌日、官兵衛のもとに職隆(柴田恭兵)が訪ねてきて、官兵衛は報告。
数日前に、他国との折衝一切を任されて毛利を陰で操っていると噂の僧侶・安国寺恵瓊(山路和弘)が訪ねてきて、噂通りの侮りがたき人物であると。
探りを入れられたことで、自身の決断で皆の行く末が決まるという、当主の務めの重さを、改めて分かち合った。
官兵衛の連れてきた又兵衛は、少々屈折したところはあるものの、松寿丸(若山耀人)の良き遊び相手かつ競争相手に。
光は官兵衛の真意を理解。
兄弟のように仲良く遊び競い合う二人の姿から、子ができねば貰ってくれば良いだけであって、気に病む必要はないということを、伝えたかったと。
その官兵衛の思いやりに感動した光は、女主として、城を仕切る覚悟を新たにした。
1573(天正3)年、備前の宇喜多直家(陣内孝則)が毛利に属した。
御師の伊吹文四郎(遠藤要)の報告では、かの恵瓊が各地を回って籠絡しているという。
この時、織田に属するは、姫路の東の三木城の別所だが、家中は織田方と毛利方に二分していて...。
官兵衛は、黒田休夢(隆大介)、栗山善助(濱田岳)、井上九郎右衛門(高橋一生)、母里太兵衛(速水もこみち)、22歳となった実弟の兵庫助らを集めて話し合いに。
義に厚い毛利に属せば安泰とする九郎右衛門に対して、織田軍の戦を目の当たりにした善助や太兵衛は、信長に属すべきと主張。
休夢は、信長の強さに異存のないものの、所業が目に余るゆえの将来の危険性を主張。
側近たちが侃々諤々の議論を戦わせて官兵衛が考え込む日々の続く中、その年の5月に、織田・徳川連合軍は三河の長篠城をめぐって武田軍と衝突。
世に言う"長篠の戦い"だった。
この時、信長は3,000挺という莫大な数の鉄砲を使用。
その新戦術の前に、戦国最強と言われた武田騎馬軍団は壊滅した。
知らせを耳にした官兵衛と職隆は、姫路の景色を一望できる山頂にて、話し合い。
毛利に属すれば本領は安堵。
反面、織田に属すれば、値打ちなしと見限られるなり使い捨てゆえ、所領は安堵されず。
この時、光の姉・力(酒井若菜)が嫁いだ上月景貞は、毛利と盟約。
亡き父の後を継ぎ小寺家家老となった櫛橋左京進(金子ノブアキ)は先日、きょうだいを敵味方を分かつことのないよう毛利に属することを宣言して、官兵衛を牽制。
織田の勢いを侮れないとする官兵衛だったが、見立てを間違えれば、祖父と父の築き上げたものすべてを失う恐れが...。
最後で意を決したのは、失うことを恐れるなということ、祖父ならすべては生き残るためと諭すということ、という職隆からの言葉だった。
6月、小寺家の行く末を決める大評定。
ほぼ、毛利に属すると決しようとする時、官兵衛は織田に属することが最善の道と進言。
色をなし咎めたてる左京進を遮った官兵衛は、政職の前に出た。
毛利は、確かに大国でも、先君・元就の遺言に従い、自国の領土を守るのみで、天下をとる気概なし。
しかも、家督を継いだのは、叔父・吉川元春と小早川隆景(鶴見唇吾)の補佐なしには采配もふるえない若輩者の輝元。
『国を治むる者は義立てば、すなわち王たり』
信長は世に堂々と天下布武を掲げて、大義をもって兵を進めて、その勢いは大河のごとくとどまるところを知らない。
信長の政には楽市楽座などの新たなる試みを導入し、その領内は繁栄を極め、家中は才覚あるものぞろい。
以上のことから、武勇智謀ともに備わった織田信長こそ天下人となるに相違なく、織田に属するこそ小寺家の生き残る道、とする官兵衛の勢いに、反論できる者は一人としていなかった。
政職は織田に属することを決断。
織田に属することを決した政職の意向を伝えるため、官兵衛は岐阜に急行することになった。
旅支度をしながら姉と敵同士になってしまう光に詫びた官兵衛は、乱世の習いゆえ夫についていくだけとする光の励ましを受けて出発。
摂津へ向かい、対面することとなった有岡城の荒木村重(田中哲司)は、信長への取り次ぎを快諾。
7月、官兵衛は政職の名代として信長に拝謁するため、岐阜城へ。
この時、黒田官兵衛30歳。
今まさに、歴史の表舞台へ。
この物語を通して、黒田家からの視点による遠い将来における脅威が、ふと気になった。
東には、後に世界初の近代戦と評されることとなる"長篠の戦い"を契機に、終焉へと向かってゆく武田氏。
西には、天下をとる気概のないと表面上見られがちなな反面、底力を増強している毛利氏。
終焉と隆盛の違いはあれども、ともに気になる存在であることに変わらず。
香川県の麺製造業の株式会社アイランド食品による、ハドソンの桃太郎電鉄とコラボしたシリーズの詰め合わせである、『戦国武将シリーズ 戦国拉麺セット 武田信玄&毛利元就 各12箱セット』とは、よく思いついたもの。
武田信玄と毛利元就をイメージした味が楽しめるとのこと。
麺では、武田信玄がストレート麺ならば、毛利元就がちぢれ麺。
スープでは、武田信玄が豚骨ならば、毛利元就は香味醤油。
この違いは何なんだろう?
武田信玄が、戦国最強と評された騎馬軍団の有したゆえに、骨太か戦ぶりをイメージしやすい?
毛利元就が、大小名が群雄割拠する国に囲まれているゆえの、知略を駆使した戦ぶりのイメージ?
まあいずれにせよ、「腹が減っては戦ができぬ」ということだから、しっかりと腹ごしらえして、ことにあたるか。
2014-01-10 |
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