子供の日 ちまき 鰤ちまき寿司 国産もち米
訪れてきたのか...。
毎年5月5日...。
「こどもの日」または「子供の日」か...。
その"国民の祝日"には、事故や病気から子どもを護ってくれるようにという願いを込めて、お飾りを備えることが、慣例となっており...。
さかのぼれば、「端午の節句」から...。
男子の厄除けと健康祈願のお祝いごとが、 一般庶民の間にも定着したという。
鯉のぼりは、武家社会で幟や吹流しを上げて祝ったことが始まり。
その武士に対抗して、町民たちが紙や木綿などで作った鯉の幟を盛大に飾ったものが、現在の原型に...。
兜には、 子供に災いが降りかかることなく逞しく成長するようにとの願いが...。
お飾りを備えることで、祝いと願いをこめる。
同じように、"尚武(武を尚ぶ)"という言葉にかけて、勇ましい飾りで男子の誕生と成長を祝い、邪気や悪魔を払うことでの無病息災を祈る意味合いの、"菖蒲(しょうぶ)"を入れた風呂も大切。
ただ、それでもお恥ずかしながら、「腹が減っては戦はできぬ」や「花より団子」といった気持ちが勝ってしまうものなのか...。
中国伝来の無病息災の祈りのこめた"ちまき"、食べてみたくなるもの。
餅菓子を笹の葉で包んだ和菓子には、餅に沁み込む笹の香りと、独特の爽やかな風味が...。
当初は、横浜の中華街から手に入れることを考えたけど、
『鰤ちまき寿司』も中国伝来同様、食してみたいもの。
産地は、高知県大月町。
1965(昭和40)年代前半頃まで、鰤の豊漁で賑わったことから、
「泣きよったら、ブリ食わせるぞ」
と子どもに言うと泣きやむ逸話が残っているほど、毎日のように鰤を食べることのできたという。
たっぷりと脂ののった宿毛湾産ブリ を使用し、 贅沢な角煮と国産もち米のみを使った手作りの鰤ちまきは、ふんわりモチモチした食感と柔らかいブリの旨味 が口の中に広がって....。
温かいのはもちろん、冷めてもクセもなく、とっても美味しい。
それを包むのは竹皮。
高知の西の端っこで、太陽と月の明かりをたくさん浴びて育った大地の恵み。
黒潮が踊る太平洋で育ったうまい魚。
おばちゃんたちが心をこめて手作りした本物の味。
ずっと昔から同じように作られ続けている懐かしい味。
忘れられない。
2014-03-23 |
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