軍師官兵衛 NHK あらすじ ネタバレ 第20回
5月18日日曜日に放送。
荒木村重(田中哲司)の謀反により、反信長勢力はにわかに活気づき、足利義昭(吹越満)からの使者が有岡城へ。
摂津に入った信長(江口洋介)は、村重討伐の陣を構え、重臣たちの間では、消息の途絶えた官兵衛(岡田准一)に裏切りの疑惑が...。
人質の松寿丸(若山耀人)の命の脅かされそうな気配を察して、秀吉(竹中直人)と半兵衛(谷原章介)が懸命に阻止する中、信長は村重の討伐を第一として厳命。
この時の有岡城は、随所に砦を配し、幾重にも堀や土塁をめぐらせ、城を囲む町すべてを守りとした総構えのつくり。
難攻を覚悟する中、半兵衛が妙案を出した。
有岡城と手を組む石山本願寺との三里半の中間に、砦を築いて分断するのが得策として。
信長は快諾して、砦を築いて有岡城の包囲を命じ、村重討伐の采配を振るうことを宣言した。
村重の頼みにしていた毛利の水軍が、信長自慢の鉄甲船の前に完膚なまでに潰されて間もなく、二人のバテレンのオルガンチノとロレンソを使い、キリシタンである高山右近(生田斗真)を調略しようと画策。
ロレンソからの言葉、すなわち寝返らなければキリシタンを皆殺しにするという信長の命に、右近は愕然。
かつて敵であった村重を頼り、主君を倒して生き永らえただけあって、武士として恩人を裏切れない葛藤の他、一人息子と妹が村重の人質、父・友照は恩ある村重を裏切るなら切腹すると言い出して...。
右近は猶予を願い出た。
姫路では、官兵衛が亡くなったとの知らせが、御着から届いていた。
毛利に寝返らせるための嘘であることも充分あり得ると察した職隆(柴田恭兵)は、何があっても毛利には属さないこと、それが生き残りの唯一の道であることを、家臣に言い渡す。 考えに迷いはなかった。
ただ、光(中谷美紀)には、いざという時には、官兵衛を捨てて松寿丸を生かすことを伝えて...。
官兵衛もそう望むはずだと、光は理解。
しかし、家中の結束には、少しずつ亀裂が...。
政職(片岡鶴太郎)の命で、黒田に仕えていた小寺の家臣が、相次いで御着に帰ることに。
光の可愛がっていた又兵衛(松島海斗))もまた、一族の長である叔父に従い、城を出てゆく。
光と又兵衛は、涙ながらに別れた。
そんなある日の早朝のこと、信長の本陣には、髪を下ろし紙の布をまとった右近が現われた。
キリシタンの仲間を見捨てることもできず、信長に属することで名誉と身内を失うこともできず、といった葛藤の末の決断で、ただ一人の信徒として生きること宣言。 許されないならば、自身を一人のキリシタンとして成敗してほしいと、信長に訴えた。
ところが、
デウスを奉じて死ぬという義は一切まかり通らない、デウスには渡さない、と信長は高らかに笑い、これまでの右近は死んだからには生まれ変わって自身に仕えるよう、右近に命じた。
右近は信長の下に。
右近の裏切りは、反信長の急先鋒だった茨木城主・中川清秀(近江谷太朗)の態度を豹変させた。
右近が信長に下った以上、勝ち目がないこと、強いに属するのが乱世の習いであることを、村重に切々と伝えて...。
しかし、有岡城の兵糧は充分、兵の士気も高い。
やがて、清秀からの情報で、官兵衛が生きて有岡城の牢獄に囚われていることが判明。
秀吉は喜び勇んで半兵衛に伝えて分かち合うも束の間、村重の企む官兵衛の取り込みに、松寿丸の身を案じて、一刻も早い打開策を話し合い。
半兵衛が有岡城の動向を探りに事を進めようとする一方、黒田の家臣たちは起請文を職隆と光に差し出してさらなる結束を固めて、官兵衛の安否を確かめるため、忍びを有岡城下へ。
官兵衛も牢番を騙して、秘かにだし(桐谷美玲)の手を借りての脱出を試みたが、村重に阻止されてしまった。
逃げるなら殺さねばならないとする村重に、信長を恐れるあまり先の見えないこと、乱世を終わらせ新たな世をつくれるのは信長だけであることを、官兵衛は切々と訴えた。
しかし、村重は太刀の切っ先を官兵衛に突きつけるだけで、官兵衛は再び捕らわれの身に。
今度の牢獄は、薄暗い地下の土牢。
岩が剥き出しの天井は低く、立つことすらままならない。
ただ、かすかながらの賛美歌の美しい調べに、心を預けるのみだった。
敵味方にとっての運命の分かれ目の一つは、高山右近の寝返りか...。
この高山右近を演じた生田斗真。
2009(平成21)年4月下旬から7月上旬までの、フジテレビ土曜ドラマ枠での生田斗真初主演の連続テレビドラマ『魔女裁判』を思い出してしまった。
2009(平成21)年5月21日木曜日から導入される裁判員制度を初めてテーマにしたクライムサスペンス。
キャッチコピーは「この世には女と悪女と魔女がいる」。
生田斗真演じるは、東京都内にて一人でストリート系の服を手がける自称デザイナーで、単純明快なお調子者の性格の裁判員・吉岡徹。
裁判員選出後、魔女と呼ばれる女・柏木鏡子(石田ゆり子)が東条財閥の創始者・東条総一郎(早川純一)を殺害したとする事件を担当。 しかし、判定をめぐり危険な出来事に巻き込まれていくことになってしまって...。
いつの時代であれ、ただ一人の人間の決断すなわち裁断で、相手の運命の大きく左右されてしまうことは、全然変わらず...。
要所要所で考えと気持ちの据わっていなければ、できない仕事。
まさに永遠の宿題。
2014-04-08 |
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