本仮屋ユイカ ドラマ そこをなんとか2
NHK BSプレミアムのドラマは個人的にかなり好き。
失礼ながら、高視聴率は獲得しにくいものの、それぞれの登場人物の描写と物語の展開が丁寧で、ゆったりと観れる楽しみがあるから、いつまでも心に残るんだよなあ。
2012(平成24)年10月21日日曜日から12月16日日曜日までの全9回放送の『そこをなんとか』も、その一だった。
主演は本仮屋ユイカ。
原作は、漫画誌『メロディ』(白泉社)に連載中の麻生みことの同名漫画。
主人公の新人弁護士・改世楽子の悪戦苦闘と成長する姿を描いた物語で...。
「弁護士は儲かる!」 といった思い込みで、幼少時代以来の貧乏生活脱出のために、キャバクラで働きながら弁護士に。
一番の関心は金儲けのはずなのに、金にならない案件を担当しては、依頼者に感情移入して、本気で弁護してしまう、といった面白おかしさが何とも言いようのなく...。
どの回も笑える部分をちりばめ、明るさありながら、中身は深い人間ドラマが盛り込まれてる、とても観応えのあるドラマだった。
何よりも、演者がそれぞれ個性的な演技をしているので、全然飽きが来ない。
あれから、1年8ヶ月近くの歳月を経て、
新シリーズとなる『そこをなんとか2』が、前シリーズと同じくNHK BSプレミアムにて、8月3日日曜日22時より全8回放送へ。
かの楽子も弁護士になって3年目となって...。
早々より、頼れる先輩弁護士・東海林弘明(市川猿之助)が移籍して存亡の危機にある菅原耕太郎事務所に、イケメンの敏腕弁護士・西別府(井上芳雄)が加入。
しかし、西別府には良からぬ噂があり、何やら公表できない秘密があるかのようで...。
毎回ごとに直面することとなる案件の傍ら、西別府が事務所に来た本当の理由をめぐって、楽子を巻き込んだラブ・サスペンスも展開???
肝心の出演者は、前作に引き続き歌舞伎界から参戦の市川猿之助はもちろん、姉御肌の久保田亜紀にMEGUMI、ライバルで黒字運営の奥山城之内法律事務所の敏腕弁護士・中道志織に井上和香。
そして、所長の菅原耕太郎に大友康平。
新加入は渡部豪太か...。
加えて、"ミュージカル界の貴公子"と異名を持つ井上芳雄。
猿之助との共演も楽しみだ。
肝心の原作においては、どこまで進展することになるんだろうか?
前作のDVDとBlu-rayと並行して、『そこをなんとか 全巻セット (1-8巻 最新刊)』にも、目を通してみるか。
最後に何と言っても、ヒロイン・改世楽子を演じる本仮屋ユイカ。
祖父の出身地・鹿児島県に多いとされる、薩摩藩の代官所の意味合いの"仮屋"という姓とともに成長していったかのよう。
幼少より安室奈美恵に憧れていたものの、歌手向きじゃないという母の一言で、女優に目標変更。
10歳の時に芸能事務所テアトルアカデミーに所属し、テレビ初出演は1999(平成11)年よりNHK教育テレビ『わくわくサイエンス』、わくわく研究所所長としてテレビ初出演。
印象に残る作品としては、まじめで責任感ある役どころで、以下の通り。
2001(平成13)年10月より放送のTBS学園ドラマ『3年B組金八先生』(第6シリーズ)での3B学級委員・青沼美保。
"珍名コンビ"として親友の間柄となった貫地谷しほりとの初共演作品である、2004(平成16)年9月公開の映画『スウィングガールズ』での内気なメガネ女子・ 関口香織。
あのヒロイン・綾瀬はるかの出世作である、2004(平成16)年7月より放送の森下佳子脚本のTBS金曜ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』でのヒロイン・廣瀬亜紀の親友・上田智世。
そして念願となった、2005(平成17)年3月下旬より放送の橋部敦子脚本のNHK朝ドラ『ファイト』での"闘うヒロイン"木戸優。
さらに、2008(平成20)年5月より公開の映画『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』での、国家のエゴに翻弄された遺族の守村やよい。
並行しての、日本大学藝術学部演劇学科での深き学びの蓄積の甲斐あって、2010(平成22)年に卒業。
2012(平成24)年4月7日土曜日からは、TBS情報バラエティ番組『王様のブランチ』で、俳優・谷原章介と並ぶメインキャスターになって...。
今後も演じる役柄とともに、着実に成長してゆくかのようで、将来が楽しみだ。†
2014-04-23 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0