黒田節とは
仕事柄地方へ出かけた時に、ふと酒を口にしたくなった場合、つい思い浮かんで唄いたくなってしまう。
酒は呑め呑め 呑むならば
日本(ひのもと)一のこの槍を
呑みとるほどに 呑むならば
これぞまことの 黒田武士
皇御国(すめらみくに)の
武士(もののふ)は
いかなることをか 勤むべし
ただ身に持てる 真心を
君と親とに 尽くすまで
峰の嵐か 松風か
尋ぬる人の 琴の音(ね)か
駒をひかえて 聞くほどに
爪音(つまおと)しるき
想夫恋(そうぶれん)
君の晴着のお姿を
寿祝う鶴と亀
松竹梅のよろこびを
幾千代(いくちよ)までも祈るらん
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』も、放送開始から半年が過ぎて、ますます『黒田節』が気になってしまう。
その『黒田節』の主人公は、母里太兵衛。
2月9日日曜日放送の第6回からの登場で、演じるは速水もこみち。
案の定、登場当初よりなかなかの荒くれ者。
特に、滝に打たれながらの槍稽古は、なかなかの観応え。
発端は、1592(文禄元)年の"文禄の役"と1598(慶長3)年の"慶長の役"における黒田官兵衛(岡田准一)の嫡男・長政(松坂桃李)に従っての参戦での、休戦中の際の出来事から。
京都伏見城に滞留中の福島正則(石黒英雄)の元へ、長政の使者として使わされた太兵衛は、正則の屋敷で酒を勧められたという。
太兵衛は家中でも"フカ"と言われるほどの酒豪だったが、使者である手前それを固辞。
しかし自身も酒豪である正則は、これに「呑み干せたならば好きな褒美をとらす」としつこく勧め、更には黒田武士は酒に弱い、酔えば何の役にも立たないからだ、などと家名を貶める発言。
太兵衛はこれを敢えて受けて大盃になみなみと注がれた数杯の酒を一気に呑み干すと、褒美として、正則が豊臣秀吉(竹中直人)から拝領した名槍「日本号」を所望。
不覚を取られた正則は、「武士に二言は無い」という言葉を受けて褒美に差し出した。
これによって"呑取り日本号"という異名と、越天楽(筑前今様)の節回しとともに「黒田節」として、"黒田武士"の男意気を示す逸話として広く知られることに。
現在でも福岡・博多周辺での節目節目におけるお祝いごとの場で、「黒田節」が盛大に披露されるのかと想像してしまうと、なぜか嬉しく感じてしまうもの。
例え一瞬の夢であっても、その心地良さを明日の仕事への良き活力に導けたら、と思ってしまうのは、単なる自己満足なのかなあ。
大々的に楽しく過ごしたいならば、『ふるさと祝い唄』による郷土の民踊の30分間の披露が一番?
出演者10名による30分の舞台の披露が2回、といった構成か...。
黒田節のみならず、北海盆唄、ソーラン節、俵つみ唄(青森)、津軽じょんがら節、おこさ節、さんさ時雨、花笠音頭、茶切節、八木節、木曽節、デカンショ節、安来節、阿波踊り、おてもやん、餅つき踊りなどの民謡の中から、7、8曲を選曲しての実施は面白そう。
オリジナル曲も実施可能とのことだけど、いかなる即興の度合ならば許容範囲なのかが、若干気になるところかなあ。
その時には、舞踊用としても定番の『縞袴(うまのり袴)』が一番か...。
男性女性問わず幅広い年代で身にまとうことのできて、成人式や卒業式等の男性の晴れ着、結婚式の定番『黒田節』の衣裳などにも、いろいろと使えて、一本持っておくと大変便利な袴。
祝い酒はやはり、ラベルに"黒田武士"が描かれた本格辛口清酒『喜多屋 金 九州』(1,800ml)。
原料米を70%に磨いてじっくり発酵させた本格辛口清酒で、キレが良く辛口の中にも芳醇な味わい。
酔い覚めの良い辛口であることが何よりかなあ。
そして、お造り、天ぷら、煮物、焼き鳥、鍋物など、料理を引き立てる清酒としても。
そこで飲み干すならば『大杯・大盃』か...。
しかしながら、もしも分かち合える仲間がいなかった場合、ひっそりと『日本民謡ベストカラオケ~範唱付~』のCDを聴きながら、ゆったりと酒を味わうのも至福のひとときかもしれないや。
「黒田節」のみならず「おてもやん」も「日向木挽唄」も聴けるのも嬉しい。
それぞれのカラオケを含めて合計6曲。
「黒田節」、心から喜ばしい時に、思う存分堪能してみたいなあ。
そして、『軍師官兵衛』本放送、すなわち11月2日日曜日放送の第44回においては、いかなる描写になるのかが、本当に楽しみ。
2014-06-20 |
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