花燃ゆ キャスト 東出昌大
自分自身の気の早さは相変わらずか...。
この時放送中のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』も中盤に差し掛かり、盛り上がりの高まる日々の一方で...。
井上真央がヒロインを務めることになる、2015(平成27)年放送のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の放送開始に関しても、同じくらい気になっており...。
制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサー曰く、「イケメン大河」を目指すとのことで...。
たしかに、『花燃ゆ』のヒロイン・杉文を演じる井上真央の周囲を取り巻くのは、大沢たかお、伊勢谷友介、高良健吾、要潤、瀬戸康史、大野拓朗といった、"イケメン俳優"が...。
いかにも視聴率稼ぎ剥き出しといったコメントには、「なんだかなあ~」とといった阿藤快のような心境に近い状態になってしまいがちだけど、NHK大河ドラマにふさわしい演技力さえ伴っていれば文句なし。
そうあってほしいな。
「ヒロインを囲むイケメン俳優」となれば、あの井上真央の2005(平成17)年以来の当たり役である『花より男子』シリーズに近い???
その"イケメン俳優"の中でも、やはり最初に気になってしまうのは、文の最初の夫となる長州藩士・久坂玄瑞を演じる、東出昌大。
あの大好評のNHK朝ドラ『ごちそうさん』でのヒロインめ以子(杏)の夫・悠太郎を演じて大いに脚光を浴びてからの勢いを駆っての起用?
と思いきや、父親が剣道の師範をしていたことが大きいのかなあ、幼少より剣道に打ち込む日々ゆえに剣道3段の腕前、時間が空いている時に道場で子供たちの指導もしているということも、起用の決め手となったのかもしれない。
さらに、日本酒と歴史が好きで、時代劇への興味の強さとなれば、鬼に金棒、といったところ???
長州藩士・久坂玄瑞は、身長は六尺(約180cm)ほどの長身で、声が大きく美声で、しかも成績優秀者。
たしかに東出昌大本人に近いかもしれない。
運命の扉を開き始めたのは1856(安政3)年、兄事する中村道太郎の勧めによる九州への遊学中、熊本に宮部鼎蔵を訪ねた際、吉田松陰(伊勢谷友介)に従学することを強く勧められたことからで...。
かねてから亡き兄の旧友である月性上人から松陰に従学することを強く勧められていたこともあり、松陰に対する敬慕がより一層深まって、萩への帰還早々より松陰に手紙を書き、松陰の友人の土屋蕭海を通じて届けてもらうことに。
ところが、以後の手紙のやりとりでは、かなりの激論。
それでも、自分の生命をかけて必ず果たさねばならないという教え、すなわち松陰の実践と思索に裏付けられた強い言葉には、圧倒されたとのこと。
翌年1857(安政4)年晩春、正式に松陰に弟子入り。
吉田松陰の営む松下村塾では、高杉晋作(高良健吾)とともに「村塾の双璧」、高杉晋作と吉田稔麿(瀬戸康史)と入江九一(要潤)とともに「松門四天王」との異名が浸透。
松陰は久坂を長州第一の俊才であるとして、高杉と争わせて才能を開花させるよう努めたという。
そして、1857(安政4)年12月5日、松陰の計らいで、妹・文と久坂との結婚へ。
転換点となったのは、1858(安政5)年、京都・江戸への遊学の最中の"安政の大獄"。
翌年1859(安政6)年に、大獄で捕えられた吉田松陰は刑死。
以後、尊王攘夷運動の先頭に立ち、1861(文久元)年12月、松下村塾生を中心とした長州志士の結束を深めて義挙をなす蓄えを作るため、一灯銭申合を創出。
参加者は、高杉晋作ほか、桂小五郎のちの木戸孝允、伊藤俊輔のちの博文、山県狂介のちの山縣有朋ら、24名。
特に玄瑞には、急進的な言動が、より突出していたらしいとか。
1862(文久2)年12月、英国公使館焼き討ち。
1863(文久3)年5月10日からの外国船砲撃を実行に移した下関戦争。
1863(文久3)年、八月十八日の政変による朝廷からの長州勢一掃。
直後も京都詰の政務座役として留まっての失地回復への奔走。
そして、運命の1864(元治元)年へ...。
6月の池田屋事件の悲報、長州勢の沸騰。
久坂による失地回復の嘆願書を起草しての朝廷への取り成しの甲斐なく、7月の禁門の変(蛤御門の変)へ。
幕府軍と会津軍、加勢した薩摩軍の猛攻の末、朝廷のいち屋敷が炎に包まれる中、寺島忠三郎と共に自刃。
享年25歳。
もしや、この年2014(平成26)年4月公開の映画『クローズEXPLODE』で演じた主人公・鏑木旋風男に近い存在感???
いや、世界を視野に入れての、国同士の命運を賭けた戦いならば、次元が違うゆえに見方はかなり違ってくるか...。
まさに、心身ともに縦横無尽に駆け回るかのような生涯そのもの...。
いわゆる急進派に近い感覚ならば、激しく際立つんだろうなあ。
一方で気になるのは、文との夫婦としてのひととき。
1857(安政4)年12月5日から亡くなる1864(元治元)年7月19日までの、6年7ヶ月弱。
しかし、実際には、玄瑞の方々への奔走が日常茶飯事に近い(?)ゆえに、現代に置き換えるならば、遠距離恋愛かも???
昨年2013(平成25)年のクリスマスシーズンに合わせての公開となった映画『すべては君に逢えたから』で魅せた、互いの心の埋め合わせ。
改めて見つめ直しておこうかなあ。
『クローズEXPLODE』で魅せた「動」、『すべては君に逢えたから』で魅せた「静」。
「動」に比重が強まりそうな予感が...。
いずれにせよ、1月18日日曜日放送の第3回、終盤での文との初めてのひととき、いかに魅せてくれるのかが、楽しみ。
そして、6月28日日曜日放送の第26回。
さらに、7月5日日曜日放送の第27回。
しっかりと見届けようっと。
2014-07-07 |
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