花燃ゆ キャスト 宮﨑香蓮
1月4日日曜日より放送開始となるNHK大河ドラマ『花燃ゆ』が気になる中でのこと...。
ヒロイン・杉文(井上真央)の幼なじみの女性も、まさに気になるところ。
その中で一番気になるのは、やはり明治政府の初代内閣総理大臣に上り詰めることとなる、長州藩士・伊藤俊輔のちの博文(劇団ひとり)の最初の妻・入江すみを演じる宮﨑香蓮だろうなあ。
その入江すみとは、松下村塾主宰者・吉田松陰(伊勢谷友介)から高く評価された門下生の一人で、久坂玄瑞(東出昌大)や高杉晋作(高良健吾)や吉田稔麿(瀬戸康史)と並んで松門四天王の一人に数えられた、入江九一(要潤)の末妹。
そして次兄は和作、後に明治政府の第11代内務大臣・第6代逓信大臣に上り詰めることとなる野村靖。
長兄・九一と次兄・和作、そして最初の夫・俊輔それぞれの背中から、あらゆるものを実感しながら、生き抜いてゆく役どころなのかもしれないや。
初登場は、1月18日日曜日放送の第3回。
まず、兄の姿から注目するとなれば、
入江九一は1837(天保8)年に長州藩の足軽・入江嘉伝次の長男として誕生。
松下村塾への入門は1858(安政5)年で、しかも、まだまだ学びの日々の浅い中、師の松陰が江戸幕府の無勅許による日米修好通商条約締結に激怒し倒幕を表明して、老中の間部詮勝暗殺計画へ...。
この時、高杉晋作と久坂玄瑞、吉田稔麿らは猛反対する中、九一・和作兄弟だけは賛成し計画に加担。
しかも、松陰からは「久坂君たちは優秀だが、度胸がない。しかし君だけは国のために死ねる男児である」と高く評価されたことあって、松陰が大老・井伊直弼(高橋英樹)による安政の大獄で処刑された後も、師匠の遺志を受け継いで間部暗殺計画を実行に移そうとしたという。
しかし、幕府に察知されて兄弟は投獄。
九一は1863(文久3)年に釈放され、足軽から武士の身分に取り立てられてからは、京都で尊皇攘夷のための活動を行なう一方、高杉晋作の奇兵隊創設にも協力し、奇兵隊の参謀に。
ところが、運命の1864(元治元)年の禁門の変。
久坂玄瑞らと協力して天王山に布陣して奮戦したが、敗れて久坂は自刃。
九一は何とか脱出しようと図ったが敵の槍を受けて目を負傷、その場で自刃。
享年28歳。
一方の次兄・和作は、長兄・九一より早く釈放。
間もなく1862(文久2)年12月、翌年1863(文久3)年4月からの英国留学の"長州ファイブ"として"工学の父"として評される山尾庸三と、"内閣の父"として評される俊輔らとともに、品川御殿山の英国公使館焼き討ちに参加。
紆余曲折を経ての1866(慶応2)年6月7日からの第二次長州征伐でも活躍したという。
肝心のすみと俊輔とは、1863(文久3)年に結婚したが、そりが合わず1866(慶応2)年に離婚へ...。
3年間とはいえ、英国留学と尊皇攘夷を実現させるための奔走による不在を考えれば、家の事情を考えてのみのつながりに過ぎず、互いに心を通わせることが少なかったということなのかなあ。
すみを演じる宮﨑香蓮は、この度のNHK大河ドラマ初出演にあたって、「ピアスの穴も開けずに待っていた」とのことで、「結婚・離婚を乗り越えていかなければならない役どころであっても、天真爛漫な女性として演じていきたい」との意気込み。
これまでを振り返ってみれば、1993(平成5)年11月20日生まれの長崎県島原市出身か...。
聞くところでは、「島原の子守唄」の作詞・作曲者や『まぼろしの邪馬台国』の作者として、城山三郎著作の『盲人重役』のモデルとしても知られる、島原鉄道元役員・作家の宮﨑康平の孫とのこと。
中学時代には、地元の長崎新聞中学生英語暗唱大会で入賞したとか。
やがて2006(平成18)年、オスカープロモーション主催の全日本国民的美少女コンテスト第11回大会にて、演技部門賞受賞。
女優デビューは、離れていても九州出身者としての出自を意識の上からか、2008(平成20)年4月公開の映画『チェスト!』。
鹿児島県鹿児島市の小学校で、鹿児島市立清水小学校が1917(大正6)年から、鹿児島市立松原小学校が1926(昭和元)年から、それぞれ実施している行事『錦江湾横断遠泳大会』が題材。
架空の小学校・清水原小学校の6年2組を舞台に、同大会に参加する小学生の青春群像、素晴らしかった。
音楽担当兼任のヒロイン・松下奈緒演じる"なっち先生"こと白石奈津子の教え子で、6年2組の学級委員・牟田敦美、本当に初々しくて...。
これも出自ゆえの不思議縁なのか、続いて出演することとなった、同年11月より公開の映画『まぼろしの邪馬台国』では、吉永小百合演じる宮﨑和子の少女時代を演じることに...。
本来の素顔は、これらの映画に出演した頃のままなのかもしれない。
2012(平成24)年4月1日日曜日には、早稲田大学社会科学部(推薦入試で合格)に入学。
間もなく、漢字検定2級、英語検定2級と、相次いで取得することに。
2013(平成25)年7月3日水曜日には、全国納豆協同組合連合会から2013年度納豆クイーンに選出。
同年10月、月刊情報誌『日経トレンディ』(日経BP社)が選ぶ2013年「今年の顔」に選出されて、さらなるブレイクが予想されるという。
なかなかの才女だ...。
いかなる飛躍と大成を魅せるのか、本当に楽しみになってきた。
2014-09-23 |
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