花燃ゆ キャスト 川島海荷
NHK大河ドラマの出演は、2009(平成21)年放送の『天地人』で江戸幕府初代将軍・徳川家康(松方弘樹)の孫娘で、豊臣秀頼(中村倫也)に嫁ぐ千姫を演じて以来、二度目になるのか...。
川島海荷がNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の出演で演じるは、吉田松陰(伊勢谷友介)と同じ野山獄に幽囚された謎の女性・高須久子(井川遥)の娘・糸。
高須家とは長州の萩におけるかねてからの名門。
久子はそこに生まれ育ち婿を迎えて糸を出産したものの、夫亡き後にこれまで無意識のうちに封印していたものがなくなった(?)からか、歌舞音曲に浸るようになってしまって...。
その慎みを欠いたふるまいが目に余るとして、母・久子が親戚たちにより野山獄に幽閉されて以来、一人取り残されたかのような気持ちのまま成長した糸は、母を恨むようになってしまったとか...。
2月8日日曜日放送の第6回中盤以降の登場...。
はじまりは、あの野山獄から...。
早々より緊迫した流れが...。
これまでの作品で魅せてくれたように、あどけなさの残る中に陰と葛藤の際立つ役どころなのかなあ。
これまでの川島海荷を振り返ってみれば...。
2005(平成17)年、小学校6年生の時に渋谷でスカウトされ、後に新垣結衣や能年玲奈の所属で知られることとなるレヴィプロダクションズ(現・レプロエンタテインメント)への入所を皮切りに、芸能活動を開始して...。
テレビドラマ初出演は、2006(平成18)年7月から放送の遊川和彦脚本のTBS日曜劇場『誰よりもママを愛す』。
専業主夫の父親・一豊(田村正和)と敏腕弁護士の母親・千代(伊藤蘭)の間に生まれた内向的な小学生の次男・薫(長島弘宜)の好きな女の子・真田知を演じていて...。
あどけなさありながらも、陰やクセのありそうな子、という印象だったかなあ。
以降のテレビドラマ出演でも、そのような役どころを演じさせたら、なかなかのハマリ役といったところ???という印象だった。
傍ら、2007(平成19)年1月に、アイドルグループ・9nineに新メンバーとして加入し、同年3月に「9nine」としてCDデビューを果たしたことも...。
しかし、失礼ながら、やはり女優という印象が強いのかなあ。
というのも、二つの作品が強く印象に残っていて...。
一つは、実在したプロウフィンドサーファー・ 飯島夏樹執筆の『天国で君に逢えたら』『ガンに生かされて』(新潮社)を原作に、2007(平成19)年8月より公開された映画『Life 天国で君に逢えたら』で、映画初出演となった時...。
30代という若さでガンと向き合うことになり、好きなウインドサーフィンが出来なくなるかもしれないと絶望する飯島夏樹(大沢たかお)を中心として、後に芽生える家族の強い絆や夏樹のガンとの戦いを描く感動作だった。
演じるは、夏樹と妻・寛子(伊東美咲)の娘・小夏。
徐々にレースに勝てなくなり次第に家庭を顧みなくなった父・夏樹に不信感を抱くようになる役どころで、一時は父を拒絶するかのようなふるまいもあって...。
健気だったなあ。
もう一つは、『国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2009』の『東京ドラマアウォード』にて新人賞を受賞すこととなった、2009(平成21)年4月より放送の日本テレビ水曜ドラマ『アイシテル~海容~』。
10歳の小学5年生による7歳の小学2年生の児童殺害事件を背景にしたヒューマンドラマで、演じるは被害者家族の娘・小沢美帆子。
忙しい市役所勤務の父・清(佐野史郎)からの愛情を実感しにくく、弟・清貴(佐藤詩音)ばかりを構うことの多い専業主婦の母・聖子(板谷由夏)を憎み、「あんなやつ消えちゃえばいいのに」と暴言を吐いていたが、その言葉が清貴の死によって現実のものとなった衝撃から、口数少なくなったことから始まって...。
「加害者少年の気に障ることを言ったのではないか」という考え方(あながち間違いではない)にあるように、両親の自分に対する愛情を感じられず、不満と怒りをぶつけていたが、自分の誕生日に自身の育児日記を目の当たりにして、両親と和解。
しかし、その誕生日の前日、友達らと訪れた喫茶店で偶然、家庭裁判所調査官・富田葉子(田中美佐子)との面談に来ていた殺害犯・野口智也(嘉数一星)の母・さつき(稲森いずみ)の目撃と笑顔で振る舞うさつきの姿に激しい敵意と殺意を燃やしていくようになることも...。
そして、智也の審判終了に伴う裁判記録の閲覧により、葛藤しつつもすべてを受け入れようとするまでになって...。
この度の『花燃ゆ』出演を通して、現代に置き換えるならば"加害者家族の娘"(?)とみなすのは、論点ズレすぎかもしれない。
それでも、親から構ってもらえないことに反発する役どころとしての登場から始まって、いろいろな人たちとの関わりから、少しずつ心を開いてゆくことになるのかのような予感が...。
獄中ながらも松陰からの教えを受ける母・久子の顔が少しずつ輝いてゆくことによる、娘・糸の心の変化、どのように魅せてくれることになるのかなあ。
そして、約7年ぶりとなる大沢たかお演じる小田村伊之助や、ヒロインである松陰の実妹・杉文(井上真央)との関わり、あるのかなあ。
本放送が待ちきれなくなってきた。
なお、名前の「海荷」は本名。
海が好きな父方の祖母の影響で父方の家族の女性全員の名前に付いているという「海」と、蓮の花を意味する「荷」を合わせ、「泥の中でも咲く蓮の花のような強い女の人になってほしい」「美しくきれいな心を持った子になるように」との願いを込めて両親が名付けたとのこと。
ファンからは「うみにー」の愛称で親しまれる川島海荷の憧れの女優は、事務所の先輩である新垣結衣のほか、宮﨑あおいや柴咲コウ。
いつか共演したい俳優は福山雅治。
『花燃ゆ』を終えての成長と飛躍と大成が、ますます気になるところ。
2014-11-23 |
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