花燃ゆ キャスト 山田萌々香
2015(平成27)年1月4日日曜日より放送開始のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』第1回の待ち遠しい中で...。
舞台となる長州藩の原動力の象徴とされる吉田松陰(伊勢谷友介)の実妹である、ヒロイン・杉文を演じる井上真央の可憐さと真摯さとひたむきさに惹かれる予感はもちろん、もう一人のヒロイン、すなわちヒロインの幼少時代を演じる子役の脚光を浴びる予感も、同じくしてしまうもの。
これまでを振り返ってみれば、
2011(平成23)年に放送の『江~姫たちの戦国~』のヒロイン・江(上野樹里)の幼少時代と江の娘・千の二役を演じた芦田愛菜、2013(平成25)年より放送の『八重の桜』のヒロイン・八重(綾瀬はるか)の幼少時代を演じた鈴木梨央、に続いて、この度の『花燃ゆ』にて3人目ということに...。
しかも、3人とも、発声訓練教師・音声研究家の武田梵声の深くかかわった、ジョビィキッズ出身。
かの子役の名は、山田萌々香。
特別に存在感が際立ってはいないものの、主人公か重要人物の幼少時代の役どころとしての、わずかながらの出演を蓄積しているかのよう。
映画デビュー作は、2006(平成18)年5月公開の堤幸彦監督・渡辺謙主演の映画『明日の記憶』。
ドラマデビュー作は、TBS開局50年記念事業の一環として、2006(平成18)年1月中旬より放送の日曜劇場『輪舞曲』。
以後は、テレビ朝日系列金曜ナイトドラマにおいて、わずかながらでも光っていたかなあ。
2008(平成20)年1月中旬より放送の宮藤官九郎脚本の『未来講師めぐる』では、ヒロイン・吉田めぐる(深田恭子)の4歳当時。
2009(平成21)年10月上旬より放送の『マイガール』では、 相葉雅紀(嵐)演じる主人公・文具製作メーカー笠間正宗の恋人・塚本陽子(優香)の幼少時代。
2013(平成25)年4月より放送の『お天気お姉さん』では、朝の情報番組『モーニングZ』のお天気キャスター・安倍晴子(武井咲)の9歳当時。
NHKへの出演は、
2011(平成23)年4月に、NHK BSプレミアム開局記念の一環として、NHK朝ドラ『どんと晴れ』続編となるスペシャル版『どんど晴れスペシャル』では、雪ん子。
2014(平成26)年4月より放送のNHKドラマ10『サイレント・プア』では、ヒロインのCSW(コミュニティソーシャルワーカー)・里見涼(深田恭子)の幼少時代。
以上の通り、これまでの少しずつの蓄積は充分ゆえに、NHK大河ドラマとなれば、序盤のみの出演ながらも、しっかりと魅せてくれるはず。
特に、叔父・玉木文之進(奥田瑛二)からの厳格な教えに健気に従う姿や、体当たりでぶつかる姿に、惹かれることになるのかもしれないや。
そして、兄・松陰の優しさに触れて、可憐さを醸し出す姿も...。
序盤の1月11日日曜日放送の第2回まで(?)の出演の終わった後となれば、明治維新にいたるまでの激動の時代における苦難の歩みから、あらゆる逆境が目に浮かんでしまいそう。
谷底に突き落とされたとしても、少しずつ這い上がってゆくかのような...。
そのドラマ展開といえば、2010(平成22)年7月より放送のNHKドラマ10『天使のわけまえ』を思い出してしまった。
演じたのは、主人公・坂下くるみ(観月ありさ)の幼少時代。
物語としては、くるみ(観月ありさ)は結婚を約束した北村和也(細川茂樹)に全財産を持ち逃げされたことから始まって...。
新居は契約されておらず、仕事もやめたばかり。 両親と縁薄くて田舎の祖父・広吉(大滝秀治)には頼れない。
呆然とするくるみを見かねて声をかけたのは、工事現場の交通誘導員のおっさん・佐藤喜市(イッセー尾形)。
くるみが和也のために作った手製のおはぎを喜市に渡したところ、ひとつつまんだ喜市の目に驚きと同時に大粒の涙が...。
ここから、孤独なくるみの再生物語が始まることになって...。
役どころゆえに、わずかながらの出演なものの、引き継いだ観月ありさ演じるくるみの生き方、時代と状況の違いあれ、『花燃ゆ』の文を彷彿させるかのよう。
そして、映画『かもめ食堂』『めがね』で話題のフードスタイリスト飯島奈美が劇中の料理をコーディネイトしていることあって、あの文のおにぎりに匹敵する美味しさも彷彿されてくれるかのようで...。
特に、一時は四面楚歌となる長州の食糧事情も、『天使のわけまえ』に似たようなものかなあ。
食べてくれる人の笑顔を思い浮かべて上手な家庭料理をこしらえてくれる、くるみの笑顔が素敵だった。
2006(平成18)年5月発売の『こどものための究極 正しい声のトレーニング キッズタレントへの近道』(武田梵声 / リットーミュージック)とともに、見守っていこうかなあ。
誌面と付録CDで再現した実践的なレッスン、なかなかなもの。
すなわち“音教育システム”による声のトレーニングか...。
すべての表現の基本は"声"であること、それを魅力的にすればするほど惹かれるくらいに心に強く残ることを、改めて実感させられるもの。
まさに、子どもの情操教育にふさわしい教材。
いや、大人でも充分通用する教材といっていい。
これからの飛躍が楽しみになってきた。
2014-11-27 |
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