花燃ゆ あらすじ ネタバレ 第2回
1月11日日曜日に放送。
寅次郎(伊勢谷友介)と伊之助(大沢たかお)が江戸に出立してからしばらく、いつものように二人の無事を祈る文(山田萌々香)が、弟・敏三郎(山田瑛瑠)とともに食の確保へ野山を歩いた帰り道、姉・寿(香音)が長州藩士・内藤一馬と逢っているのを目撃、内藤家との縁談の進んでいることを察して喜ぶ。
しかし、母・滝(檀ふみ)は、内藤家の200石と杉家の20石のそれぞれの家の格の違いを理由に反対の模様。
好きな人同士で一緒になれないことに反発する寿だったが、江戸で昼夜を問わず勤めと勉学にいそしむ質素倹約ぶりから"仙人"とあだ名されている寅次郎の心良き知らせに感心の内藤家の薦めとあって、寿と一馬は婚礼の運びに。
そして、伊之助の詩力・気力・酒力に感服する気持ちをしたためた寅次郎の文に目を通して、文は伊之助に恋心のようなものを抱き始めていた。
江戸においては、松代藩出身の洋学者・佐久間象山への入門を許された寅次郎が、整った仕立ての衣を用意してくれた伊之助と喜びを分かち合っているところへ、御目付役となった椋梨藤太(内藤剛志)と付きの藩士が現われて...。
頭脳明晰かつ直情的な寅次郎と藤太との静かなる軋轢に、伊之助は寅次郎の身を案じるばかりだった。
案の定、寅次郎は友人となった宮部鼎蔵(ビビる大木)とともに、東北遊学を計画。
しかも、藩内の内紛で父を自害に追い込んだ黒幕の仇討ちを果たそうと南部藩士・江帾五郎に同行することになって...。
加えて、長州藩からの過書手形(通行手形)は、正式に発行されていない。
時間がかかり過ぎていると察する寅次郎は、"赤穂浪士の討ち入り"にあやかっての出発日の約束を守るためとして、遊学を強行する決意を伊之助に打ち明けた。
もちろん伊之助は止めようとしたが、かねてからの北方におけるロシアからの脅威に加えて、「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」の一言、すなわち真心をもって事に当たれば必ず動いてくれる、という寅次郎の熱意には勝てなかった。
寅次郎は、過書手形の発行を待たず脱藩。 東北遊学へ旅立った。
寅次郎の脱藩は瞬く間に長州に伝わり、寿の婚礼当日に、両家は破談となってしまった。
心配する文だったが、寿は寅次郎に怒り心頭で塞ぎ込んでしまった。
藤太から脂を絞られたこともあって、ひとまず伊之助は萩に戻り、家老・村田清風に近い側近の周布政之助(石丸幹二)に会う心積もり。
しかし、その前に小田村に立ち寄ったところ、実兄・松島剛蔵(津田寛治)と再会、義母・志乃(かたせ梨乃)が病死していた。
先日の志乃からの文では、自身を実家に連れ戻すための方便にしか思えなかっただけに、伊之助は初めて実感した。
厭味を時折口にしつつも、義母として子の暮らしぶりを気に掛ける心は、真実であったことを。
杉家では、家の暮らしよりも寅次郎に構いすぎる家族への不満を強めて塞ぎ込む寿を見かねて、文が節句餅を差し出した。
寅次郎の大好物であるヨモギの入った節句餅は、烈火のごとく怒り心頭の叔父の文之進(奥田瑛二)を笑顔にしてくれるとして...。
志乃の通夜を終えて、滝が伊之助とともに杉家へ。
伊之助は、寅次郎の行いを深く詫びるだけだった。
そして、寅次郎は将来の国にとってなくてはならない人物であることを、改めて伝えて...。
伊之助を気にかける文は、寅次郎からの文に記された、寿が伊之助の嫁にふさわしい旨を伝えて、時折寿の力になってほしいことを託すことに。
自身の伊之助への本当の気持ちを意識しないまま...。
1852(嘉永5)年4月5日、寅次郎は萩に戻ってきた。
あれから時は流れて...。
文之進にさんざん殴られた寅次郎の顔のアザの消えないまま、伊之助と寿の縁談はトントン拍子に進むこととなって...。
伊之助は、杉家に挨拶に。
寿(優香)を嫁に迎えたい旨を打ち明けた。
義妹として末永く関わっていきたいと打ち明けられた文(井上真央)は、喜びとともに切ない気持ちに...。
寅次郎脱藩の罪に関して...。
ふと、「天才と狂気は紙一重」という言葉が思い浮かんでしまったけど...。
叔父・玉木文之進からの苛烈な教育と藩主・毛利敬親からのお墨付きとはいえ、「国のため」とはいえ、寅次郎に翻弄される家族にすれば、平常心を保つのは並大抵ではないことを、つい想像してしまった。
目に見えない棘をなくして和らげてくれるものとしての「節句餅」、忘れられない味わいだっただろうなあ。
"赤穂浪士の討ち入り"にあやかっての脱藩は、12月。
そして、「節句餅」。
男子の健やかな成長を祈願するのもとして、5月5日の「端午の節句」は格別だったんだろうなあ。
江戸時代末期ならば...。
その『端午の節句餅』といえば、福井県産「かぐらもち」を使用しての和菓子と餅菓子を販売する「福餅・林餅店」が...。
(相変わらず気が早すぎるか...)2015(平成27)年4月15日水曜日から5月5日火曜日までを販売期間として...。
『端午の節句餅 柏餅・10個セット』には、漉し餡の入った白色と、ヨモギの色付けと粒餡の入った緑色とともに、カシワの葉の香りと上新粉のもちもち感が...。
笹に包まれたヨモギ入りちまき5本を1束にした『端午の節句餅 ちまき・5本セット(2袋)』。
格別な美味しさは変わらない。
もちろんそれは、同年2月1日日曜日から3月31日火曜日まで販売の『節句餅 3合1個・餡入り1個』にも、言えること。
女子誕生の最初の雛の節句に、嫁ぎ先の最初の雛の節句に、2月20日頃までに、嫁の実家から嫁ぎ先に「ひいな餅」を届け、お世話になった方に内祝いのお祝い返しに「ひいな餅」を贈る習慣...。
本当に心温まるものであってほしい...。
男子であれ女子であれ、健やかな成長を遂げるとともに、家内安全が永遠であることを祈って...。
2014-11-30 |
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