花燃ゆ あらすじ ネタバレ 第15回
4月12日日曜日に放送。
1859(安政6)年1月が明けて...。
時の大老・井伊直弼(高橋英樹)による「安政の大獄」は、まだ始まったばかり。
文(井上真央)は、塾生を扇動した咎で再び野山獄に入った兄・寅次郎(伊勢谷友介)に、書物を差し入れる日々...。
「誠を尽くせば必ず変わる」と信じる勢いのまま書物を一通り目を通す寅次郎の元に、江戸にいる久坂玄瑞(東出昌大)と高杉晋作(高良健吾)からの連名で書状が...。
二人の血判の押された書状には、主旨は理解できても時期尚早ゆえに、ひとまず時を待つべしとのこと。
寅次郎は二人の優秀な塾生に幻滅して、深い嘆きに...。
それだけに、「井伊の赤鬼」の異名を持つ捕り方による追及は、激しさを極めており、ほとんど身動きのとりづらい窮地に陥っていたことを、寅次郎はまだ知らない。
かねてからの寅次郎の覚悟は、以心伝心のごとく塾生たちを決起にはやらせるかのように伝わっていて、師を投獄した伊之助(大沢たかお)を元凶とみなした塾生たちは、一斉に小田村家へ。
しかし、伊之助は冷静だった。
血気にはやるのは若者の性分でも、老中暗殺の是非を自分たちの頭で考えたことはあるのか、と...。
伊之助から尋ねられた塾生たちは、一気に言葉を失い、なりを潜めてしまった。
同じ頃、江戸から戻った桂小五郎(東山紀之)から、寅次郎に塾生との書状のやりとりをやめされるよう文に忠告。 ことが明るみになってからは、取り返しがつかないとして...。
しかし、寅次郎と塾生に共感する文の弟・敏三郎(森永悠希)が、秘かに先手を打つかのように寅次郎からの書状を前原一誠(佐藤隆太)に届けていた。
その書状『伏見要駕策』とは、藩主・毛利敬親(北大路欣也)の駕籠を、京・伏見にて一行から奪還して御所へ運び、天皇に攘夷実行の許しを得るまでの計画書で、死を覚悟して決行するようにとの促しに、塾生たちは沸騰する。
間もなく、実行に移す先駆けとして、野村靖(大野拓朗)が脱藩。
すぐに知ることとなった野山獄の寅次郎は、靖を喝采した。
しかし、それも束の間だった。
幕府に恭順な藩上層部は先手を打つかのように、捕り方を差し向け靖を捕縛。 弟の気がかりな実兄・入江九一(要潤)は、すべて自身の独断で行ない靖を動かしたとして、奉行所に申し出ることに。
九一と靖は、野山獄から一つ隔てた岩倉獄に投獄された。
伊之助から知らせを耳に知ることとなった寅次郎は激しく落胆。
落胆ぶりを心配した文は、ただの兄上として杉家の一家族として戻ってきてほしいと、涙ながらに訴えるが、寅次郎の決意は変わらなかった。
「それは僕の人生でない」
「僕はもう死ぬことしでしか生きられない」
自分が死んでみせることで心動かされて立ち上がる人が世の中を変えてくれれば、本望であるとして...。
文は床に崩れて号泣した。
この度は、いよいよ運命の1859(安政6)年1月の幕開け...。
再び野山獄に囚われの身になってしまった吉田松陰の正月は、荒涼としたもの。
それでも、「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」を揺るぎない心の糧とする姿勢は、頭の下がるもので...。
せめて、おせち料理の心積もりとして、萩の伝統製法「焼き抜き蒲鉾」に、夏みかん入りわかめ、うに、抹茶を加えた彩り、香りの良いかまぼこを...。 すなわち、食卓の彩りにもなり、一味違ったかまぼこを味わってほしい気持ちにかられてしまいそう。
「焼き抜き蒲鉾 85gX1」、「うに蒲鉾 110gX1」、「抹茶蒲鉾 110gX1」、「日の出蒲鉾 110gX1」、「夏みかん入りわかめ蒲鉾 110gX1」、といった、彩り豊かな萩の焼き抜きかまぼこ5種入りセットの山口県の郷土土産【萩かまぼこ彩りセット】として...。
山口県萩市東浜崎町の井上商店による、国産するめいかの中に国産マフグの身を入れた【ふぐ入りいかめし2尾】も同じく...。
"福"を"活かす(生かす)"という願いを込めて...。
そして、脱藩した野村靖...。
現代に置き換えるならば、死を覚悟したゲーム???
思わず、2010(平成22)年10月中旬より公開の映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』を思い出してしまった。
時給11万2千円という求人広告につられ、「暗鬼館」に集まった男女計10人が、鍵のかからない10の個室と10の凶器を与えられて、7日間における互いの24時間監視を任される中、何も起きなければ全員に1,600万円以上の大金が手に入る期待を打ち砕くかのように、2日目に死者が出てしまって...。
参加者全員が疑心暗鬼の深遠に落ちてゆく展開、なかなかのもので、参加者の真木雪人を演じた大野拓朗も、安東吉也を演じた北大路欣也も、鬼気迫るものが...。
あの、松下村塾塾生・野村靖と、"そうせい候"こと長州藩主・毛利敬親の、それぞれの別の顔が....。
2015-02-23 |
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