ウロボロス あらすじ DVD Blu-ray
3月20日金曜日、TBS金曜ドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』が終了...。
お恥ずかしながら、未だに余韻の残ったままの日々は続いてしまうもの...。
やはり、題名そのものに惹かれてしまうからかもしれないや。
ウロボロス (ouroboros, uroboros)。
古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの。
語源は、「尾を飲み込む(蛇)」の意の「古代ギリシア語:(δρακων) ουροβóρος」(〈ドラコーン・〉ウーロボロス)。
その後は、同じく「尾を飲み込む蛇」の意の「ギリシア語:ουροβόρος όφις」(ウロヴォロス・オフィス)と表現。
ヘビは、脱皮して大きく成長するさまや、長期の飢餓状態にも耐える強い生命力などから、「死と再生」「不老不死」などの象徴とされており、そのヘビが自らの尾を食べることで、始まりも終わりもない完全なものとしての象徴的意味が備わったとのこと。
いわゆる刑事とヤクザの二人が"二匹の龍"となって同じ男を追うという作風...。
法で裁けない本当の悪を勧善懲悪で裁く本格警察エンターテインメントを主軸にした連続ドラマとしての一番の完成度の高さは、後にも先にも、この『ウロボロス』だけになるのかもしれないや。
かの物語のあらましとは...。
児童養護施設・まほろばで育った龍崎イクオ(生田斗真)と段野竜哉(小栗旬)の2人が小学生の頃、母親のように面倒を見てくれていた施設職員の結子先生(広末涼子)が何者かに殺されるのを目撃する破目に。
悲観に暮れる間もなく、2人は犯人について警察に証言するも、その言葉は"金時計"をした警察関係者に握りつぶされた上に、事件はなぜかもみ消しに...。
それから20年の歳月が流れて...。
イクオは刑事となり、新宿第二警察署刑事課に勤務。 明るいがドジでお人好し、冴えないキャラであるものの、なぜか事件のにおいを嗅ぎ取ることに長け、検挙率は署内ナンバーワン。
竜哉は明晰な頭脳とクールな立ち居振る舞いで、我孫子会系三次団体・松江組の若頭として闇の世界でのし上がる日々。
2人は合間を見つけては、偶然を装って顔を合わせることなく会話をすることも、しばしば。
目的は、事件を握りつぶした「金時計の男」を警察内から探し出し、真実を探り出し、最強の権力組織である“警察"の闇を暴くこと。
全体を通して、主人公の二人にどんどん感情移入してしまう展開を軸とした仕上がりなだけに、途中まではシリアス部分とコミカル部分が見事に融合、緩急あって素晴らしかった。
中でも、まほろばの真の目的を知った時、子どもを見守る立場としては、胸が締め付けられる思いでいっぱいに...。
特に、最終話の第10話、涙なしでは観られないくらい。
その収録分のディレクターズカット版、O.A.版より20分も長い放送で、泣く泣くカットしたあのシーン、あのセリフが、よみがえってくるとか...。
ますます気になってしまう。
一方では、出演者によるドラマの見所や撮影の裏話に加え、ドラマの内容から脱線したトークが話題となった副音声解説「ウラバラス」。
改めてじっくりと聴けるのが嬉しいや。
2月13日金曜日放送の第5話と2月20日金曜日放送の第6話。
主人公の龍崎イクオを演じる生田斗真と段野竜哉を演じる小栗旬、そして司会進行役である松江組の竜哉の腹心的役割である深町武を演じるムロツヨシ、なかなかのフットワーク。
それゆえの好評あって、3月6日金曜日放送の第8話では警視庁捜査一課管理官・橘都美子を演じる吉田羊、3月13日金曜日放送の第9話ではイクオの上司の課長・三島薫を演じる吉田鋼太郎、それぞれ加わることになって...。
特に、本放送に集中させるためとして聴くことのできなかった、生田斗真と小栗旬とムロツヨシ出演の最終話・第10話特別版の収録、早く聴いてみたいなあ。
画面は血まみれ映像なのに、不覚にも爆笑してしまうこともあって、何とも言いようのない不可思議なひとときだった。
いずれにせよ、DVD/Blu-ray BOXの発売は、8月5日水曜日。
結果として、本放送当時の平均視聴率は10.42%。
その代わり、録画後の繰り返しによる視聴の面白味には、知らず知らずのうちにハマッてしまうものだから、スゴイや。
2015-03-28 |
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