岡田准一 エヴェレスト 神々の山嶺 日本映画初
いよいよか...。
日本映画史上初となる、エヴェレストの5,200メートル付近での撮影実現による本格的山岳映画が...。
そう、あの『小説すばる』にて1994年7月号から1997年6月号まで連載され、1997(平成9)年8月に集英社により上下巻刊行されることになった、夢枕獏の代表作『神々の山嶺』が...。
肝心の物語とは...。
メンバー全員が45歳以上で構成される中年のエヴェレスト登山隊は二人の滑落死者を出し失敗に終わってしまったことで、遠征に参加した山岳クライマー兼カメラマン・深町誠が、帰国する隊員と別れて、あてどなくカトマンズの街を彷徨う中、ふと立ち寄った古道具屋の店先で年代物のカメラと対面。
それは、1924(大正13)年のイギリス第3次エヴェレスト遠征隊でアンドリュー・アーヴィンと頂上にアタックするも遭難。 実際に登頂したのかをめぐって、エヴェレスト登山史上最大の謎とされているジョージ・マロリーの遺品・ヴェストポケット・オートグラフィック・コダック・スペシャル。
深町は即座に購入するも束の間、カメラは宿泊先のホテルから盗まれてしまうことに。
カメラの行方を追ううちに、ビカール・サン(毒蛇)と呼ばれる日本人から盗まれた故売品であることが判明。
しかも、故買商からカメラを取り戻すために深町の前に姿を現したビカール・サンとは、かつて日本国内で数々の登攀記録を打ち立てながら、ヒマラヤ遠征で事件を起こし姿を消した孤高かつ伝説のクライマー・羽生丈二。
帰国後に羽生の足取りを追うことになった深町は、羽生が登山家としてはすでに峠を越した年齢でありながらも、エヴェレストの最難関ルートである南西壁の冬季単独登攀を目論み、その最中にカメラを発見したことを察知。 恋人との生活も破綻し、目標を見失いかけていたことあって、深町は羽生の熱気に当てられるようにカメラの謎と羽生を追い始めてゆく。
実在の登山家をモデルとしているだけあって、まさに心に浸透してゆく展開に...。
気になる登場人物に関しては、以下の通り...。
主人公・深町誠には、ある意味、アスリートとして、さらなる磨きのかかることになる、V6の岡田准一。
森田勝をエピソードモデルとする羽生丈二には、阿部寛。
羽生失踪後も待ち続けることになる恋人・岸涼子には、尾野真千子。
深町の勤務するアウトドア雑誌副編集長で、深町に協力し様々な支援を行う宮川には、ピエール瀧。
岩沢英太郎をエピソードモデルとし、羽生の山岳仲間で実力はありながら経済的に恵まれていなかったクライマー・井上真紀夫には、甲本雅裕。
羽生の強烈な個性に心酔して入会した山岳会の後輩で、涼子の兄・岸文太郎には、風間俊介。
長谷川恒男をエピソードモデルとし、羽生に先駆けて鬼スラや海外の高峰を単独登攀をなしたライバルである天才クライマー・長谷渉には、佐々木蔵之介。
撮影への全面協力体制を強化することになるのが、あらゆる現役登山家の出演。
第72回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた1999(平成11)年公開の映画『キャラバン』で主演を務めたシェルパ長老のツェリン・ロンドウップ。
1986(昭和61)年公開の映画『植村直己物語』のエヴェレスト撮影にも隊長として参加した日本山岳協会会長の八木原國明氏。
そして、ほか多くの現役登山家も...。
全体を通して、1998(平成10)年公開の映画『愛を乞うひと』の平山秀幸監督と、2014(平成26)年公開の映画『ふしぎな岬の物語』の加藤正人脚本の織り成す壮大な物語が展開されることに...。
とにかく、かの映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は、2016(平成28)年3月12日土曜日からの全国公開。
待ち遠しくなってきた。
次の岡田准一は、世界最高峰・エヴェレストに魅せられた山岳クライマー兼カメラマン・深町誠か...。
山に惹かれるきっかけとなったのは、あの2014(平成26)年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』放送前、岡田准一演じる主人公・黒田官兵衛の最強家臣団の一人・井上九郎右衛門を演じる高橋一生に連れられたことから。
苦しいけれど友達と話すことが楽しいと語った岡田准一の想い、忘れられなかった。
そして、瞬く間に深町誠へ...。
どのように魅せてくれるんだろうなあ。
2015-11-01 |
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