桐谷美玲 ヒロイン失格 邪道 変顔 坊主 特典
と例えるにふさわしい面白さあふれる映画だったなあ。
いや、映画そのものが特典と言っても過言じゃないはず。
すなわち、女優・桐谷美玲としての、さらなる新境地として...。
そう、あの前年2015(平成27)年9月19日土曜日より公開された、『別冊マーガレット』(集英社)において2010年4月号から2013年4月号まで連載された幸田もも子原作による主演映画『ヒロイン失格』が...。
DVD/Blu-rayとして3月9日水曜日に発売されるのは、嬉しい限り...。
たしかに、桐谷美玲演じる主人公・松崎はとりの喜怒哀楽の振り幅の激しさ、何度観ても忘れられなかった。
「幼なじみの寺坂利太(山﨑賢人)にとってのヒロインは私!」と妄想をふくらませているものの、告白することもなく見ているだけの日々を打ち破るかのように、利太が六角精児似のイケてない同級生・安達未帆(我妻三輪子)と付き合うことになって、初めてピンチを実感。 奪還作戦を企てるがあえなく撃沈されてしまって...。
その上、イケメンで学校一のモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)から誘惑されて、心が動いてしまうという流れになってしまって...。
最初から最後まで波乱の展開とあって、一体どうなることやら...。
アップダウンの激しい言動や思い込みゆえの"邪道ヒロイン"、いや少女漫画の王道ヒロインからかけ離れた"ヒロイン失格"な女の子。
それでも、自分の気持ちには正直。
特に、それを象徴(?)するかのように、スキンヘッドになってからの一連の言動、かなり突出していたかのようだった。
予測不可能な三角関係ともなれば、泥沼の深みにハマリ込んだまま、引き戻すことはできないと思いきや、あの西野カナの歌う主題歌「トリセツ」が可憐に癒やしてくれて...。
前後するかのように、人気漫画やアニメのパロディ、日本テレビ製作とあって人気の学園ドラマ『ごくせん』シリーズやバラエティ番組『熱湯風呂』の小ネタも含まれている面白さも加わって...。
全体を通して、少女漫画特有のツッコミどころはあるものの、笑って泣けてキュンとするかつてない映画として昇華することになって、不可思議な夢見心地に...。
この度発売のDVD/Blu-rayの特典には、オフにおける映像としての楽しみは、もちろんのこと、それ以上に先着外付け特典としてのポスターとミニタオル、初回生産限定特典としてのティザービジュアル使用特製スリーブもあって...。
手に入るかなあ。
『ヒロイン失格』を経て...。
かねてからの"ゆるカワ"系のモデルとして女優として親しまれて何年ぐらいになるのか...。
そういった想いの中、この作品もそれを象徴する一つになる予感が...。
いや、かなり奇抜という点では、遥か程遠いということに...。
本音でまっすぐにぶつかってくるはとりの一生懸命さを見ているうちに、誰もが彼女を愛さずにはいられなくなる展開...。
素顔の桐谷美玲ならば、どうするんだろうか?
ついつい考えてしまった。
2016-01-05 |
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