真田丸 あらすじ ネタバレ DVD Blu-
12月18日日曜日放送の第50回・最終回が、ますます気になる中でのこと...。
このような躍動感あるNHK大河ドラマを観たのは、2014(平成26)年1月5日日曜日より全50回放送の『軍師官兵衛』以来かなあ。
あの頃もこの頃も、現実においては、混沌とした時期に翻弄されまいと、懸命に生き抜く人たちが多いだけに...。
もしかしたら、永久保存版に???
何よりも、三谷幸喜脚本ならではの現代劇にありがちな軽妙な描写...。
たしかに、初めてNHK大河ドラマの脚本を手掛けた2004(平成16)年1月11日日曜日より全49回放送の『新選組!』では、昔ながらの大河ドラマ独特の荘厳かつ重厚さを求める視聴者による賛否がいくらか際立ったものの、その反動からか、最期だけは儚さを克明に魅せてくれることの大きさあってのこと???
いかなる時代であれ、「笑ふ門には福来たる」の効果は、大きいのかもしれないや。
肝心の物語の展開で際立ったのは、あの戦国乱世なだけに、天下人になりえないそれぞれの戦国大名と家臣の存在感...。
西股総生による戦国軍事考証と、光栄の戦国武将シミュレーションゲームと、シブサワ・コウによる3D地図監修、による相互作用の下での、有働由美子NHKアナウンサーの冒頭の状況説明(何気にスターウォーズのパロディ?)、といったドラマを解かりやすく伝える工夫による心地良さも、後押ししているんだろうか?
特に、負けると解かっていても、"義"を貫き果敢に闘う姿への感動、昔ながらの判官贔屓あってのことなんだろうか...。
とにかく、DVD/Blu-rayが待ち遠しいや。
すでに、7月20日水曜日より発売の【第壱集】には...。
1582(天正10)年2月の武田家領内への織田信長(吉田鋼太郎)の大軍勢侵攻に端を発した1月10日日曜日
放送の第1回「脱出」から始まって...。
武田軍絶体絶命の危機に直面した、信濃国小県の国衆かつ真田家当主・真田昌幸(草刈正雄)の"表裏比興の者"ならではの怪人物ぶりと、一介の人質ならではの手駒(?)に過ぎなかった信繁(堺雅人)の処世術を学ぶ生きざまで、存分に魅せてくれる第12回「人質」まで...。
10月19日水曜日より発売の【第弐集】には...。
越後国・上杉家での人質の身の上ながら信任を得た信繁が、1585(天正13)年の徳川家康(内野聖陽)の大軍を迎撃する"第一次上田合戦"へ参戦かつ善戦するも、最愛かつ最初の妻・梅(黒木華)の死の悲しみに直面する、第13回「決戦」から始まって...。
以後の真田家の一丸となっての昌幸のあらゆる計略実行による邁進の矢先、天下をほぼ手中にした羽柴秀吉(小日向文世)の全国の大名に服従を求める圧倒的な存在感の直面。
そして、あの全国統一目前、1590(天正18)年春頃の小田原征伐での小田原城籠城の北条氏政(高嶋政伸)の最期を前にした"汁かけ飯"の描かれた第24回「滅亡」まで...。
12月21日水曜日より発売の【第参集】には...。
途方もない規模を誇る大坂城に入った信繁(堺雅人)の動向、茶々(竹内結子)や石田三成(山本耕史)らとの再会、改めて秀吉の天下取りの間近での目撃、新たなる世へ動き始める矢先の愛児・鶴松の重病と死を描いた、第25回「別離」から始まって...。
後継不在の恐れと動揺に端を発した豊臣家の内紛、分不相応に大きくなり過ぎた豊臣家の行く末を案じる秀吉の実直な弟・秀長(千葉哲也)の病死、堺の茶人にして商人かつ秀吉の相談役・千利休(桂文枝)の"武器商人の顔"、秀吉の甥・秀次(新納慎也)の"殺生関白"でない実直かつ繊細さゆえの追い込まれての死、より揺れる豊臣家の基盤、駿府で鳴りを潜める家康の動向、朝鮮出兵失敗を案じながらの1598(慶長3)年3年の秀吉の死、将来の真田家の命運を左右する1600(慶長5)年7月頃の"犬伏の別れ"の克明に描かれた第35回「犬伏」まで...。
そして、最後の描かれた、翌年2017(平成29)年3月15日水曜日発売の【第四集】には...。
1600(慶長5)年の天下分け目の"関ヶ原の戦い"から距離を置くものの、二手に分かれた真田家の行く末にまつわる葛藤と苦悩の描かれた、第36回「勝負」から始まって...。
特に信繁(堺雅人)と昌幸(草刈正雄)に連なる一族の九度山幽閉生活、常に心に秘めた亡き主君・武田勝頼(平岳大)への強い忠義を昂らせながらの昌幸の最期が...。
やがて、豊臣秀頼(中川大志)と茶々(竹内結子)の苦境ゆえ、最後まで忠義を尽くすべくしての信繁改め幸村の大坂城入城へ...。
運命の人たちとの再会ほか、あらゆる牢人たちを束ねる紆余曲折...。
いよいよ最終回までの"大坂の陣"における怒涛の展開へ一直線...。
すべてが、思い入れを深めたくなる登場人物ばかり...。
本当に多かった。
それゆえに最終回は、いかなる結果であれ、清々しい魅せ方の予感...。
いや、冷徹かつ真摯に描くこともあり得る???
おそらく三谷幸喜脚本のこと、あの2006(平成18)年放送のNHK正月時代劇『新選組!! 土方歳三 最期の一日』のような、続編やスピンオフでの熱き余韻への期待を保たせる展開もあり???
例えるならば...。
「花のやふなる秀頼様を 鬼のやふなる真田が連れて 退きも退ひたり 加護島(鹿児島)へ」
あの1615(慶長20)年の大坂夏の陣の後に、上方で流行した童唄のように...。
2016-11-10 |
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