おんな城主 直虎 あらすじ ネタバレ 第10回
「走れ竜宮小僧」
3月12日月曜日に放送。
次郎(柴咲コウ)は政次(高橋一生)の傷の手当てをしつつも、これまでの経緯を聞いた上で、ことの次第をすべて包み隠さず直親(三浦春馬)への告白のすすめるも...。
政次は弱々しく首を振るのみ。 いかに義理であれ、小野家は二度も父を奪ったことになるだけに許さないだであろうと。
それでも次郎は、政次の目をまっすぐに見つめつつ、力強く伝える。 しばし身を潜めておくことを。 ここは竜宮小僧の出番である、と。
夜の明ける頃、井伊家内は騒然。 何よりも、政次の姿の見当たらないだけに、さらに騒ぎは拡大するのみ。
しの(貫地谷しほり)は怪我をしている者を襲うなど卑怯極まりない、仇を討ってくれと泣き叫び。 孫一郎(平山祐介)も怒りを抑えつつ小野家を討つつもりと断言ほどなく、しのを下がらせた上で、直親と直由(筧利夫)と左馬助(苅谷俊介)とともに話し合いへ。
孫一郎は語る。 父・朝利(でんでん)が以前からの政次による乗っ取りを恐れ、互いに高まっての口論の果てに、逆に討たれたのでは、と。
左馬助は心情を慮りつつも、政次が討ったという証しなしとの主張。 直由は逃げたということが何よりの証拠であること、小野家は元来より誰もが知る家内を乱す虫であること、義元(春風亭昇太)が倒れた今こそ討つべきであることを、声高に主張。
そこへ、家人が小野家からの使者来訪の報せが...。
現れたのは、出家し尼僧・祐椿尼となった千賀(財前直見)と、亡き玄蕃(井上芳雄)の正室・なつ(山口紗弥加)だった。
直親が紅潮する孫一郎を止めるとともに、なつが祐椿尼に促される形で伏し目がちに告白。小野家から戻りたくないとわがままを口にしたことで、父が断固として認めない怒りのまま、不幸な結果となってしまったこと。 亡き直盛(杉本哲太)から玄蕃と自身に、井伊谷の者たちをつなぐ懸け橋になってほしいとの強い想いを背に、その役目を主人亡き後も継いでいきたいことを。
祐椿尼もわずかながら身を乗り出して主張。 ここは冷静になり亥之助の将来を考えてほしい、と。
皆が双方差し違えになってしまった場合を慮る中、次郎も考えをめぐらせて...。
それでも孫一郎の興奮は冷めやらぬまま。
直親は冷静に伝える。 政次は自身の刀を抜いてない代わりに、朝利が自身の脇差しで刺されていたこと。 壁の低いところや床など考えられない場所に、多くの刀傷が残っていたこと。 すなわち転倒とよろめきによる低い姿勢で刀を振り回していたためであることを。
それゆえに、政次は自身を守るため、やむを得ず刺してしまったのであろう、と。
直親は慮りつつも、義理の父の仇をとれずに無念であれ、政次を責め罰することもできないと断言。 一件落着となった。
直親は、次郎の気配を感じた瞬間の自身の直感を確かめるべく、龍潭寺へ向かった。
案の定政次は井戸端に。
声をかけられた政次は、驚きつつも感謝の旨を伝えるとともに、深々と一礼。
二人は亀と鶴と互いに呼び合っていた幼き頃に戻って、互いを気遣い合った。
一方の次郎は次なる行動へ。
朝利の怨霊を恐れた政次が写経を始めた、という噂を振りまく傍ら、政次にも写経の勧め。
当初こそ困惑する政次だったが、成仏できない朝利の怨霊が夜な夜な徘徊している、との恐れあって、次郎の忠告の受け入れ。 そのまま素直に従う姿が幸いして、周囲からの信頼の回復へ...。
1561(永禄4)年が明けた2月のある日、直親としのの子、世継となる男子が誕生した。
直ちに御披露目の席が設けられ、井伊家の居館は久々に歓喜と笑顔にあふれることに。
嬉しそうに赤子を抱いた直平(前田吟)が叫んだ。 虎は死んでも立派な皮を残すもの、後世に名を馳せるとして、虎松(のちの井伊直政)と命名。
直親も感服。 虎は子を大切にするとの考えゆえ、自身も虎松も、そのような親でありたいとの宣言とともに、拍手喝采のよる大盛況。
そこへ政次が、かつての義元の下知として、父・政直(吹越満)が直親の父・直満(宇梶剛士)から没収していた井伊家所領に関する覚書を、祝いの品としての差し出し。
直平は、虎松に返上する旨ゆえに驚き。 あの1544(天文13)年12月23日の井伊家に戻したいとの、政次からの冷静な申し出だけに。 あの忘れもしない直満の駿府での誅殺ゆえ政直の謀略の疑われた年だけに。
直親は改めて、亀と鶴と互いに呼び合っていた幼き頃の友情の回復を求める政次の真意を強く実感。 以後も頼みにする旨を政次に伝えた。
一方の龍潭寺でも、虎松誕生という大きな奇跡の裏で、小さな奇跡が...。
次郎が直親の嫡男誕生の報せとともに井戸に向かって合掌し感謝を述べる中、耳と鼻にかすかな気配が...。
もしやと思うなり井戸に石を落とすと、何と水の跳ねる音。 長い間涸れていたはずの井戸に、再び水が湧き出ており...。
次郎は驚きとともに喜びにあふれた。 ご初代様が虎松の誕生を祝ってくださっているのかもしれない、虎松は井伊をよみがえらせてくれるに違いない、と。
駿府の今川家では、かの1560(永禄3)年5月19日の「桶狭間の戦い」での大打撃以来、いまだかつてない緊迫した空気の蔓延。
何と、三河の岡崎城を守り織田方と戦っていたはずの松平元信改め元康(阿部サダヲ)が、突然の寝返りとともに、今川方の城への奇襲攻撃と陥落。
しかも、裏では早くから織田方と通じていたゆえの謀反に押された三河の国衆たちの松平方への相次ぐ寝返りに押されて、1562(永禄5)年1月には元康と織田信長の間での同盟が締結。
不意を突かれた氏真(尾上松也)は激怒、松平方の国衆の妻子の捕縛とともに、見せしめのための処刑を決行。
元康の正室・瀬名(菜々緒)と二人の子も、もちろんその対象だった。
井伊家は傍観するのみ、今川家と松平家の紛争に介入しなかった。
やがて1年の歳月が流れても、瀬名親子の消息は誰一人知らないままだった。
次郎は焦燥のあまり南渓に訴えた。 心配ではないのか、また佐名(花總まり)を見捨てるつもりなのか、と。
激しく色をなした南渓は、それはないと断言。 心情を理解しつつも、次郎は唯一無二の女子の友・瀬名と子を救うべく悶々とした挙句、ある考えの閃きとともに、早速旅支度を終えて駿府へ出立する。
案の定、駿府の状況は、想像を絶する混乱の深みにあった。
次郎は以前の尽力を信じつつ、氏真の祖母・寿桂尼(浅岡ルリ子)を訪ねたが、無情にも一蹴されるだけ。 瀬名のことは口にするな、と。
それでも次郎は、長きにわたる瀬名からの文を手に、頭を下げ続けて懇願する。 いかなる状況に見舞われたとしても、今川家への忠義は変わらないことを。
次郎の心情を察した寿桂尼は苦悶と熟考を深めたものの、そこへ松平方による上ノ郷城陥落と城主・長照自害の火急の報せ。
同じ祖母である寿桂尼は憎悪を再燃するのみ。 瀬名に今生の別れを告げて帰るよう冷淡に突き放して、次郎を奥の部屋へ投げ込んだ。
そこには歳を重ねた瀬名の顔が...。
次郎の懇願を察した瀬名の目には、大粒の涙。
懐かしむ間もなく、家臣が突然襖を開くなり、明日龍泉寺にての自害の下知の伝達。
閉じようとした襖に手をかけた瀬名が、竹千代と亀姫の助命を懇願したが、無情にも振り払われて...。
泣き崩れる友の背を、次郎は自身の無力さとともに茫然と見守るしかできなかった。
あの桶狭間の戦いから、約3年か...。
唐突な大大名の死後の混乱の煽りは大きいもので、小国であればあるほど、機敏に時勢を見極める必要性は重視されるもので...。
それだけに、次郎と瀬名それぞれの想い、まさに切実で見逃せない。
しかしながら、信じていたはずの身内の裏切りで、子と孫を相次いで失った寿桂尼の悲しみと憎しみは、否応なしに大きいもの...。
かの今川義元の母・寿桂尼の墓所・菩提寺である、現在の静岡県静岡市葵区の曹洞宗寺院・龍雲寺周辺に想いを馳せてみるか...。
2007(平成19)年9月発売の『はじめての禅宗入門―よむ・みる・すわる』(村越英裕/大法輪閣)の、禅宗の歴史・教え・修行道場はじめ、"おうち坐禅"はじめ、やさしい般若心経の解説、すぐできる精進料理レシピ...。
2016(平成28)年6月15日水曜日発売の『悩みがスッと消える お坊さんの言葉』(村越英裕/宝島社)の、"仏の教え"や"名僧の逸話"を交えながら綴る、すべての人たちの抱える四苦八苦の和らぐ術...。
2016(平成28)年6月18日土曜日発売の『お坊さんのひみつ』(村越英裕/PHP研究所)の、現代のお坊さんを取り巻く現状...。
それぞれ目を通してみる一方で...。
静岡県静岡市葵区北番町に構える創業65年以上の「製茶問屋 静岡お茶のだいさん」からは...。
【静岡牧之原産 荒茶作り深蒸し茶 深緑 240g】の、牧之原の肥沃な大地から生まれる、しっかりとした味わいの一番茶...。
【静岡牧之原産 特選ほうじ茶 5g50個パック】の、カフェインの少なさあって、妊婦から子どもまで安心して飲める心地良さと、高温による香ばしさ...。
【たっぷり最大300g 静岡茶 産地別 飲み比べ お試しセット】の、初めてでもたっぷりと静岡茶を堪能できる美味しさ...。
【たっぷり最大300g 静岡茶 産地別 飲み比べ セレクトパック】の、静岡西から東まで 粉末茶から煎茶まで選べる産地別の静岡茶の個性...。
静岡県静岡市駿河区向敷地に構える創業60年以上の「小柳津清一商店」の運営する「雅正庵」からは...。
バウムクーヘン部門の2015グルメ大賞受賞の【静岡抹茶バウムクーヘン「CHIYOの和」(1個) 静岡上級深蒸し煎茶「静の誉」(100g) セット】...。
静岡茶葉一番茶と冬限定の静岡名産「苺味」の使用ならではの味わいいっぱいの【バウムクーヘン「CHIYOの和」 抹茶&苺(1個)】...。
2011(平成23)年と2012(平成24)年と2013(平成25)年の3年連続モンドセレクション金賞受賞・国際優秀品質賞受賞の【生クリーム大福 鞠福】...。
茶処ならではの贅を尽くしたもっちりとろける贅沢和洋スイーツ...。
じっくりと味わってみたい。
2017-02-10 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0