生田斗真 爆笑 土竜の唄 第2弾
多くの人たちに末永く記憶されることになる、生田斗真主演の爆笑エンタテインメントにおける新境地第2弾としての、DVD/Blu-rayが...。
あの忘れもしない、2016(平成28)年1月8日金曜日のフジテレビ金曜プレミアム枠での放送、すなわち2014(平成26)年2月15日土曜日より東宝系にて全国公開された、三池崇史監督・宮藤官九郎脚本・高橋のぼる原作の映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』を観終えて...。
第1弾本公開から約2年10ヶ月後、2016(平成28)年12月23日金曜日より公開の第2弾の映画『土竜の唄 香港狂騒曲』では、生田斗真本人の告知通り、さらなるパワーアップしての怒涛の勢いの展開が...。
生田斗真演じる主人公である落ちこぼれ警察官・菊川玲二が、潜入捜査官"モグラ"として、武闘派広域暴力団組織・数寄矢会に潜入しての悪戦苦闘ぶり、ますます目が離せなかった。
先の第1弾にて最終標的となる会長・轟周宝(岩城滉一)を検挙できなかった反面、傘下の阿湖義組若頭で"クレイジーパピヨン"こと日浦匡也(堤真一)から気に入られ、兄弟盃を交わしたことで、ますます深みにハマリ込んで...。
打開策を模索する間もないまま、轟周宝からはビックミッション。 轟周宝本人と娘にして奇跡の処女・迦蓮(本田翼)のボディーガートとして、極悪非道のチャイニーズマフィア・仙骨竜壊滅への尽力へ...。
以後の玲二には、数寄矢会を取り巻く危機の相次ぐ襲来に加えて、「清廉潔白」を謳うエースとして正義感溢れるエリート警官・兜真矢(瑛太)の課長就任に伴う新体制強化の警視庁組織犯罪対策部からの執拗な追及ゆえ、いまだかつてない危機と窮地に...。
何よりも、一連の激動の裏では、日本中をも巻き込むような巨大な陰謀が...。
いずれにせよ、「5分に1回何かが起きる」と謳った、原作でも絶大な人気を誇る「チャイニーズマフィア編」を主軸としたアクションコメディ第2弾...。
やはり大爆笑のハイテンションコメディならではの面白さ...。
最後の最後までスリリングで目が離せなかった。
ただ、いかに尺の関係とはいえ、原作で描かれる仙骨竜のボス・藍虎と何かと狂暴な手下が本作で登場しなかったのが、釈然としなかったかなあ。
そして、日浦匡也の若き日々を描いた漫画原作のスピンオフ『土竜の唄外伝 狂蝶の舞~パピヨンダンス~』に端を発した、兜真矢にまつわる過去の暗い因縁に相当する一連の描写と接点のなかったことも...。
それでも、本編で第3弾を予感させる描写のあったことが、何よりかなあ。
拘置所で、谷袋署署長・酒見路夫(吹越満)と潜入捜査官養成係・赤桐一美(遠藤憲一)と麻薬取締官・福澄独歩(皆川猿時)の3人がアカペラで歌った「土竜の唄2番」の歌詞の最後の部分に、「3番もあるよ...」とあったこと...。
ラストシーンで、玲二のナレーションに「轟周宝を次こそ刑務所にぶち込んでやるぜ」と「次」を強調していたこと...。
聞くところ、原作第36巻以降の『シチリアマフィア編』でいよいよ轟周宝と対決するクライマックス編となるから、じっくりと待つか...。
全体を通して考えさせられてしまった。
暴力団対策法(暴対法)が及ばない外国で「人身売買ビジネス」に手を染めるようになった裏社会の実情の深刻さを...。
そして、日本自体、石油を主体とした化石燃料を直に確保しづらい、海に囲まれた小さな島国ならではの実情も...。
『土竜の唄』シリーズ、時折目を通した方がいいかもしれないや。
犯罪組織の跋扈する裏社会の恐ろしさを痛感する取っ掛かりとして...。
2017-06-10 |
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