西郷どん あらすじ ネタバレ 第8回
「不吉な嫁」
2月25日日曜日に放送。
半年足らずで祖父と両親との相次ぐ死別、吉之助(鈴木亮平)にとって最も悲しい1年が過ぎての正月明け...。
須賀(橋本愛)が周囲から不吉な嫁とささやかれているとのこぼし...。
吉之助は優しい微笑と励まし。 しかし、須賀は無表情のまま...。
なぜなら、西郷家の生活が吉之助の少ない稼ぎゆえの窮状の変わらないまま...。
現に、豪商・板垣与三次(岡本富士太)からの借金は倍に膨張。 いまだ一文も未払いのまま...。
そんなある日、正助(瑛太)が書状を手に吉之助の元へ。 蟄居解かれて記録所書役復帰の喜び...。
吉之助も喜び。 これで暮らしも楽になり父・次右衛門(平田満)も戻ってくるはず、と。
西郷家と大久保家は、長き3年を互いに労い分かち合っての喜びいっぱいに...。
この年1853(嘉永6)年6月3日夕刻、アメリカのマシュー・カルブレース・ペリー司令長官兼遣日大使乗艦の蒸気フリゲート「ミシシッピ号」率いる艦隊が、浦賀沖出現。 幕府への開国要求へ...。
すでに参勤交代の帰路の途上で知った斉彬(渡辺謙)は、かの琉球やジョン万次郎(劇団ひとり)からの報せゆえ、決して動ぜず...。
斉彬は薩摩帰着早々、近い将来のアメリカとの対等な立場での談判を直感。 早速、長崎と江戸へ90人の壮士を長崎と江戸へ派遣。 領内の防備も厳重に強化。 鉄の大砲鋳造向けの鉱山開発急進へ...。
一方、於一改め篤姫(北川景子)を養女に。 先頃急逝の徳川家慶より継承の第13代将軍・家定(又吉直樹)への輿入れに向けて...。
ある日、吉之助は亡き赤山靱負(沢村一樹)の実弟かつ家老名代・桂久武(井戸田潤)から呼び出し。 翌年にもペリー再来航の予測ゆえ、老中主座・阿部正弘(藤木直人)のお召しで斉彬が急遽江戸への舞い戻りとのこと。 しかも、斉彬から直々の吉之助の御供での江戸行きの希望。
吉之助本人はじめ家族は大喜び。
ただ、須賀(橋本愛)のみ、高額な支度金を顧みない家族の姿勢に、憮然としたまま...。
須賀曰く30両必要との回答に、吉二郎(渡部豪太)は畑の半分売却での確保との希望的観測。
それでも、須賀は無情。 畑の作物がなければ皆が餓死の恐れ。 借金するにも、山のごとき借金の西郷家に、どれだけ金を貸したがる人がいるのか、と...。
須賀は辛辣に断言。 帰り時の解からない旦那を借金まみれの家で待つのは御免こうむる、と。 皆は返す言葉のないまま...。
吉之助は夜遅くも眠れないまま木の上での考えごと。 正助も同じく寝付けず吉之助の傍に...。
吉之助は先の経緯を告白。 しかし、正助は幼き頃からの夢を叶える好機を捨てるなど正気でないと断言。 互いの売り言葉に買い言葉が昂じて取っ組み合いへ...。
決心のつかない吉之助に、再び久武からの内命。 何と篤姫からのお召しで、今和泉家の屋敷から鶴丸城までの警護をせよ、と。
瞬く須賀から吉之助へ帰って来るかの再三の問いかけ。 吉之助は、江戸に行くわけではないと須賀に断言の上、家を出ることに...。
篤姫を乗せた駕籠が錦江湾沿いの街道を進む途上の観音崎で止まるとともに、中から吉之助への語りかけ。 かの御前試合での勝利の幸運さが斉彬からの養女申し出のきっかけとなったとの感謝と、江戸での再会の希望を伝達。
吉之助は篤姫への感謝の嬉しさいっぱいに家へ...。
そして、一人待つ正助と対面。 銭のない郷中仲間たちで出し合った20両、かの板垣からの5両、餞別としての受け取りとともに感謝いっぱいに伝えて...。
しかし、家へ入れば須賀の姿なし...。
聞くところ、留守の間に実家へ帰ってしまったらしく、ほどなく父・直五郎が須賀を連れ戻し。 嫁にふさわしくない未熟者だと平伏しての謝罪と離縁申し出。 餞別としての金子10両とともに...。
吉之助は受け取れないと断言。 だが、須賀は手切れ金だとつぶやくのみ...。
結局のところ離縁。西郷家誰もが須賀を悪妻との痛感。
しかし、吉之助だけは、引き留めてしまう自身の性分を負い目として痛感の須賀ならではの思いやりとの慮り。
翌年1854(安政元)年1月21日、ついに吉之助の江戸への出立の日...。
吉之助は新たな羽織袴の装い、西郷家の皆に別れの挨拶とともに出立へ...。
西郷隆盛の最初の奥方・須賀を演じた橋本愛...。
出演もこの回で終わりなのかなあ。
"不吉な嫁"と周囲から揶揄(?)されがちだっただけに、どれだけNHK大河ドラマであっても、少しでも魅せてほしかったかな。
2012(平成24)年7月27日金曜日より発売の『あいの降るほし 橋本愛写真集』(熊谷貫/ワニブックス)での素顔はじめ...。
2014(平成26)年8月30日土曜日より公開の映画『リトル・フォレスト 夏・秋編』、翌年2015(平成27)年2月14日土曜日より公開の映画『リトル・フォレスト 冬・春編』での、主人公・いち子の自給自足の暮らしぶりと成長ぶり...。
やはり、贅沢なわがままなのかなあ。
時代はいよいよ、2013(平成25)年4月1日月曜日より『時代の流れがよくわかる! 歴史なるほど新聞 第8巻 (江戸時代末期~明治時代) 黒船来航! 開国をせまる』(千葉昇/ポプラ社)のごとく、かの激動の波瀾万丈の幕開けへ...。
さらに時は流れて1916(大正5)年、愛知県名古屋市熱田区沢上にて創業、あの熱田神宮に近い「妙香園」からは、幕末の黒船来航時に詠まれた「泰平の 眠りをさます 正喜撰 たった四杯で 夜も眠れず」の一首を彷彿の【正喜撰 400g】...。
かの黒船来航当時、江戸随一の魚河岸として賑わいをみせていた日本橋にて\誕生。 江戸菓子の伝統継承の一方、常に時代の嗜好に応える斬新な創意工夫と丹精込めたお菓子づくりへの尽力と継続の象徴である、【榮太樓總本鋪 榮太樓飴 4缶入】と【榮太樓總本鋪 あんみつ4個入 おもたせ ただいまスイーツ フォトジェニック】...。
今後の激動と波瀾万丈の時代を見届けるか...。
じっくりとした咀嚼とともに...。
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