西郷どん あらすじ ネタバレ 第11回
「斉彬暗殺」
3月18日日曜日に放送。
梅雨入り前の晴天の庭での、篤姫(北川景子)からの楽しげな声を背に...。
斉彬(渡辺謙)の五男・虎寿丸との相撲に臨む吉之助(鈴木亮平)は、斉彬からの非情な宣告、篤姫の不幸な運命を、いまだ信じられず...。
肝心の斉彬は阿部正弘(藤木直人)とともに篤姫輿入れの備えの一方、一橋慶喜(松田翔太)推挙による新幕政体制への備えへ...。
反面、血筋としての最も正統な幼き紀州藩主・徳川慶福推挙の井伊直弼(佐野史郎)との対立激化へ...。
その最中の1854(嘉永7)年閏7月24日、五男・虎寿丸急逝。 産業近代化のため集成館事業に邁進の斉彬本人はじめ篤姫も深く激しき悲観...。
早速、悲報は薩摩へ...。
由羅(小柳ルミ子)はいまだ久光(青木崇高)藩主就任への執着、もしや呪詛、といった不穏な声も錯綜の中...。
かの久光は正助(瑛太)のいる記録所訪問。 1824(文政7)年発生の宝島事件の記録読破の申し出...。
正助は本来声をかけられないの承知で、久光に質問。 予測される異国との戦への備えとしての知識蓄積の告白の久光の真剣な姿勢に、正助は尊敬の念へ...。
江戸薩摩藩邸では、斉彬内々の招きで、朋友の越前藩主・松平慶永(津田寛治)はじめ、徳川斉昭(伊武雅刀)・一橋慶喜(松田翔太)親子の陪席...。
離れた隅に控える磯田屋の医者が慶永の側近・橋本左内(風間俊介)と知るや、慶喜は驚愕。 傍の吉之助とともに招き入れ...。
二人はともに恐縮のまま座へ入るや、慶永は左内を優秀かつ信頼に足る使い番と称賛...。
斉昭は、かの篤姫輿入れによる家定(又吉直樹)の世継誕生に伴う薩摩藩主導の幕政運営の企みなしと、斉彬から確認。
しかし、慶永は家定のうつけぶりゆえ、子をなせないと失笑するのみ...。
咄嗟に吉之助が声高に篤姫御台所入りの企てを尋問。 しかし、無情にも慶喜後継への尽力の役目としてとの伝達に、愕然かつ茫然自失。
斉昭は水戸藩総力による尽力を約束。 慶永へ酒の差し出しも、慶喜が強奪。 勝手な進行への不満と将軍職就任の意志なしとの反発。
しかし、斉彬も頑強のまま切々とした説得へ...。
その夜、突然の斉彬卒倒。 病床に臥せて3日間、吉之助は左内に斉彬の膳から持ち出しの料理の調べを依頼。 何と砒素の検出の判明...。
吉之助は虎寿丸も同じ災難ゆえの急逝と直感。 怒りのまま斉興(鹿賀丈史)と由羅の隠居暮しの高輪屋敷へ...。
意外にも、斉興から吉之助との対面。 しかし、何の証もなしに疑うなら容赦しないとの一喝...。
すでに斉彬にも筒抜け。吉之助は藩邸に戻るや、斉彬から激昂のまま平手で殴打。
斉彬は憔悴のまま、民を救う強き国づくりなら命惜しまずとのつぶやき...。
吉之助は、斉彬の覚悟の痛感とともに、声を殺しての嗚咽...。
ドラマとして承知の上で...。
吉之助と斉興との対面、互いに敵対するがごとく意識して対峙する間柄なものの...。
やはり、演者の素顔としては感慨深かったりして???
折しも、この年2018(平成30)年が、明治維新150周年だけに...。
それは今から28年前、1990(平成2)年1月7日日曜日からの放送。 「第1部・幕末編」は7月29日日曜日放送の最終回・第29回まで、「第2部・明治編」は12月9日日曜日放送の最終回・第19回まで、合計全48回。
司馬遼太郎原作・小山内美江子脚本のNHK大河ドラマ『翔ぶが如く』が...。
『西郷どん』の語りの西田敏行が演じた西郷隆盛と、島津斉興役の鹿賀丈史が演じた大久保利通の、二人が主人公...。
『西郷どん』本放送では、この回より大久保正助は島津久光との初めての出逢い...。
久光の尊敬する異母兄・島津斉彬に仕える西郷吉之助...。
好む好まざる関係なしに、互いの思考と行動の明確な対比のはじまりかもしれないや。
コメント 0