西郷どん あらすじ ネタバレ 第31回
「龍馬との約束」
8月19日日曜日に放送。
1865(慶応元)年5月、吉之助(鈴木亮平)は薩摩の軍艦・胡蝶丸で帰還。 帰宅早々、同行の土佐脱藩浪人・坂本龍馬(小栗旬)を、妻・糸(黒木華)に紹介...。
故郷・土佐へ帰還できず、師匠・勝麟太郎(遠藤憲一)が江戸での蟄居、海軍操練所も閉鎖。 吉之助に助力求めた龍馬は、吉二郎(渡部豪太)・園(柏木由紀)夫婦と赤子、食客・川口雪篷(石橋蓮司)からの怪訝さの中、このあばら家に薩摩の英雄・西郷吉之助が住む理由を尋ねて...。
糸曰く、家には多額の借金ゆえ、即座に稼ぎは消失同然。 特に吉之助は、貧しき者へすぐ施し。 何より周囲に雨漏りの家あらば、自分だけ立派な家に住めない、と。
吉之助に惚れ込む龍馬に誰もが魅了。 突然屋根に上がるや雨漏りを直す龍馬に、吉之助は日本の雨漏りを直したいと告白...。
しかし、龍馬は告白。 日本からの早々の脱出と世界視野の商売への意気込みを...。
龍馬の度量深さの感服のまま、翌朝早々の吉之助は鶴丸城登城。 国父・島津久光(青木崇高)と嫡男の藩主・茂久(長田成哉)へ、幕府の命には従わぬが得策と言上...。
一蔵(瑛太)の命がけの進言に感服との久光からの言葉に、吉之助は同伴の龍馬を紹介。 航海術に長け軍艦を巧妙に操縦の龍馬いれば、戦続きで痛手大きい薩摩の海軍再生可能、と。
その後、吉之助は久光説得の一蔵に感謝。 長州との同盟勧めるも、一蔵は応じず。
察した龍馬は、長州の知人への伝達とともに、薩摩と長州との同盟を約束を宣言。 翌朝出立へ...。
約1ヶ月後、入京早々の一蔵は、長州征伐阻止のため、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)の元へ...。
すでに具視は、幕府に従わず長州征伐阻止をしたためた公家たちへの書状を手に待機。 書状と引き換えに一蔵から金を受け取るや、中川宮(なだぎ武)に用心せよと忠告...。
しかし、一蔵が目通りするや、中川宮は金受け取らず力添えを快諾。具視との雲泥の差に唖然のみ...。
その頃の薩摩の吉之助の元に、土佐脱藩浪人・中岡伸太郎(山口翔悟)訪問。 龍馬からの書状差し出し...。
龍馬の語る知人とは、長州藩士・桂小五郎(玉山鉄二)。 すでに逃亡生活から長州帰還、藩の中枢へ返り咲きとのこと。 そして、薩摩の船借用と異国から武器購入の小五郎への呼びかけ...。
しかし、幕府からは、長崎の商人たち向けの長州への軍艦や武器の売却禁止という厳しい御触れが...。
武器購入求める長州の実情と、吉之助を信用たる人物との龍馬の言葉ゆえ、小五郎は薩摩への憎悪抑えて、吉之助との面会を了承へ...。
ところが、龍馬と小五郎待機の長州へ出立の矢先、京の一蔵から将軍・徳川家茂(勧修寺保都)上洛と諸藩集結に伴う軍議との火急の報せ、先の戦の参謀役の吉之助への列座の命が...。
吉之助は再度の長州征伐発令を警戒。 小五郎宛ての書状を武次(高橋光臣)に託し、急ぎ京へ...。
幸い一蔵から公家たちへの尽力ゆえ、孝明天皇(中村児太郎)は再度の長州征伐許さず。 面目潰れた慶喜(松田翔太)は軍議後、具視から中川宮宛ての書状を、吉之助と一蔵の前に放出。
すでに慶喜と中川宮は内通。 吉之助の長州行き阻止のための慶喜の策謀だった。
しかも、正次は長州敵視。 書状を小五郎に届けないまま...。
鍵屋で待機の龍馬は、怒りと失望交じりに吉之助に断言。 小五郎からの信用も義理も人情も失った、と。
落胆激しい吉之助を、一蔵は叱咤激励へ...。
この『西郷どん』での西郷吉之助のちの隆盛は、土佐脱藩浪人・坂本龍馬と昵懇の間柄の予感...。
ただ...。
やはりあの、2010(平成22)年1月3日日曜日から11月28日日曜日まで全48回放送、大友啓史チーフ演出・福田靖オリジナル脚本のNHK大河ドラマ『龍馬伝』で、福山雅治演じた主人公の土佐脱藩浪人・坂本龍馬の姿が...。
あの時代、脱藩は万死に値する重罪ゆえ、佐幕派倒幕派関係なしに、暗殺実行犯や黒幕の暗躍高まる緊張感が...。
自由かつ縦横無尽に疾走続ける人間の大胆な行動力と代償について、否応なしに痛感させられそう...。
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