西郷どん あらすじ ネタバレ 第32回
「薩長同盟」
8月26日日曜日に放送。
亡き大老・井伊直弼(佐野史郎)の独断での異国との通商条約締結、勅許を得ぬまま約7年間、幕府が異国からの開国要求の先送りの中...。
苛立ちのイギリス・フランス・オランダが、連合艦隊編成での兵庫港開港を肉迫の中...。
慶喜(松田翔太)が1865(慶応元)年9月、再度の長州征伐勅命引き出しのため、孝明天皇(中村児太郎)へ巧妙に肉迫...。
反面、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)が急ぎ長州との同盟締結に難儀の吉之助(鈴木亮平)を叱責の中、一蔵(瑛太)の諭し。 他藩が幕府に従うか背くか見極めの中、このまま幕府の勝ちとの畳み掛けの見込み、と。
あいにく一蔵の持病の胃痛。 吉之助が居宅に連れ行くや、繁の家の芸妓・おゆう(内田有紀)が...。
どうやら一蔵の妾との察しほどなく、吉之助は一蔵からの書き溜めた書状突き付け...。
一蔵は強硬。 帝許すも、天下万民納得せねば、従わぬも良し。 長州再征伐の勅命など勅命でないとして...。
ついに吉之助は、朝廷と幕府の双方からの追及覚悟で了承。
書状の写しが諸藩の藩士から公家への拡散。 慶喜の激怒虚しく、長州再征伐は慎重の中...。
かの書状は、英国留学終了の長州藩士・伊藤俊輔(のちの博文)[浜野謙太]、そして小五郎(玉山鉄二)の手にも...。
同じく書状受け取りの龍馬(小栗旬)は、諦めの悪い男と苦笑...。
長崎での貿易結社・亀山社中を介しての、物資運搬、イギリス貿易商トーマス・グラバーより武器購入の活動の中、訪問の吉之助と対峙へ...。
吉之助は薩摩名義で購入の武器と軍艦の長州への引き渡し、代わりに凶作に喘ぐ薩摩の民への長州からの米の融通の要望。
龍馬も同じく土佐脱藩浪人・中岡慎太郎(山口翔悟)も快諾へ...。
急遽出立の龍馬と慎太郎は、長州へ到達。 が、小五郎は強硬に拒絶。
龍馬は悔しさ抑え、グラバーから預かりのイギリス在住の長州藩留学生からの文を俊輔に託し、引き上げへ...。
翌年1866(慶応2)年1月、苦渋の決断の小五郎が俊輔を伴い、龍馬とともに京の鍵屋へ...。
待機の吉之助に渡された書付には、薩摩は決して長州を裏切らず、長州の朝敵という汚名撤回へ尽力すべしとの条文が...。
吉之助は明日までの熟考の要望の上で退出、家老・小松帯刀(町田啓太)と桂久武(井戸田潤)のいる薩摩藩邸へ...。
帯刀は、長州からの助力の要望の上での薩摩受諾でなければならない、との条文を掲示。
翌朝、小松邸に一同集結。
が、格之助(北村有起哉)と正次(高橋光臣)が若き藩士たちとともに乱入。 薩摩まで朝敵にするのかと猛抗議。
咄嗟に吉之助が怒号で一喝。 自分たちが変わらねばこの国変わらず、それを解からぬが朝敵、との断言。 そして、一枚の写真を突き付け...。
それは、書付に同封のイギリスでの長州と薩摩の留学生たちの集う写真。 遠き異国では長州も薩摩も協力し合う、日本という国の民である、と。
ひたすら平伏の吉之助と一蔵ほかの藩士たち、そして二人の家老まで平伏の中...。
小五郎は完敗と実感。 吉之助と強固な握手。
こうして、久武の記した条文に、薩長両藩は協力し日本のために真心をもって尽力、という一ヶ条を追記...。
1866(慶応2)年1月21日、世に言う"薩長同盟"締結の瞬間だった。
とうとうここまでに...。
高知県・菜園場町の「肉の宝石・土佐和牛芸術倶楽部」の名物【龍馬が愛した軍鶏鍋セット】のごとく...。
2005(平成17)年3月より発売の『龍馬の洗濯 亀山社中から薩長同盟』(高杉俊一郎/アガリ総合研究所)に記載のありのままのごとく...。
2006(平成18)年10月28日土曜日より山口県・北九州市にて先行公開。 第40回ヒューストン国際映画祭参加映画『長州ファイブ』。 中盤に描写された薩摩藩英国留学生との交流のごとく...。
なお、『西郷どん』出演中の北村有起哉演じたは、かの長州ファイブの一人、長州藩士・井上聞多のちの初代外務大臣・井上馨。
それらすべての昇華あってかもしれないや。
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