いだてん あらすじ ネタバレ 第11回
「百年の孤独」
3月17日日曜日の放送。
いまだプラカード表記問題、膠着状態の中...。
プラカード委任の四三は、「日本」の表記への強き想い、肥後の出自特有の頑強さ昂じて...。
弥彦(生田斗真)からの賛同で、四三は皆に過去を告白。 "JAPAN"でなく"日本人"であることの強き主張...。
黙認続いた治五郎(役所広司)が起立。 自身の不在ゆえ、相互理解への頼もしき成長促進の皆を称賛。 筆執るや、プラカード表記の国名記載へ...。
1912(明治45)年7月6日開会式当日、スタジアム横の広場に、28ヶ国・3,000人の代表集結...。
日本は四三・弥彦の2人、治五郎・兵蔵(竹之内豊)加え、4人のみ。 京都帝国大学よりベルリン大学留学中の但馬錦治(ベンガル)も呼び寄せへ...。
午前10時半より、スタンド埋める2万人の拍手で歓待の下、入場行進へ...。
プラカード高揚の四三と国旗高揚の弥彦の行進、安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)からの声援...。
開会式終了、弥彦出場の100m走予選開催へ...。
ロッカールームで出場控え緊迫の弥彦に、兵蔵から声掛け。 短距離走はタイム競う競技。 一緒に走る選手はライバルでなく、タイムという同じ敵と対峙する同志、と。
兵蔵からの励ましに感動かつ御礼伝えた弥彦は、号砲とともにスタート...。
が、ほどなく他国の選手から引き離し、最下位ゴールに...。
案じた四三と治五郎と安仁子が、弥彦のロッカールームへ...。
が、意外にも弥彦は笑顔...。
弥彦曰く、11秒8すなわち100m走で12秒以内は初、すなわち自身の最高記録輩出ゆえ成功とのこと。
日本人に短距離は無理ゆえ頑張ってほしい、との弥彦。 四三は兵蔵へ翌日10,000走棄権の告白。 マラソン1本に絞り、弥彦の無念晴らすべくして...。
4日後、弥彦は200m予選出場。 が、結果は惨敗。
一方、兵蔵の容態悪化。 マラソン本番切迫の中、四三は一人トレーニングへ...。
400m走予選前日、四三は弥彦に、日本人にはやはり短距離走は無理との真意尋ねて...。
日本では無敗でも、ここでは圧倒的な敗北痛感。 それでも明日も走るの楽しみ。 徹底的に負けてやる、との弥彦の告白...。
四三は、胸中のモヤモヤ告白...。
弥彦は、プレッシャーとの西洋人語る言葉との告白...。
四三は、明確ゆえ怖くないとの笑顔へ...。
すでに兵蔵より代わり弥彦のコーチ役委任の四三は、奮起の弥彦からカメラ手渡し。 走る姿を正面から撮影してほしい、と。
400m走当日、四三はカメラを手にゴール付近で待機へ...。
スタートライン整列の選手は、エントリー5人中、3人棄権。 ゆえに弥彦ともう一人のみ...。
が、号砲でスタートの弥彦は、中盤で追い抜かれ...。
ただ、予選通過が2位まで、完走なら準決勝進出、興奮高まる四三は弥彦に魅了。 そのままシャッター切り忘れに...。
記録は、羽田の予選決勝より3秒縮小の56秒。
治五郎より喝采かつ称賛ながら、弥彦は屈辱いっぱいに荒い息で棄権申し出...。
悔いなしとの・弥彦を、治五郎はしっかり受け止める。
そして、マラソン競技・当日の朝...。
四三は弥彦に倣い、・笑顔でのゴールを心得、運河の水被りへ...。
この度の生田斗真演じる、400m走挑戦前後の三島弥彦の真意と人柄...。
もしや、1948(昭和23)年4月より発売の太宰治の傑作小説、2010(平成22)年2月20日土曜日より公開の角川歴彦製作総指揮・荒戸源次郎監督浦沢義雄脚本の映画『人間失格』の主人公・大庭葉蔵に近い???
金満家の末息子、父親への畏怖、ゆえに幼少以来の気弱さかつ本心隠そうと道化になり切る姿そのもの???
例え裕福な日常生活であれ、人と人との温もりなければ、すべてが空虚かつ夢見心地に???
考えさせられてしまう。
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