星野源 地平線の相談 いのちの車窓から
とにかく、約2年11ヶ月ぶりに、星野源の文筆家ぶりに目を通せたことあって、なぜか新鮮だったというのが、正直なところなあ。
折しも、昨年2016(平成28)年12月20日火曜日に最終話を終えても、いまだ心地良い感動の残るTBS火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が、心身ともに浸透している中だけに...。
ようやく時間が空いて、まだ読み切っていないエッセイと最新刊を、ようやく購入しての読破。
まず、音楽の師と仰ぐ細野晴臣と、2007(平成19)年から『TV Bros.』で連載中の大人気対談をまとめたエッセイとして、2015(平成27)年3月28日土曜日発売の『地平線の相談』(細野晴臣・星野源/文藝春秋)。
星野源自身から、日常のゆるい困り事から、仕事の心配、最近の心もよう、ダイエット問題、男女関係の深い悩み事まで、細野晴臣に相談する形での進行が主体となっており...。
「なるべくくだらないことを聴く」方針とあって、くだらないことから話を始めたものの、そのうち少しずつ深い話が出てくることの面白さが...。
さすが連載当初こそ、なるべく音楽の話はしないという星野源自身の配慮ありながらも、案外中身は音楽にまつわる話の多さに惹かれてしまった。
二人とも生粋の音楽家であることの微笑ましさ、忘れられないや。
そして、かの最新刊である、2017(平成29)年3月30日木曜日発売の『いのちの車窓から』(星野源/KADOKAWA)も...。
雑誌『ダ・ヴィンチ』2014年12月号からの連載をまとめたもので...。
かの『逃げ恥』のみならず、大ヒット曲となった主題歌「恋」、ほぼ同時期出演のNHK大河ドラマ『真田丸』、2度目の出演となったNHK『紅白歌合戦』出演、といった怒涛の勢いの約2年間のありのままが...。
もちろん、かねてからの本人ならではの、繊細さ、やさしさ、思いやりあって、ものすごく人気者になっても、人としての普通の感覚をも大切にするところなど、本当に変わっていないから、本当に嬉しいや。
失礼ながら、かの大病を経て、何らかの達観があったのかなあ、経験、成長のすべてにおいて...。
これまでのすべてのエッセイに通じるのは、「ヘビーなエピソードほど面白く笑えるように話す」という"暗黙のルール"から???
本当に変わることなく、時折改めて拾い読みしたくなるくらいに、なかなかのものだった。
本人はもちろん、自分自身の経験と成長にもつながりそうで...。(買いかぶり過ぎかな???)
それだけに、俳優として、音楽家として、文筆家として、星野源には、より光り輝いてほしいと祈りたいのは、自分一人だけかなあ。
2017-04-01 |
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