八重の桜 あらすじ ネタバレ 第5回
ホント気が早すぎる、と言われてしまえばそれまでだけど、
やはり第5回が、このドラマにおいて、かの黒船来航に次ぐ"第二の時代の転換点"だからだと、意識しているんだろうな。
現に、NHK発行のガイドブックで、小栗旬自身が、演じる吉田寅次郎こと吉田松陰の出番は第5回まで、と断言しているんだから。
物語では...。
榎木孝明演じる大老・井伊直弼(榎木孝明)による「安政の大獄」の幕が斬って落とされて、あの大弾圧が!!!
吉田松陰は捕えられて斬首。
そして...。
大弾圧を推し進めた井伊直弼も、"桜田門外の変"にて...。
水戸藩脱藩浪士17名と薩摩藩士1名に襲撃されて、非業の死を遂げることに...。
会津藩主・松平容保(綾野剛)との語らいのシーン...。
本当に、叔父と甥の関係だったんだなあ。
そして容保も、運命に流されることに...。
1963(昭和38)年放送のNHK大河ドラマ第1作の『花の生涯』の主人公とされている以上、井伊直弼が登場するドラマに関しては、深く考えさせられる。
たとえそれが、悪名を轟かせる結果となったとしても...。
井伊直弼を演じる榎木孝明...。
NHK大河ドラマへの出演は、2008(平成20)年放送の『篤姫』で、のちに薩摩藩家老・小松帯刀となる肝付尚五郎(瑛太)の父兼善を演じて以来、5年ぶり。
そして、薩摩藩といえば...。
2010(平成22)年の映画『半次郎』で、主人公の"人斬り半次"こと中村半次郎のちの桐野利秋を演じていたことを、思い出してしまう。
先と真反対の立場となる人物を演じるからには、気になる。
榎木孝明。
1956(昭和31)年1月5日の鹿児島県伊佐郡菱刈町(現・伊佐市)の生まれ。
幼少の頃は、一人で絵を描くのが好きで、目立たずおとなしい泣き虫とあって、その軟弱さを許せない父から厳しく鍛えられて、特技は古武術。古武術介護の実演も得意という。
特に、父から仕込まれた武術の一つである薩摩示現流は、玄人の域に。
その教えは、芸能界に入ってからも生きていて...。
どんな仕事でも決して手抜きはしない。
決して言い訳はしない。
たとえ自分が悪くなくても、すべて自分が引き受けよう。
たとえ損をしても、あとからくる得が大きい。
以上の心構えで仕事に臨むという。
それは、演じる役どころにも、見事に反映されており...。
中村半次郎のちの桐野利秋、かたや戦に赴き窮地を斬り拓こうとする薩摩隼人。
井伊直弼、かたや策をめぐらす参謀かつ最高権力者。
真反対の立場ではあるものの、武士(もののふ)の心は、全く同じ。
ゆえに、『八重の桜』第5回。
井伊直弼の最期に至るまでの生きざま、見届けます。
ただ、余談ながら...。
結末には、わずかながらでも心温まるシーンが...。
それは、7月7日日曜日放送の第27回の伏線になるようで...。
2013-01-24 |
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