心配事の9割は起こらない 感想
堅実に生活する日々の中、いくらか休憩時間がとれて、気晴らしに書店へ立ち寄った。
何気に歩き回る中、ふと目に入った本が気になって。
それは、8月22日水曜日に発売された『心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』(枡野俊明/三笠書房)。
著者は、禅僧にして大学教授であり、庭園デザイナーとしても活躍。
まさに禅僧ゆえに重みのある内容ながらも、コレしちゃダメアレしちゃダメではなく、こうした方がいいですよ、という優しい言葉で、静かに悟らせてくれる、貴重な一冊。
我が強くない文章ゆえ、人生のコツを優しく語りかけてくれるかのようで、とても読みやすかった 。
当たり前が積み重なって日々の生活は過ぎていく。
確かに、書いてあることは至極当たり前のことだらけ。
しかし、いざ日々の生活を経て振り返ってみれば、それを実践できているかと聞かれると、悲しいかなできてていないことの方が多いもの。
当たり前のことを、「やはり、そうなんだ」と噛みしめるためには、それが当たり前にできている人の言葉を聞くことが、妥当なんだよな。
以下の項目を目にするだけでも、つい読みたくなってしまいそうだ。
・悩むより動く...................そのほうが物事は絶対うまくいく
・人と比べない..................“妄想”の9割はこれで消える
・前向きに受け取る...........幸せかどうかは、あなたが決める
・「お先にどうぞ」...............求めない、あせらない、こだわらない
・「朝」を大切にする...........心に余裕をつくる最善の方法
・余計なことを調べない.....情報の“暴飲暴食”はやめる
・「競争」から離れてみる....禅的「不安の遠ざけ方」
すべては、48の禅の教えから紹介される生き方から。
余計な不安や悩みを抱えないように、
他人の価値観に振り回されないように、
無駄なものをそぎ落とし、限りなく簡素に生きる。
大切だよなあ。
一番心に残ったのは、166ページあたりからかなあ。
特に、二つの項目。
まず、「毎日10分、自然に触れる」ことに関して。
ふと、心が解き放たれる瞬間
人と人との結びつきで大切なのは、知識や教養ではなく、感性や感覚です。
考えることをいったんやめると、脳の神経伝達物質であるセロトニンの分泌が活性化されるそうです。
次に、「自然を感じる時間を持つ」ことに関して。
許す範囲でしばし、自然を感じながら「ぼ~っ」としている。
余計なことは考えずに、心を空っぽにして、体も心も自然に委ねなさい。
これらのお言葉、繰り返し目を通して、実践してみようっと。
2013-09-14 |
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