TBS ドラマ Dr. DMAT
いよいよ年の瀬となり、何気に振り返ってみて気になることの一つは、幸か不幸か、好む好まざる関係なしに、TBSでの毎週木曜日21時より放送の"木曜ドラマ9"の枠が、遠巻きに注目されてしまったことかなあ。
確かに、ドラマ制作費用の必要性ゆえにスポンサーとなる企業確保の決め手の指標となる視聴率へのこだわりは、なくならないもの。
仮に、高視聴率獲得を目当てとした"ヤラセ"演出を嫌って、「"視聴率"よりも"視聴質"を!」「"視聴率"よりも"録画率"を!」といった多くの視聴者からの声が上がったとしても、一度"録画率"を認めてしまった場合、CMを省略して本編を録画する機能を活用する視聴者の増加を予想しやすいから、新商品の購入を宣伝するスポンサー企業としては、好ましくないんだろうなあ。
"視聴率"と"視聴質"と"録画率"か...。
番組制作側にもスポンサー企業側にも、長いことジレンマを抱えることになるのかもしれない。
2014(平成26)年が明けて、
TBSの"木曜ドラマ9"では、1月9日木曜日から新たなる挑戦へ。
やはり、裏番組だったテレビ朝日『Doctor-X 外科医・大門未知子』に触発されたのかなあ、夢や憧れや"ないものねだり"を抱かせるファンタジーから、現実の厳しさを見据えてことにあたる大切さを前面に出した重厚なドラマへと方針転換?
その新番組とは、『Dr. DMAT』。
高野洋原作と菊池昭夫作画による漫画『Dr.DMAT ~瓦礫の下のヒポクラテス~』として、2010(平成22)年12月に集英社より発売の『スーパージャンプ』2011年1号から連載が開始。
以後、新創刊された『グランドジャンプPREMIUM』[『グランドジャンプ』の定期増刊号、2011(平成23)年12月発売の第1号から2013(平成25)年8月発売の第21号まで]への連載。
そして、この度のテレビ番組化の決定に伴い、『グランドジャンプ』本誌に2013年24号(同年11月発売)より連載雑誌を移動しての展開へ...。
「DMAT(ディーマット)」とは、「Disaster Medical Assistance Team(災害派遣医療チーム)」の通称。
過去10年間において、衝撃的な映像をもって報道された大災害や大事故などの現場に急行し、"瓦礫の下の医療"に従事した医療組織として、着実に脚光を浴びているとのことらしく...。
使命は、災害現場で被災者の"命を繋ぐ"こと。
満足な医療器具や環境が整っていない限られた条件下で、時には救命の優先順位をつけ、時には即興医療を施すという。
確かに極限の状況で命と向き合う姿と行動は、並大抵じゃない。
ましてや、「生か? 死か?」といった10秒の迷いでひとつの命が消えてしまう現実に直面してしまうならば、尚更のこと。
ドラマでは、東京直下型大地震をはじめ、トンネル事故、毒ガス発生事故、土砂崩れ災害などの極限の状況で"命"と向き合う主人公・八雲響の成長を軸に、様々な災害下で行われる災害派遣医療チーム=DMATの活躍・挑戦を、「東京DMAT」「東京消防庁」の全面協力のもと描いていくという。
フィクションでありエンタテインメントでありながらも、日本のどこかで明日にも起こりうる災害直前の"今"を切り取った作品として。
肝心のキャスティングは、
「DMAT」隊員として、
主人公の八雲響には、今回が記念すべき民放連続ドラマ初主演で初のドクター役となる関ジャニ∞の大倉忠義。
あのTBS金曜ドラマ『なるようになるさ。』で演じた引きこもり大学生から、恐怖と歓喜が背中合わせで混在する命懸けの現場に直面する隊員への脱皮か...。
より魅せてくれそうだ。
他には、吉岡凛に加藤あい、伊勢崎紅美に市川実日子、小曾根達也に佐藤二朗、長谷川久美に麻生祐未。
「有栖川病院」スタッフとして、
上層部から、村上和司にほっしゃん、伊勢崎勝一に國村隼。
そして、主人公・八雲響の妹・春子には、瀧本美織が...。
「東京消防庁」ハイパーレスキュー隊員 として、
上層部の桜庭周作に石黒賢、
部下の小松健二にHey! Say! JUMPの高木雄也。
災害現場の限られた条件下で"命を繋ぐ"究極の人間ドラマか...。
しっかりと見届けよう。
突発的な出来事に翻弄されないためにも。
2013-12-05 |
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