NOKKO CD THE NOKKO STORY
思いもかけずにNOKKKOの話題を耳に知るとは...。
1980年代にロックバンド・REBECCAで活躍した女性ヴォーカリストNOKKOも、失礼ながら50歳、いや、まだまだ若く見えるもの。
数ヶ月以上前に観たNHKのドキュメンタリーでは、すでに7年前の2006(平成18)年から静岡県熱海市に移住して、長女を育てながら伊豆の海や山やそこに住む人たちと戯れる様子が描かれていて...。
あの小柄で華奢な身体ながらパワフルでエネルギッシュに歌い上げていた姿はなく、穏やかで慎ましかったし、ほのぼのとした気持ちに浸って以来かなあ。
そして、かの話題とは、NOKKOからファンへのクリスマスプレゼントとでもいうのだろうか、この時小学1年生で7歳の長女が、"CDデビュー"を果たしたというもの。
静岡県熱海市に構えた自宅スタジオでのレコーディングによる11月27日水曜日に発売のニューアルバム『もうすぐクリスマス』に、長女がバックコーラスとして参加したという。
それは、昨年2012(平成24)年11月23日金曜日発売のNOKKKO自身初のクリスマスアルバム『The Christmas Songs』に続く2枚目であって...。
収録楽曲は、「きよしこのよる」をはじめ、山下達郎「クリスマス・イブ」、桑田佳祐「白い恋人達」などのカバー曲など。
NOKKO曰く「私に声が似ている」という長女がコーラス参加した楽曲は、ジョン・レノン「HAPPY CHRISTMAS(War Is Over)」のカヴァー。
去年のクリスマスパーティーで録音した子供たちの声を"ガヤ"として入れた楽曲もあるという。
あの1991(平成3)年のREBECCA解散後、アメリカ・ニューヨークなどでの生活を経たNOKKOと2002(平成14)年に結婚して、歌手マドンナの作品などでグラミー賞を二度獲得することとなる世界的サウンドエンジニア・保土田剛の思い入れは、深いもの。
「本来、音楽は生活と密接な関係にあります。特に今回はクリスマスアルバム。そういった匂いを入れるには、子どもの声が一番」
夫の釣り好きが高じての熱海への移住後のNOKKOは 「子育てに忙しいと、迷いがなくなる。そして周りにはたくさんの自然。素直な自分で、いつも自然体でいられるようになった」という。
その気持ちが功を奏してか、11月8日金曜日には、約14年ぶりのオリジナルアルバム『THE NOKKO STORY』を発売。
「歌手として、違う段階のキャリアに入ることができた」と強調するまでに。
事実、そのアルバムは、REBECCA時代の大ヒット曲「Maybe Tomorrow」のセルフカヴァーに魅せられたことはもちろんのこと、Web Store限定販売の「ゆうぐれなき」のように、風や色を実感するものであふれていて...。
優しい言葉と歌声すべての曲が心地良く、忘れかけていた空をゆっくり見上げる気持ちを、ふと思い出したかのような感覚だった。
行き着いた先は、生活に密着した音楽の在り方と、自然との共生か...。
日常においては『THE NOKKO STORY』、
年の瀬になれば『The Christmas Songs』と『もうすぐクリスマス』、
それぞれ心地良く心の中に鳴り響くことになるんだろうなあ。
2013-12-09 |
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