まめねこ 1 2 3 4 さくら舎 ねこまき
書店で何気に目にするなり、ほのぼのした絵柄に癒されてしまって、つい4巻まとめて購入し、勢いのまま読み終えることになって...。
それは、猫好きなら"あるある"なかわいい小話と、やさしいタッチのイラストに癒される、ゆるねこ漫画『まめねこ』。
本来ならば、犬にせよ猫にせよ、人間からすれば、ペットとしてはかわいいもの。
(犬を飼っている人間の一方的な見方と言われてしまえば、それまでだけど...)
ただ、失礼ながら、人間の言うことを聞き入れてくれる、という点では、犬にその傾向が強い、ということ???
それだけに、"ないものねだり"から、猫をかわいらしく描いた漫画が多いということなのかも???
ねこまき、か...。
名が象徴するように、当然のように、かなりの猫好きなんだろうなあ。
2002(平成14)年より、ディスプレイ会社を退職し独立して久しく、現在は名古屋を拠点としながらイラストレーターとして活動中。
コミックエッセイをはじめ、犬猫のゆるキャラ漫画、広告イラスト、アニメなども手掛けているとか。
すべてを振り返ってみれば...。
第1弾は、2013(平成25)年7月3日水曜日発売の『まめねこ あずきとだいず』。
はじまりは、"飼い主さん"となる30歳OLのところへやってきた、やんちゃで姉御肌の"あずき"と、食いしん坊でおっとりさんの弟"だいず"という"2匹のチビねこ"の登場から...。
かわいいのはもちろんのこと、なぜか大阪弁のボケとツッコミで、とっても仲の良いコンビ。
本当に癒やされてばかりだった。
主役の猫2匹につられるかのように、"飼い主さん"の住む家の、いわゆる"おもしろ家族"も見逃せないくらいくらいの物語の展開も...。
"肌色"は、カツラと股引がキュートなじいちゃん。
"もじゃ"は、猫嫌いで隙あらば2匹を捨てようとするお母さん。
"メガネ"は、美少女アニメ・特撮ヒーローをこよなく愛する兄ちゃん。
"座敷おやじ"は、存在感ゼロで空気のように気配を消すお父さん。
"おもしろ家族"と巻き添えになる"2匹のチビねこ"による、てんやわんやの大騒ぎは、何度目を通してもあきないくらいの面白さで...。
中でも、"肌色"じいちゃんと必須アイテムとの格闘シーンには、大爆笑。
第2弾は、2013(平成25)年12月4日水曜日発売の『まめねこ2 ごはんだよ~』。
"あずき"と"だいず"が飼い主さん一家にもらわれてきてから初めて迎える冬のひとときを描かれていて...。
しかも、2匹は寒いのが大嫌い。
いつもの炬燵での"肌色"じいちゃんとのぐーたらが面白いこと面白いこと。
"もじゃ"母さんに小言を言われながらも、ゆるゆる気ままに成長していく姿は、なぜか微笑ましい。
初めての病院、初めての雪、そして一家と過ごす初めてのクリスマスも...。
きょうだいでも性格に差が出ることを、何気に意識させられる内容だった。
第3弾は、2014(平成26)年7月16日水曜日発売の『まめねこ3 こらっ! こらっ!』。
飼い主さんの出番が少なめなのが、いくらか寂しさを感じさせてしまう反面、"もじゃ"母さんと"メガネ"兄さんが多目に出てくれて、いろいろとやらかしてくれたのが、面白かった。
もちろん"肌色"じいさんも、いつものごとく大活躍で、笑えるものばかり。
何気に、家族それぞれの、あずきとだいずへの愛情表現の違いが、いくらか気になってしまったものの、微笑ましさは変わらず。
特に、新たに注目することとなった鳥...。
鳩の特徴というか習性や行動も、読みながら「そうそう」とうなずいてしまうくらいの、面白さだった。
そして第4弾、2015(平成27)年1月27日火曜日発売の『まめねこ4 豆之介でござる!』。
飼い主さん家に新しくやってきた、豆柴犬の"豆之介"が登場。
賢そうな犬だけど、何と自身を猫だと思っている風変わりな犬。
それゆえに、猫と一緒にいる方が心地良いという。
あずきとだいずの悪戯心がくすぐられて、またもやひと騒動が勃発することになって...。
相変わらず賑やかでかわいくて、動物の気持ちのわかる描写には、うなずけるものが...。
そして、最後には少し涙だった。
まとめ買いして正解だった。
これからも続きを予感させてくれるかのようなシリーズゆえに、ますます楽しみに...。
2015-02-05 |
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