おんな城主 直虎 あらすじ ネタバレ 第6回
「初恋の別れ道」
2月12日日曜日に放送。
当初より故郷での元服への想いの強かった亀之丞(三浦春馬)は、井伊谷に戻って早々"元服の儀"。 本人の強い想いを知る次郎(柴咲コウ)はじめ一同からの感極まって喜びながらの見守りとともに、井伊肥後守直親と改名。
ただ、亡き政直(吹越満)から家老を継承した政次(高橋一生)のみ、複雑な胸中のまま。 幼なじみ帰還の喜びの傍ら、自身の縁談の破談による我が子の井伊家当主継承の筋書きが白紙となったゆえに...。
滞りなく儀式が終わって座は宴となって早々、直親は次郎との縁談を熱望ゆえ、還俗の時期を直盛(杉本哲太)に尋ねる。
唐突ゆえ答えられない直盛の代わりに、横からの政次曰く、まず今川義元(春風亭昇太)からの帰参の許しを得た上での、時期を見計らった次郎の還俗が適切とのこと。
直盛は表情一つ変えないまま、その場での判断を避ける代わりに、早速左馬助(苅谷俊介)を駿府へ差し向け、今川家を探らせるlことに...。
ここ数日の次郎は、南渓(小林薫)と向き合い公案、禅宗において師匠が弟子に言葉で与える課題への取り組み。
昔、超という国の道威という王に仕える中と伯という二人の大臣の争いが勃発。 どちらか一人を追い出さなくてはいけなくなった道威は、それぞれ二つずつ饅頭を渡すと、二人とも一つはその場で口にする。 残りの一つを、中はすぐに空腹の子どもに与えたのに対し、伯次郎は大切に持ち歩いたものの、カビさせてしまった。
その後の道威がどちらに大臣を続けさせたかとの問いに対し、次郎は自信ありげに中と即答する。
ところが、南渓の答えは、饅頭をカビさせてしまった伯。 理由を尋ねつつ饅頭を二つ差し出された次郎は困惑するのみ。
あの宴から数日を経て、駿府から戻った左馬助の伝えるには、尾張攻めの最中の今川家への要望となれば、代償としての派兵要求が予測されるであろう、と。
直盛は申し訳ない気持ちを滲ませつつ直親に伝えると、直親も無理な申し出をしたことを丁重に詫びて、次郎のことを口にしないと誓うと、そのまま立ち去った。
次郎は再び直親と逢い、胸の高まりを隠せないまま。
元服後のさらなる凛々しさいっぱいの微笑のまま、直親は還俗について次郎に尋ねた上で、突飛な物言い。
「死んで一緒になるしかない」
呆気にとられた次郎は直親を一喝。 しかし、逆に直親からは、次郎が井伊家の惣領娘でなければ二人は一緒になれること。 そのため次郎は死んだことにして、名前を変え身を潜め別人として生きればよいということ。 直平(前田吟)からの尽力の約束あって川名の隠れ里で過ごせること。 そして、夫婦となり世継ぎ誕生となること。
切々とした訴えに、次郎の胸が高まったが、不意に父母の悲痛な表情が脳裏に浮かんで...。
直親は声を荒げた。 不条理ゆえの忍従の日々のままなのか、仕方ないと簡単にあきらめてしまう一生でいいのか、と。
すぐにあきらめてしまう癖の染み付いてしまった次郎は衝撃。 人生一度きりとして賭けてみようとの強い決意を固める。
ほどなく、幼い頃の鬼ごっこが脳裏に。 不意に飲み込まれそうになった川を通る崖上に、遺書と履物を置いておけば、誰もが水死とみなすはず、と。
そして、川名の準備ができたという報せ。 次郎はこの町を離れる覚悟を固めて、懐かしい場所をまわりつつ静かに別れを告げた。
次郎は、寺の仏殿の本尊に礼を述べ、居館の一室に戻った。
遺書を書こうと筆を執るなり、不意に机に置かれた二つの饅頭が目の前に...。
筆を休めた次郎は南渓との公案を思い出し、饅頭をカビさせた伯の選ばれた理由の思案のまま、夜明けへ...。
次郎は何も持たず法衣のまま、待ち合わせた寺の井戸端で、直親と対面することになった。
直親の驚きと片時も目を離さずまっすぐに見つめる姿勢と向き合い、次郎は死ねないこと、自身と直親はそれぞれ一個の饅頭であることを訴える。 二つの饅頭を一度に食べたり人に与えればすぐになくなるが、一つさえあれば、本当に困った時もう一度食べたり与えたりすることができる、と。
納得のいかない直親は次郎に激昂。 還俗する時は、自身と一緒ではなく、万一の場合であること、女としての喜びも幸せも全て捨て、井伊家を守るための捨て駒となっていいのか、と。
次郎は再三の熟考の末の決断と告白するも、日の目を見ない一生を案じて直親は納得しないまま...。
次郎は穏やかに微笑んだ。 自身がカビた饅頭になることこそ井伊家安泰である、と。
茫然自失の直親の目が宙を泳いだままの中、次郎は踵を返すなり、歩もうとした瞬問、突然後ろから直親の腕が...。
直親からの「ひとりぼっちにさせてすまなかった」の詫びの言葉と抱き締める腕の温もりと吐息で、次郎は嬉しさとともに意識の遠のきかけて...。
が、意外にも直親から腕を離した。 「消してしまわなければならないのは、俺の心だ」と。
直親はようやく今川家の許しを得て、井伊家に帰参、直盛の養子となった。
かつての直盛のように、今川家につながる誰かを押し込まれる前に、直親の嫁取りの評定が急がれて早々、奥山朝利(でんでん)から、自身の娘を政次の正室とし生まれる子の井伊家継承といった以前の話の切り出し。
直親は政次を意識しつつも、穏やかな笑顔で受諾する。
ほどなく直親は、井伊家の居館にほど近い祝田付に屋敷を構えて、朝利の娘・しの(貫地谷しほり)を娶ることに....。
この時、修行の身の上の次郎は、風の便りで聞くことになって、本当の次郎法師になったことを実感する。
二つの饅頭にまつわる公案か...。
いわゆる"禅問答"のようなやりとりかなあ。
それは、この時の次郎法師のちの井伊直虎の礎となってゆく布石らしき描写かもしれないや。
一つは一蓮托生、もう一つは万一に備えての捨石あるいは捨て駒、という意志表示??? ならば、まさに耳が痛いや。
現在の静岡県浜松市にて...。
かの次郎と直親そして二人を支える家族のような関係にある人たちは、どれだけいるんだろうか...。
いかなる時であれ将来をともに歩みたい想い人同士へは、中区神田町「御菓子ごぎく」からの【あかね坂 パイまんじゅう 10個入り】や【茶遊里(さゆり) 5個 遠大栗(えんだいくり) 5個】や【茶遊里(さゆり) 10個 7個】を...。
自身を支えてくれる家族へは、南区法枝町「つかさ製菓」から...。
5月第2日曜日には、【母の日 和菓子三昧セット 黒糖みそまんじゅう4個 塩豆出世大福2個 生クリーム大福4個 バタどら2個 どら焼き1個 どらやき(さくら)1個】を...。
6月第3日曜日には、【父の日 つかさセット 黒糖みそまんじゅう10個 どら焼き3個 生クリーム大福4個】を...。
9月第3月曜日には、【敬老の日 みやびセット 黒糖みそまんじゅう10個 栗蒸しようかん1本】を...。
これまでを振り返って、それぞれに想いを馳せつつも、じっくりと味わってみるか...。
2017-01-10 |
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