薬師丸ひろ子 いだてん ババァ マリー
これは恐れ入ってしまう。
このような呼ばれ方なんて、想像すらできないだけに...。
6月30日日曜日放送の第25回、すなわち第2部初回より初登場...。
この度のNHK大河ドラマ初出演作品『いだてん』で演じるは、新聞記者となった田畑政治(阿部サダヲ)はじめや政治家らの集うバー「ローズ」名物ママ・マリー。
当たらない占い師との不評ゆえ、ババァ呼ばわりも日常茶飯事...。
それでも、政治の悶々とする中の相談相手となってしまう、不思議な関係の長続きするとの流れ、どうなることやら...。
振り返ること...。
1980(昭和55)年7月26日土曜日より公開の相米慎二監督の初主演青春映画『翔んだカップル』での、山葉圭と田代勇介(鶴見唇吾)との甘さ苦さ混じりの青春模様...。
1981(昭和56)年12月19日土曜日より公開の赤川次郎原作・田中陽造脚本・相米慎二監督・角川春樹製作の主演映画『セーラー服と機関銃』での星泉...。
初々しい高校2年生ながら黒い大人の世界への第一歩のためらいが...。
清純派アイドルから本格派女優への第一歩として、1984(昭和59)年12月15日土曜日より公開の夏樹静子原作・荒井晴彦脚本・澤井信一郎監督・角川春樹製作の主演映画『Wの悲劇』...。
本人同様20歳。 劇団海研究生・三田静香の四苦八苦ぶり...。
ブルーリボン主演女優賞受賞の快挙...。
そして、あの社会現象となった2013(平成25)年4月1日月曜日より放送、宮藤官九郎オリジナル脚本のNHK朝ドラ『あまちゃん』...。
6月12日水曜日放送の第11週・第63回の登場、6月29日土曜日放送の第13週・第78回よりの本格登場...。
演じるは、芸能界の大物芸能プロデューサー・荒巻太一(古田新太)社長の芸能事務所「ハートフル」所属を経ての大女優・鈴鹿ひろ美。
しかも、ヒロイン・天野アキ(能年玲奈)のかねてからの憧れと知るや、付き人としての軽妙なやりとり...。
あの『Wの悲劇』のパロディみたいな面白さ...。
女優のみならず、歌唱力も心地良き余韻が...。
あの角川映画全盛期における「角川三人娘」の一人として、1981(昭和56)11月21土曜日より発売、高校2年生の17歳当時の主演映画『セーラー服と機関銃』の同名主題歌の清涼感あふれる心地良い歌声から、女優活動と重なるかのごとき、シングルとアルバムすべて素晴らしい1990(平成2)年発売の『薬師丸ひろ子 ピュア・スウィート CD6枚組』...。
これらすべて集約かつ良き蓄積となったかのごとく...。
ドラマ本編の進行と並行して、じっくり浸ることになりそう...。
1964(昭和39)年6月9日生まれ、東京都港区北青山出身。
1978(昭和53)年10月7日土曜日より公開の森村誠一原作・高田宏治脚本・佐藤純彌監督・角川春樹製作の映画『野性の証明』での儚げな少女・長井頼子役での鮮烈デビューから...。
1979(昭和54)年、中学3年生にて高校受験に伴い女優業休止...。
反面、夏の角川文庫「時間がないんだ青春は」キャンペーンのポスターやチラシの仕事。 雑誌『バラエティ』のグラビア掲載の度に読者の反響大...。
以後は角川映画の大ヒットに伴い、原田知世・渡辺典子とともに「角川三人娘」と呼ばれるまでに...。
そして、『Wの悲劇』での本格派女優の仲間入り...。
さらに、宮藤官九郎監督・脚本作品との出逢い...。
過去・現在・未来の薬師丸ひろ子の素顔と役どころすべて...。
ますます目が離せない。
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