八重の桜 中村蒼
NHK大河ドラマ初出演か。
時代はいよいよ明治時代に入って、京都を舞台にした物語の展開されることになるNHK大河ドラマ『八重の桜』では、9月15日日曜日放送の第37回より、中村蒼が...。
演じるは、1876(明治9)年に廃校した熊本洋学校出身者による"熊本バンド"の一員として同志社英学校に転入してきた徳富猪一郎のちの蘇峰。
九州男児特有の武骨さと一本気さに我の強さゆえなのか、夫・襄(オダギリジョー)への呼び捨てと奇抜な洋装による出で立ちの八重(綾瀬はるか)が気に入らず、"鵺(ぬえ)"と蔑む役どころ。
しかし、八重から何かと世話を焼かれることで心を開き、新聞記者として活動する夢を打ち明けるまでに成長。
折しも、板垣退助(加藤雅也)による自由民権運動を発端に、社会に人民政治の機運の高まるに伴って、夢の実現への思いを強くして、同志社を退学して、東京で新聞記者に。
一番気になるには、年末までの残り10数回をいかにして描くかということかな。
のちに徳富蘇峰は、1890(明治23)年2月、「国民新聞社」を設立して『國民新聞』を創刊し、明治・大正・昭和それぞれの時代のオピニオンリーダーとして活躍することに。
しかし、1894(明治27)年の日清戦争の従軍記者としての同行、1895(明治28)年4月のロシア・ドイツ・フランスによる"三国干渉"の衝撃、1896(明治29)年からの世界旅行の過程での"日英同盟"締結への推進による"変節(?)"を契機に、政府寄りの記事の発行を継続してしまったことが禍し、あの太平洋戦争での敗戦へ。
敗戦後、その道義的責任を負って引退。
以後は回顧録を執筆して、1957(昭和32)年11月2日、熱海の晩晴草堂にて死亡。
享年94歳。
後の徳富蘇峰の生涯を形成することとなる伏線らしきものが描かれるのだろうかということ、
その過程においての八重との関わり合いの変化はいかにして描かれるのだろうかということ、
気になるなあ。
誰だって戦争は嫌いなもの。
戦争による悲劇を繰り返さないために一番必要なものは、一体何か?
そのメッセージの込められた結末へと導いてゆくんだろうなあ。
中村蒼。
1991(平成3)年3月4日、福岡県福岡市生まれ。
となると、この度の徳富蘇峰としての起用は、九州生まれゆえ?
幼少の頃に、周囲から自身に可愛いと言われることを喜ぶ父親から、多くの他の人たちからの評価欲しさに薦められ、2005(平成17)年11月、第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募。
最終選考会においてグランプリを受賞、芸能界入り。
この時中学3年生で14歳。
読者人気投票で第10位、中学生のグランプリ受賞はコンテスト史上初。
俳優デビューは2006(平成18)年10月、舞台『田園に死す』の主演・寺山少年。
そして時は流れて、
2011(平成23)年8月6日土曜日より公開の主演映画『行け! 男子高校演劇部』で演じた、廃部寸前の演劇部部長・小笠原元気。
なかなか面白かった。
ただ、失礼ながら、それでもまだまだ初々しいかな。
いずれにせよ、NHK大河ドラマ『八重の桜』で初めて演じる歴史上の人物、どのように魅せてくれるのかなあ。
2013-08-06 |
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