八重の桜 あらすじ ネタバレ 第37回
9月15日日曜日放送。
八重(綾瀬はるか)と襄(オダギリジョー)との新婚生活が始まった。
かねてから会津の女性として男性より二、三歩後ろにいることの教えで育った八重には、男女は同等であることを謳う襄の姿勢に戸惑うばかり。
しかし、どうしても釈然としない思いがあるならば、直接口に出してほしいと願う襄の優しさに、八重は身も心も寄せるようになってゆく。
時は1876(明治9)年、デイヴィス宛の手紙によれば、熊本洋学校が閉鎖されたとのこと。
キリスト教と国家の関係を意識した宗教国家樹立宣言とされる「奉教趣意書」への誓約が、神風蓮の士族の怒りを買い、開明的な熊本県知事・細川護久が、責任を負わされる形で失脚したらしく。
そして9月、かの誓約を交わした熊本洋学校の学生により結成された"熊本バンド"が、同志社英学校に転入してくる。
ただ、九州男児特有の武骨で一本気な姿勢ゆえなのか、一般教養の大部分を占める授業内容に納得せずに抗議したり、学生の規律の乱れを正すよう一体となって強く意見したりと、なかなかの手強さで。
その"熊本バンド"には、宮川経輝、小崎弘道、吉田作弥、海老名弾正、横井時雄(黄川田将也)、金森通倫(柄本時生)などが属していて。
特に、徳富猪一郎(中村蒼)のちの徳富蘇峰、なかなか我が強く、夫・襄へ呼び捨てや洋装の出で立ちの八重が目障りらしくて、八重を"鵺(ぬえ)"と蔑んでいて。
どのように心を開くかが気になるところ。
話は前後して、1876(明治9)年3月28日、廃刀令が施行。
政府や警察の関係者以外に帯刀を認めないゆえ、武士の魂を奪われたと憤る不平士族の反乱が相次ぐこととなって。
会津藩出身者も例外でなく、竹村俊秀は会津の日新館以来の盟友の山川浩(玉山鉄二)に決起を促すが、浩と弟・健次郎(勝地涼)は気持ちを理解しつつも、自重を求めるのみ。
失望した俊秀は浩と決別して、仲間を集めて政府関係者を襲撃、そして逮捕された。
警察官となった佐川官兵衛(中村獅童)と藤田五郎(降谷建志)は、浩に俊秀との無関係を貫くことを進言。
そして火の手は、遠く九州の鹿児島へ。
あの西郷隆盛(吉川晃司)率いる私学校の学生の不穏な動きが、先鋭化しつつあった。
その知らせは、同志社英学校で八重と対峙する猪一郎の手にする新聞にも、すでに掲載されていて...。
どれだけ時代が変わろうが、それぞれの人たちにも「ならぬことはならぬ」という強い気持ちがあって。
それが破られてしまえば、戦。
誰もがそのような気持ちだったんだろうなあ。
2013-08-11 |
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