瀧本美織 ドラマ 妻は、くノ一
もう一度、観直してみようかな。
DVDあるいはBlu-rayで...。
期待以上に楽しめたという知人からの評価のメイキングやインタビューなどの特典映像とともに...。
ふと思い立ったきっかけは、5月23日金曜日よりNHK・BSプレミアムのBS時代劇『妻は、くノ一 ~最終章~』の放送が決定したから...。
昨年2013(平成25)年の同じ時期の前作の放送でファンが夢中になった、瀧本美織演じる"オリエッティ"こと織江が帰ってくる。
平戸藩取り潰しを企む幕府の密偵すなわち"くノ一"として、花嫁を装い、平戸藩士・雙星彦馬(市川染五郎)の下に嫁いだ織江、美しかった。
振り返ってみれば、
務めとはいえわずかひと月の夢のような新婚生活、理由も告げずに姿を消した織江を追いかける彦馬、武士ながら剣術の心得のない弱い夫・彦馬の純粋さに惹かれた織江、妻としてくノ一として夫を命がけで守り支える織江の切なさはかなさ...。
妻を求めてやまない夫、密偵という立場から決して夫と会うことは許されない妻、それぞれのすれ違い...。
純粋な夫婦愛と、たったひと月の美しい思い出のためだけに...。
"七夕伝説"を思い起こさせる物語の展開と相まって、涙が出そうだった。
幸せになってほしい、という願いを馳せながら...。
凡庸ながら素朴な人柄と時折光る才覚の垣間見える彦馬を演じる市川染五郎、泣かせてくれるのはもちろん...。
何と言っても瀧本美織演じる妻とくノ一の織江、まさに圧巻。
仮の姿である日常の表情から鍛え上げられた殺人プロフェッショナルに切り替わる瞬間の凄み、彦馬に会いたくても会えない悲しみに悶える素顔。
見事な演じ分け、素晴らしかった。
そして、これまでのキャリアの最高の仕事として殺陣師からの評価も高い、迅速かつ躍動感ある殺陣も素晴らしかった。
加えて、デビュー当時からはもちろん、あの昨年7月下旬公開のスタジオジブリ制作のアニメ映画『風立ちぬ』の里見菜穂子を演じたことで、透明感あふれる美しい声に、さらなる磨きがかかったかのよう。
女優としての将来が楽しみ。
肝心の『最終章』では、どのような結末に導くこととなるんだろうか...。
時折目を通す原作の流れから、独自の世界観の広がりを予感させる結末になったりして?
2014-02-26 |
共通テーマ:日記・雑感 |
nice!(0) |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
編集
コメント 0