岡田准一 映画 おすすめ 蜩ノ記
岡田准一の時代劇の代表作としての"おすすめ"となれば、やはりこの時放送のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』ということになるだろうけど、映画時代劇の代表作としての"おすすめ"が初めて加わることになりそうな予感が...。
それは、10月4日土曜日公開の小泉堯史監督の映画『蜩ノ記』。
すでに、8月12日火曜日に東京都内で完成報告会見が行われたとのこと。
原作は、2011(平成23)年度下半期第146回直木賞受賞作である葉室麟の時代小説で、テーマは「生きる時間を区切られてしまったときに、残された人生をどう生きるか」。
人が人生のうちに出会う、師弟愛や夫婦愛、家族愛などさまざまな愛の形の描かれる物語...。
豊後羽根藩の檀野庄三郎(岡田准一)は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷(役所広司)の元へ遣わされることから始まって...。
秋谷は7年前、前藩主の側室との密通の廉により、家譜編纂と10年後の切腹の沙汰が下されて...。
編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎だが、秋谷の清廉さゆえの気高さに触れてゆく過程で、無実を信じるようになってゆく。
そして、運命の3年後...。
岡田准一と役所広司は、この作品で初共演。
役所広司としては、岡田准一を今の若者にはない硬質さゆえ、毎日"侍"として見ていたとのこと。
また、居合の型の短期間の習得から、これまで真剣に武道にも取り組んできた賜物ゆえの身体能力の高さを絶賛。
岡田准一は、役所広司を"憧れの存在"としているとのこと。
現場で同じ空気を吸い合間には普通に日なたぼっこをするなどして、一人の自然体の人間としての素敵さから、再度の共演を希望したという。
この二人の将来の共演作品が、どのくらい増えることとなるのか、本当に楽しみなところ。
なお、岡田准一は、2012(平成24)年冬から居合の道場に弟子入り、すなわちNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』クランクイン約8ヶ月前から、備えに入っていたとのこと。
これは凄いや。
ほかの出演者としては、秋谷の娘・薫役に堀北真希、秋谷の妻・織江役に原田美枝子...。
小泉堯史監督といえば、あの亡き巨匠・黒澤明監督に師事し、その遺作シナリオを引き継いだ初監督作品、すなわち2000(平成12)年1月下旬より公開の映画『雨あがる』でヴェネツィア国際映画祭・緑の獅子賞など多くの賞を受賞したのことが、つい思い起こされて...。
もし、同じ賞としての受賞となれば、日本人の美徳をより浸透させる素晴らしき作品として、後世に末永く記憶に留まりそうな予感が...。
『雨あがる』に匹敵または超越する作品になることを祈って...。
2014-08-12 |
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