花燃ゆ キャスト 佐藤隆太
2015(平成27)年1月4日日曜日より放送開始となるNHK大河ドラマ『花燃ゆ』のあらゆる登場人物の気になる今日この頃のこと...。
いわゆる"イケメン大河"と謳っているだけあってか、松下村塾を主宰する吉田松陰(伊勢谷友介)のみならず、門下生の顔ぶれも気になるところ。
その門下生の中で一番気になるのは、"村塾の双璧"として讃えらることとなった、自由な発想と誇り高さある高杉晋作(高良健吾)と、努力型の一番の秀才である久坂玄瑞(東出昌大)。
その次に気になる門下生は、一番の豪傑として知られる前原一誠。
演じるは、あの2008(平成20)年4月より放送のTBS学園ドラマ『ROOKIES』の熱血教師・川藤幸一がハマリ役だった、佐藤隆太。
1834(天保5)年、長門国土原村(現・山口県萩市)にて、長州藩士・佐世彦七(大組47石)の長男として生まれ、やがて前原氏を相続。
なお、前原家の遠祖は、戦国武将・米原綱寛(尼子十勇士の一人)とのこと。
その背負う名の大きさゆえの"一番の豪傑"ということか...。
1839(天保10)年に郡吏となった父とともに厚狭郡船木村に移住してしばらく後に萩にて修学。
しかし、1851(嘉永4)年に再び船木にて陶器製造など農漁業に従事する日々へ。
久坂玄瑞や高杉晋作らとともに、松下村塾に入門したのは、1857(安政4)年。
世に言う"安政の大獄"で松陰が捕縛、1859(安政6)年10月27日の処刑後間もなく、長崎で洋学を修め、やがては藩の西洋学問所・博習堂に学んだとのこと。
1862(文久2)年に脱藩してからは、久坂玄瑞らとともに直目付・長井雅楽の暗殺を計画。
1863(文久3)年に右筆役と七卿方御用掛に上り詰めた後に、高杉晋作らと下関に挙兵して藩権力を奪取、用所役右筆や干城隊頭取として倒幕活動に尽力することに。
1866(慶応2)年6月からの第二次長州征伐では、小倉口の参謀心得として参戦。
やがて倒幕後の1868(明治元)年の戊辰戦争では、北越戦争に出兵し、参謀として長岡城攻略戦など会津戦線で活躍。
中でも、会津戦争では最後の最後まで旧幕府方に忠義を尽くした会津藩には、一目置くほどだったとか。
そして、明治維新から数年後の1870(明治3)年、戦功を賞されて賞典禄600石を賜ったとのこと。
以後は、越後府判事や参議の勤めることに。
特に、長州藩の兵学者として勝利に導き事実上の日本陸軍の創始者である大村益次郎の1869(明治2)年11月5日の死後は、兵部大輔を引き継ぐ形で兼任。
しかし、亡き大村の方針である"国民皆兵"路線すなわち徴兵令に反対して、木戸孝允と対立してしまい、やがて徴兵制を支持する山縣有朋に追われるように下野し、萩へ帰郷。
特に1876(明治9)年3月8日の廃刀令発布への憤りから、新政府の方針に不満を持つ不平士族による反乱の相次ぐ中、奥平謙輔とともに不平士族を集めて、10月28日の萩の乱へ...。
しかし、即座に鎮圧されて捕縛。
1876(明治9)年12月3日、萩にて処刑。
享年43歳。
佐藤隆太のNHK大河ドラマ出演は、2007(平成19)年放送の『風林火山』以来、二度目の出演。
あの『風林火山』は、いわゆる"ホームドラマ大河"と揶揄されること久しい中での、珍しい"骨太大河"と謳うにふさわしい作品だった。
この時の佐藤隆太が演じたのは、葛笠村の百姓から身を起こした平蔵。
同じ村の幼馴染のミツ(貫地谷しほり)に惚れていたものの、村に流れ着いた主人公・山本勘助(内野聖陽)に恋心を奪われたことで敵愾心を抱くようになって。
しかしそれも束の間、やがては勘助を認め、ミツの幸せを見守るようになった矢先に、ミツは偶然鷹狩りに来ていた武田信虎(仲代達矢)の気まぐれで惨殺。
以後、武田家に恨みを抱き、甲斐を出奔。
出奔後は真田幸隆(佐々木蔵之介)に仕えたが、海ノ口城での敗戦で行き倒れに。
幸いにも、矢崎十吾郎(岡森諦)とミツ(水川あさみ)親娘に助けられたことで、矢崎家の家来として修練や戦の経験を積むこととなって、村上義清演(永島敏行)にも認められるほどの弓の名手かつ義清の近習に。
間もなくヒサと結婚して十吾郎の婿養子となり、矢崎平蔵と改名。
しかし、義清は敗北。 やがて上杉家へ身を投じ、宇佐美定満(緒形拳)に接触、勘助のような軍師になりたいという旨を伝えて、上杉家に尽力へ。
もちろん最終回までの登場で、苦難の長い旅をするかのような人生、しっかりと魅せてくれたこと、忘れられないや。
初登場は、2015(平成27)年3月8日日曜日放送の第10回終盤。
この度の出演でも、方々を駆け回ることになるんだろうなあ。
特に、萩の乱。
翌年の最大規模の士族反乱で最後の内戦となる1877(明治10)年2月15日から9月24日までの西南戦争で、倒幕して維新を成した薩摩人同士が二分して争ったならば、前年の萩の乱では長州人同士が二分して争うことに...。
前原一誠を軸に、長州を故郷とするそれぞれの人たちの葛藤を、いかにして描かれることとなるのかも、気になるところ。
そして、最期をいかに魅せてくれることになるのか?
10月25日日曜日放送の第43回...。
しっかりと見届けるか...。
2014-09-23 |
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