SSブログ

犬から聞いた素敵な話 あなたと暮らせてよかった


犬から聞いた素敵な話 あなたと暮らせてよかった

この年2014(平成26)年も、いよいよ年の瀬...。

これから慌ただしくなる師走のみならず、節目節目の忙しさの合い間となれば、ついつい一息つきたくなるもので...。


その一つとなるのが、2012(平成24)年12月20日木曜日発売の『犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語』(山田花/東邦出版)。

昨年2013(平成25)年5月に購入して以来、合い間を見つけては目を通すことの繰り返し、まさに心温まるばかりで...。


ただ、お恥ずかしながら、あまりにも浸り過ぎてしまったのか、迂闊にもこの年3月発売の第2弾『あなたと暮らせてよかった 犬から聞いた素敵な話』の購入が遅くなってしまった。

先日、一通り読み終えることになって...。


肝心の内容は、

第1弾と同じく、14編の短編による構成で、人と犬それぞれの言葉にできない心理描写は、素晴らしかった。


第一章の飼い主から愛犬への目線で描かれた7編、

第二章の愛犬から飼い主への目線で描かれた7編、


登場人物に関しては、子ども、女性、男性のみならず、パピーウォーカー(盲導犬になる犬の子犬の頃をお世話する人)、セラピードッグ、譲渡犬まで採り上げられて、物語の幅に広がりが...。
 

(自身もそうだったけど)犬を飼っている人・飼った経験のある人なら「うちもいっしょ」と思える文藻の時折見られたのが、嬉しかった。


例えるならば、

「ヒメが我が家にきてから"話す、笑う、食べる"この当たり前のことが多くなった。(P18)」

「寒いときの湯たんぽがわりになってくれたコテツ。(P41)」

「部活で学校の帰りが遅くなっても、友だちと夜遅く遊ぶようになっても、いつまでも待っていてくれたのはドリーだった。(P56)」

「やっぱり犬にも家の不穏な空気って、わかるもんなんだね。(P123)」

といった記述...。


そして、犬とのアイコンタクトの描写など...。



一方で、どれだけ時代が流れても、好む好まざる関係なしに、人間は言葉を口にしない犬に癒しを求めてなつき、嬉しい犬は人間に寄り添う。

という実感を改めて得ることになったものの...。


5番目の「ジョンー初めて見えた、たくさんのこと。」には、心が重かった。

関係の冷え切った妻の家出で、残された妻の愛犬の世話を通して「もう二度と同じ失敗はしまい」と決意するまでの夫の揺れる心...。

「失って初めて気づく大切さ」、妻が家を出る前に気付けなかったんだろうかと思うと、やるせないや。

結果として、犬を鏡として自分や家族を見つめ直す、ということになるんだろうなあ。



これからも、合い間のできたら、目を通してみたくなった。


時系列で、第1弾・第2弾としての発売であっても、順番関係なしに気軽に目を通せるのが、一番嬉しいや。

2014-11-20 | 共通テーマ:日記・雑感 | nice!(0) | コメント(0) | トラックバック(0) | 編集

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

インフォメーション1

  • 横幅468pxまでの画像バナーが貼りつけ可能
kaetenx

インフォメーション2

  • テスト1
  • テスト2
  • テスト3

インフォメーション3

  1. テスト1
  2. テスト2
  3. テスト3
Copyright © シャチとクマとタカと All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。