西郷どん あらすじ ネタバレ 第21回
「別れの唄」
6月3日日曜日に放送。
かの1860(安政7・万延元)年3月3日の"桜田門外の変"、大老・井伊直弼(佐野史郎)の首級揚げた、有村俊斎(高橋光臣)三弟・次左衛門は、即刻供回りに深く斬られ、逃亡の果てに自害...。
薩摩に凱旋ほどなく次弟・雄助は、幕府の探索が迫るや、3月24日、藩命により切腹。
介錯の兄・俊斎はじめ、有馬新七(増田修一朗)たち精忠組の志士は今や爆発寸前に...。
1861(文久元)年1月2日、吉之助(鈴木亮平)と愛加那(二階堂ふみ)の間に男子誕生。
反面、龍佐民(柄本明)は、いつかの薩摩帰還と正室迎え入れの吉之助を考慮。 菊太郎との命名望む愛加那を諭すも、逆に猛反発されて....。
それでも佐民からは、吉之助の薩摩帰還の定め、菊太郎の名での将来の薩摩行きによる西郷本家との軋轢の危惧、それぞれの諭しが、愛加那を納得へ...。
前後して、薩摩の正助(瑛太)は、国父・島津久光(青木崇高)から"一蔵"との賜名、小納戸役抜擢、久光直々抜擢の4人の側近の1人として異例の出世へ...。
ある日、吉祥院集結の若き精忠組志士たちの元へ出向き、近況報告。 桜田門外の変以降、幕府の権威失墜見極めゆえ、慎重だった久光決起、吉之助召喚の下知の報告。
大山格之助(北村有起哉)、村田新八(堀井新太)、婿入りして海江田武次と改名の有村俊斎ほかの仲間たちは大歓声。
ただ、有馬新七(増田修一朗)のみ不在。 一蔵は漫然と不安に...。
数日後の奄美大島にて、吉之助はタケ(山下心煌)や子どもたちに手を引かれるまま、浜へ...。
そこで目にしたのは、人だかりと巨大な鉄輪...。
唖然ほどなく、吉之助は人だかりの奥から一蔵の呼び声に驚き。 互いに喜び駆けつけ、3年ぶりの再会を喜び合う。
巨大な鉄輪を皆で大八車に乗せ、家へ戻る楽しいひとときも束の間、帰着早々より愛加那が一蔵に肉迫、吉之助に帰還の意思なしと強硬に主張。
一蔵は一旦受け止め、吉之助に薩摩の宝としての帰還を切々と主張。
しかし、吉之助の島への定住の強い意志は変わらず。
一蔵は必ず戻ってきてほしいとの念押しの上、薩摩へ帰還。
不安高まる愛加那が、島への定住変わらずと微笑む吉之助に、隠し事を謝罪。 薩摩帰還前の一蔵から吉之助宛ての行李を預かっていたことを...。
吉之助は中から取り出し。 亡き斉彬(渡辺謙)から拝領の短刀、擦り切れた「Cangoxina」の紙片が...。
吉之助の脳裏に、かつての斉彬との想い出が再現...。
愛加那が菊次郎と命名の子を背負い浜で佇む中、ユタ(秋山菜津子)が寄り添い。 愛加那は、離れたくない、一人になるのは嫌、本音を強硬に主張。
しかし、ユタは切々なる諭し。 再度身重の愛加那に、一人ではなく三人であること、近いうち誕生の子のためにも強くなってほしいこと、吉之助を苦しめてはいけないことを...。
変わらず優しい吉之助から、愛加那の島唄を聞きたい、と。
愛加那は、歌い始めて涙声、薩摩の西郷吉之助である以上、薩摩へ帰ってほしいと絶叫。 家を飛び出してしまった。
追いかけようとする吉之助を、義兄・富堅(高橋努)が制止。 妹をつらくさせないでくれ、と。
翌朝、佐民は愛加那に新たな子が宿されていること、薩摩の仲間たちの気がかりな吉之助を理解の姿勢を、それぞれ告白。
吉之助は浜辺に一人佇む愛加那の傍に。 何年要するか未定でも、この島を良くするために、日本も良くする、必ず戻るから待っていてくれと告白。
しかし、愛加那は吉之助の重荷になりたくない本心を隠し、菊次郎と生まれる子と3人で生き抜く決意。 家と畑がほしい、と。
1862(文久2)年1月14日、吉之助は世話になった島の人たちへの挨拶、愛加那と菊次郎にも別れの挨拶、そのまま薩摩へ出帆...。
西郷吉之助のちの隆盛と愛加那の物語...。
2016(平成28)年6月7日火曜日より発売の『愛加那と西郷』(植松三十里/小学館)にすべて集約かつ蓄積されているのか...。
鹿児島県鹿屋市札元の「ここまる」からの【鹿児島産 大西郷・愛加那夫婦セット】を噛み締めつつ...。
本放送とともに、じっくりと見届けるまで...。
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